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俺の人生は雨のち雨!?  作者: へたれ度100%
第1章 俺の人生が180度回転!?
5/12

悲しみと決意

ここはどこなのか?


・・・それはこっちがききたいぐらいだ。



「きみが西野 騎士くんだね。」


3人組によればここが本部らしい。


なぜ「らしい」なのか?

それは行く途中にいきなり後ろから殴られて、のびてたところをここへ運ばれてきたらしい。

なんでも神速いわく、正確な場所は教えられない・・・だとか。



「あの・・・どちら様ですか?」


若干失礼だが・・・

実際目の前にいる人と話した覚えはない。



「ここ、「旋律の剣」関東司令本部、通称「ウィング」の最高責任者の「竜胆りんどう」だ。」

「か・関東司令本部!?」


てことは・・・

ここ以外にも「旋律の剣」にはいろんな場所に本部をもってるのか!?




「本部は日本には地域別に必ず1つずつあるわ。」


おいおい・・・

四国とか、ガチで探せば見つかる気がするのは俺だけか?



「きみには強い力があることを3人からきいたかね?」

「はい。」

「なら説明はいらんだろう。君自身はどうしたいのだね?」



3人と違い俺に正確な意見をきいてくる。

それはそれでやりにくいのだが・・・




「もしあなた方の組織がホントにあるのだとすれば、俺の家族や家はもうないのでどうするべきか迷ってます。」

「そうかねそうかね。ふむ・・・まぁ、最初はそうじゃろう。おい、五十嵐、ここをある程度案内してやってくれ。」



五十嵐?

誰じゃそりゃぁ・・・

3人の誰かにいったようだが・・・

「フェニックス」と「神速」と・・・多分「レン」。



「わかりました。」



おそらく「レン」と呼ばれる女性がうなずいた。

「五十嵐」というのが本名なのだろうか?




「ついてきて。」


そういうと、俺はいわれるがままについていく。



「とりあえずあなたがどうしたいかは別として・・・」



おい、「別」にするなよ・・・

ここは日本だ。

「基本的人権の尊重」というものがある!

俺の意見をさっきの・・・竜胆さんとやらかのようにきいてくれ・・・

まぁ、まだ決まってないけどな。



「あなたの力はこちらとしては非常に興味がある。仮に敵についたときも想定して・・・」



「敵」というのはゲルレレのことだろうか・・・

まぁ、彼らの話が本当なら・・・(というか本当だと信じないといけない状況になりつつある

俺の家族を殺した連中の味方になんてなるものか。

・・・そんな状況で心が折れそうになる。



あぁ・・・もういっそ、世界中の人々とともに何もかも消えてなくなりたい。

2012年、マヤ文明万歳!!(←ヤケくそ




「こちらで検査を受けてもらう。」

「検査?」

「まぁ、簡単なものだ。」



簡単なら・・・

いいが・・・

この女がいうと、どうも怪しい。



「手順は、まず頭をメスで開いて・・・」

「ちょっ!ダメダメダメダメ!!」


それは明らかに死ぬ!!

これが軽いのか!?


お前と一緒にするな、野蛮人!

こっちはお前と違って傷の治りは早くないんだ。



「冗談だ。笑え。」

「笑えるか!!そんな冗談!」



この非日常も十分笑えないが・・・

今のは、それと同レベルだぞ!




「まさか本気にとるとは思わなかったが・・・冗談の通じないやつだ。」



それが冗談なら、この非日常も冗談であってほしいものだ。




「まぁ、軽く人間ドックに入ってもらうだけです。」

「ならいいんだがな。」

「フフフッ、もちろん「旋律の剣」製だから・・・少し痛いかもしれんが・・・我慢しろ。」


・・・もうだまされないぞ!

うん、だまされるものか。



「冗談だ。笑え。」


またですか・・・



「アハハ・・・(←棒読み」

「とりあえず保健室にいこうぜ。」


学校か!!

ここは組織の本部じゃないのか?

