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2-5

その後も順調にステータスを伸ばし、

余裕ができたので、休日を満喫していた。


露店にあるアクセサリーを見る、


「うわっ、可愛い~」


「お嬢さんにお似合いなのがいっぱいですよ」


「うーん、悩むなあ」


そうして、どれにしようか悩んでいると、

いきなり後ろから声がかかった。


「そんなに悩むなら、店の物全て買ってしまったら

 いいのでは?」


あわてて振り返ると、攻略対象者の1人、

宰相の息子のリオ・エーベルヴァインだ、


長めの銀色の髪に、グリーンの瞳、

知性的な顔出ちで、何と言ってもファッションが素敵!


モデルかホストかと思うような、

色気が特徴の男性である。


「リオ様、いらしてたのですか!」


「リオでいい」


「しかし・・・」


「どうして、ライアンにはため口なのに、

 私には敬語なのだ?」


と、言われましても~そうゆう設定なのでぇ


いかにも高級そうな衣服を着た貴公子の登場に、

店主も驚いている風だった。


「ここからここまで全部くれ」


リオ様が店の3分の1ぐらいの範囲をさす


「ちょ!駄目です!!!」


「私がプレゼントするのだ」


「だから駄目です!受け取れません」


リオ様は心底驚いている風だった。


「女性はプレゼントされて喜ぶ物だと思ったが」


「極端すぎます、そうですね、

 これだけ甘えていいですか」


私は少し高価そうなブレスレットを手に取る。


「それ1つだけでいいのか?」


「1つだけでいいです」


頷く私に、リオ様は理解できないといった風な

顔をしている。


「普通はもっと、もっとと、ねだるものだろう」


店主もどこかほっとした顔をしながら、

ブレスレットのお会計をしてくれた。


「特別な物に、意味があったりする物ですよ」


店主の言葉に、リオ様が目を大きく見開く。


「この品は君にとって特別になるかい」


「はい」


笑顔で答える私に、リオ様は満足した顔をしていた。

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