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1-3

誕生日の次の日。


朝目覚めたら、頭がすっきりしていて、

メイドが起こしに来る前に目が覚めた。


ゲームは13歳から15歳までの3年間なので、

今が丁度ゲームの最初。


この世界では15歳が成人で、結婚できる年齢なので、

15歳で終了という設定になっている。


そして、私、セレスティ・ロシェットは

王子の結婚相手の最有力候補、

ヒロインに立ちはだかる障害なのだ。


悪役令嬢って程、ゲームに絡む訳ではなく、

単なる、”この令嬢のパロメータ―超えないと、

王子エンドは行けないですよ”と言う目安キャラ。


転生先としては、かなりいい先だと思われる。


ヒロインがどんなに頑張っても、

王子ルートに来る確率はかなり低くて、

そのままいけば王子妃。


当然パロメータ―の設定は高く、

子供の頃から王妃になる為教育を受けてきたので、

問題が起こる可能性は恐ろしく低い。


ありがちな、ヒロインをいじめたりと言った、

いわゆる”悪役”令嬢的な事をする必要もないし。


そんな事を考えていると、メイドのケーティが、

私を起こしに来た。


「おはよう、ケーティ」


「おはようございます、お嬢様」


私がすでに起きていた事に驚いた顔をしたものの、

すぐにいつもの笑顔になる。


恐らくゲームの世界である事に間違いないと思うものの、

気になるのがヒロインの存在、

一応調べておいてもらおうかな・・・


セレスティはゲームの世界では、本当のチョイ役なので、

後半でちょっと出るぐらいで、

ほとんどといっていい程出番がない。


気軽でいいな~


「お嬢様ご機嫌ですね」


髪を結っているケーティが言う。


「私って本当に恵まれていると思うの」


「そうですよ!こんなにお美しくて、賢明で、

 天はお嬢様に二物も三物も与えたのです!」


私びいきのケーティに微笑みながら、

朝食の為に食堂に向かった。

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