保健室はおかしくないか?



しかし長くて細い廊下である。

でもってきれいである。

最近作ったのだろうか?


保健室とやらにいく途中にきいてみることにする。



「なぁ、この施設、最近できたのか?」

「う~ん・・・私がここに派遣されたのが、あなたの引き抜きのためにきたからね。」


そうなのか?

それはご苦労様なこった・・・



「俺もそうだぜ。」

「私もですね。」



なんか俺が介入しないと悪い気がしてきた。

みんなそうだったなんて・・・


待てよ。

そういえばなぜ皆、一緒にきたっていわない?

もしかして、俺が「リクルート」の力に目覚めるまでこのチームは存在してなかった?



「な・なぁ・・・俺がここにくるまでこのチームはなかったのか?」

「えぇ。皆、各自別々の地域で担当してたわ。私は日本海の警備役。不死鳥は「キャリバー」ってチームの1人でオーストラリア警備隊に所属。島風は「フレイバー」というチームで中東戦争に介入。」


・・・誰だよ、不死鳥って?

まぁ・・・英語にすると「フェニックス」だからわからないことはないさ。

アイ アム ジーニアス!

ちなみに「ジーニアス」というのは「優秀」という意味だ。


だが・・・

島風ってのは誰だかわからねぇぞ、マジで。

ここにいるのはあいにく俺と3人だけだから、おおよその察しはつくがな。




「「フレイバー」は戦闘の一流チームよ。」

「へぇ・・・」

「もっと驚きやがれ!この俺の素晴らしい過去をきいて、なんでそんなフツーな反応なんだ!?」



だってこれ以外反応のしようがないじゃないか。

「お~、すご~い」とでも棒読みすればよいのだろうか・・・



「てか・・・不死鳥と島風ってのは2人の本名?」

「あ、自己紹介がまだでしたね。」


フェニックスは微笑みながら言う。



「私は「不死鳥ふしどり つばさ」といいます。まぁ、「不死鳥」とかくので、皆「ふしちょう」って読むんですよ・・・そこが自分の名前の悩みですかね・・・」


たしかに読むな。

それに「フェニックス」って呼ばれてるし。




「俺は「島風しまかぜ 速人はやと」。まぁ・・・よろしくな。」


なんというか・・・

いかにも「速い」って名前である。




「「五十嵐いがらし れん」。」


・・・名前だけかよ・・・



「じゃぁ俺も・・・」

「すでにお前のことは把握してる。」

「えぇ。名前は西野 騎士くん。」


一応問おう。

この国には「個人情報保護法」というものがなかったか?

もしあるのなら・・・

なぜ俺の情報がもれているんだ!!



「なかなかイカした名前してるじゃねぇかよ・・・まぁ、上はフツーだが・・・」


今、全「西野」家を敵にまわす言葉をいったよな?

俺の親戚全員でこいつをフルボッコにしてやろうか・・・




「ちなみに私の作戦中のコードネームは「フェニックス。」」

「俺は「神速」。」

「私は「レン」。」


唯一コードネームとしてまともにあげられるのは「神速」だけなんじゃないか?

「フェニックス」は名字を英語にしただけだし・・・

「レン」なんて単に下の名前をいっているだけじゃねぇか・・・


再び問おう。

この状況でこれを「コードネーム」とよべるのか?



「まぁ、単純ですけどね。」

「てか、コードネームなんて必要ないだろ・・・」

「いや、コードネームがないと盛り上がらないし、やる気もおこらないでしょ!」


どういう理屈だよ・・・それ。



そんな話をしながら歩いていると、ドアが目の前にある。



「ちょっと・・・こっちよ。」

「このドアは。」

「別に。」


その「別に」という言葉は俺にとっては非常に興味深い言葉であり、冒険心を揺さぶるのだった。



「このボタンは・・・」

「あ、それ、指紋が照合しないとレーザーがとんでくるぞ。」


もう誰がお前の冗談なんか信じるか。


ピッと押してみる。



「指紋照合失敗。アクセスできません。」



まぁ・・・そりゃそうだな・・・

すると、なんだかよくわからない形のいびつな水鉄砲のようなものがでてきた。



「これを敵と判断。迎撃行動に移る。」



・・・は?


なんて言う前に、青い光線が!


「うわっ!!」


どうにかかわした・・・

俺の反射神経をなめるなよ!



よくみると、服の一部がこげていた。



「だからいったのに・・・」

「じょ・冗談じゃないならそう言え!!」


おかげで死ぬかと思ったぜ・・・マジで。


それから少し歩いて、またもやドアが目の前に。

・・・まぁ、先ほどのトラウマというやつで、警戒する。



「ここだ。よし、お前からいけ。」

「俺を殺す気か!?」


この女・・・

地味に鬼だ・・・



「冗談だ。」


先ほどのがなければ俺は今、フツーに進んでフツーにバーベキューになっていただろう・・・

お~・・・恐ろしい。



「よし、いくぞ。」


そういうとフツーにドアを押した。


・・・って・・・

指紋照合式じゃねぇのかよ!?


てっきりビビッちまったじゃないか!



「ふっ・・・ビビッてやんの。」


島風が鼻で笑う。


・・・完璧にはめられた・・・



「おぅ、きたねぇ。」


保健室とやらのなかには白衣の人たちが数人いる。



「ここが保健室?」

「ほ・保健室!?」


目の前にいる白衣をきた身長175cm程度の男が目を丸くする。




「すみません。こいつ、馬鹿なんで。つい学校と同じように見ているんです。」

「ま・まぁ・・・きたばかりだし、仕方ないよね。」



・・・なんだ、その地味に痛い視線は・・・




「騎士くん、ここは「精密診断室」っていうんだよ。覚えておきたまえ。」

「さっき精密診断室といったばかりだろうが・・・」

「ホントだぜ・・・物覚えの悪いやつだ・・・」

「まぁ・・・馬鹿なんでしょう。」


・・・こ・こいつらぁ~!!

正直に言おう。

ウザッ!!



「サクッと検査を済ませましょうか。」

「ほら、呼んでるぞ。早くいけ、馬鹿。」

「だぁ~!馬鹿馬鹿いうな!!」


といいつつ、渋々ついていく。



「はい、ここに腰をついて・・・」



そんこんなで検査を行い・・・

いつしか睡魔に襲われたせいで・・・

おきたときには検査は終わっていた。




「お前の向いている武器は「銃」らしいぞ。」



「銃」!?

んな馬鹿な!!


俺はゲーセンでもっとも嫌いなゲームをあげよ!

といわれば、迷わず「ガンシューティング」と答えるレベルだぞ。


ちなみになぜかというと・・・

いきなり敵がでてきて、ダメージをくらったり・・・

理不尽だからだ。

しかも、弾がぜんぜん敵にあたらないし・・・(←それは下手なだけ



「珍しいですよね・・・」

「あぁ。普通は「槍」とか「剣」とかなんだがな・・・・」



しかし・・・

得意武器を検査して何のためになるのだろうか・・・



「そうだ。武器も見ていくか?」

「あ・あぁ。」


とりあえずながれに身を任せよう。



皆についていき、今度は「武器庫」へいくらしい。


比較的武器庫は近く、精密診断室から徒歩1分程度でついた。



「銃は・・・ここだな。」


見てみると・・・

まぁ、あるわあるわ・・・


メタルギア等のシューティングゲームでお馴染みの銃もたくさんある。

例としていえば・・・メジャーなM-4とかAK-47とかだろうか・・・

まぁ・・・「メタギア」は「ステルス」シューティングだが・・・


というか・・・

おい、日本警察!!

こんなことでいいのか!

この国はこういうものはもってちゃダメなんじゃないのか?

俗にいう「銃刀法違反」だぞ!


まぁ・・・細かいことは気にしないことにしておこう。

ためしにM-4らしきものをもってみることにする。



「よっ・・・って、重ッ!!」


やべぇ・・・

銃身が前に向けられない。

重すぎる・・・

気づけば、両手が震えている。




「これ、重すぎじゃないか?」

「M-4カービンアサルトライフル。5,56mm口径。重量3480g。」


銃の説明なんていらんっつうの!



「それに対ゲルレレ用兵装としてるからプラス5kg。「旋律の剣」製M-4用対ゲルレレ専用鉄鋼迎撃弾30発入りマガジン1kg。」


おい!

マガジンで1kgってどういうことだ!!

もっと軽く作りやがれ!




「鉄鋼迎撃弾はすげぇぜ?基本、雑魚のゲルレレの体は貫通する。」


島風はうなずきながらに言う。

だが・・・

本来の重さ約3kg+特殊コーティング5kg+マガジン1kg=全体9kg

ってことになるじゃないか!


というか、特殊コーティングで本来の重さより重いってどういうことだよ、おい!



とりあえずこんな重いのは持てるわけがない。

戻そう。




「ふむ・・・なら「S&W M29」ならどうです?」


回転式拳銃リボルバーか・・・



「重量1396kg。対ゲルレレ用兵装500g。弾数6発で200g。」


合計で約2kgか・・・

先ほどの9kgに比べたらありがたい軽さである。


しかし、先ほどとはうってかわって、特殊コーティングが軽い。



「なんでこんなに特殊コーティングが軽いんだ?」

「それは拳銃だからですよ。どうしてもアサルトライフルは大きさ上重くなってしまうんです。」



なるほど・・・

大きさの問題か。




「「S&W M29」は軽量ながらすさまじい威力を誇る回転式銃だ。それだけ発射の衝撃は大きい。それに弾数はたったの6発。扱いづらい銃だ。・・・だが、うまく使えばかなりの武器となる。」


五十嵐は真顔で言う。

その銃知識はどこで仕込んでもらったんだが・・・

正直俺より詳しいじゃないか。



「さて・・・次へといきますか!」


島風が言う。

今度はどこにいくというんだ?


とりあえず銃を戻して、彼らについていく。


細い廊下を何度も曲がる。

なんでこんなにわかりにくい構造をしてるんだか・・・



今度は小さなドアがたくさんあるところへやってきた。



「ここは私たち、「旋律の剣」の各部屋だ。ここは1人1人別々にあるわけだが・・・お前の部屋は354番だ。」



おいおい・・・「354番」って・・・

そんなにここには人がいるのか?

あ・・・でも、そうだよな・・・

なにしろ「関東司令本部」だからな。



ん?

俺は今、重大なことに気づいた。

フツーに流れでこうきていたが・・・

俺はここにとどまることになってるのか!?



「なぁ、俺はここにとどまることになってるのか?」

「当たり前だ。お前の家はすでにゲルレレの支配下。まぁ、お前1人でどこかで暮らすというのなら話は別だがな。」

「それに外に1人で歩いていると、またゲルレレに襲われる可能性も否定できなくはありません。」


まぁ・・・

その通りだな。

ここにとどまるのが一番良いかもしれない。



とりあえず部屋に入ってみることにする。



「!!」


そこは素晴らしかった。

どこかの高級ホテルの部屋か?


広々とした部屋。

そこにはありとあらゆるものがあった。

台所、リビング、風呂・・・

トイレまで完璧である。

しかも冷蔵庫・電子レンジ・・・

テレビまであるときた。



「お前ら・・・普段、こんないい部屋に住んでるのか?」

「まぁ、いつ死ぬかわからないしな。兵士の休息は大事ということで、こうなったらしい。」


にしたってすごい・・・



「こちら放送本部。西野騎士くん、基地司令官がお呼びです。」



部屋に惚れ惚れとしていると、放送がかかった。



「基地司令・・・?」

「さっきの竜胆だよ。」


島風は「忘れたのか?」という目で見てくる。



「あ~、忘れてたよ。どうせ馬鹿だからな。」

「そういう考えはよくないですよ?物事はプラスに考えないと。」



うるせぇ・・・

お前らみたいに心が強いわけじゃない。

今でも折れそうなんだからよ・・・



「とりあえずいくか。」


うれしいことに、この部屋から基地司令官業務室までは一本道だった。



トントンとノックをして入る。


入っていると、先ほどの竜胆という人がいる。



「どうだね?この基地内は。」

「広いですね・・・」

「ハハッ、そうだろうそうだろう!最初は皆迷うからな。」



それ・・・笑い事じゃねぇぞ・・・

慣れてる身はいいとしても・・・

こっちとしては非常に大変である。




「ところで・・・これはきみの家族のものかね。」


すると彼がだしたのは血まみれのバックだった。



「!!」


この形・・・

色・・・

見覚えがある。


そうだ・・・

母が愛用していたバックだった。



「先ほど警備隊が発見したらしい。下に西野とかいてあったからきみの家族のものかと・・・」


急いで確認してみる。

母は裁縫が得意だった。

だから、名前も裁縫で縫っていれていた。


見てみると・・・



「・・・」


その通りだった・・・

裁縫で西野と縫ってあった。



ということは・・・

これは母の血!?



「この血液は・・・検査しましたか?」


おそるおそる聞いてみる。



「血液型はO型だった。」


間違いない・・・

母のものだ。


そうか・・・

ホントに・・・

ホントに殺されちまったんだな・・・・ゲルレレに。


覚悟はしてた。

3人とあって、「冗談だろ」と思いつつ、心の底で「もしかしたら」と考えている自分がいた。

そして目の前でありえないことがたくさんおこって、「家族は殺された」と強制的に自分に思わせていた。

けど・・・それと裏腹に見えないところで「無事であってほしい」という想いも残っていた。


そんな想いが潰えた。


覚悟はしていた・・・それなのに・・・

それなのにどうしようもなく苦しい。



「くっ!」


俺は思わず走る。



「お・おい!」

「ほっておいてやれ。」

「しかし司令!」

「1人にさせてやりたまえ。」



細い廊下は走って走って走りまくる。

向かう先は先ほどの「354室」。


部屋に入ると、内側から鍵をかける。


冗談じゃない。

こんな姿・・・見せられるものか・・・


ベットに倒れこむ。


果てのない悲しみ。

絶望。


「くっ・・・」



おい、自分!

俺は男だろ!!


そう思っても・・・

どうしようもない。

涙がとまらない。


今まで楽しく暮らしてきた。

俺は平和に暮らせてればそれでよかった。


俺にとって家族は心の支えであり、言葉で言い表せないほどの大事な存在だった。

それなのに急にいなくなっちまうなんて・・・


今までいろいろと世話を親にやかせてしまったから、大学をでて、社会人になったら・・・

たくさん働いて、親に恩返しをしよう。

そこまでしっかりかんがえていた。


それなのに・・・

その親はもういない。

恩返しする予定だったのに・・・できないままに逝っちまった。


ふざけんなよ・・・

ホント・・・冗談じゃねぇよ・・・

笑えねぇよ・・・こんなの。




この広々とした部屋が悲しみで埋め尽くされる。

この部屋が狭いとさえ感じてしまう。


そんな悲しみにふれて・・・

どれだけたっただろうか・・・



そうだ・・・

ゲルレレが人を憎んでなければ・・・

少なくてもこんなことにはならなかった。



俺は・・・家族の仇をとる。

ゲルレレに復讐してやる。


悲しみは1つの決意へとかわる。

俺のなかで覚悟がきまった。


そうさ・・・

まだ何もできないけど・・・

俺にだって「リクルート」の力があるっていってた。

なら・・・戦える!!



俺は家族の仇を討つため、ゲルレレと戦うことを決意したのだった。



           

                                「悲しみと決意」  完



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