284話 Sweet Devil 7月号 01
マギルさんの、購読雑誌。
【Sweet Devil 7月号】
皆様の『気になる』『知りたい』を、ズバリ解決!
世間で噂のアレコレを追い掛け、何処からともなく突撃取材!
私、ミールゼン・タチバナがお届けする《Deep Direct Attack》のコーナー!
今月のDDAは、な、なんと!
話題沸騰中のドラマ、『The Pain of Dry Bones』で一躍有名になった───
レンダリア:初めまして。
レンダリアだけど、悪魔レンダリアじゃない、レンダリアです。
ミールゼン:いや、でも悪魔でしょう。
レ(以下略):私達は普通、自分の名前に『悪魔』とか付け足しませんし。
あれが付くのは、『人間が想像する悪魔』ってことですよね?
ミ(以下略):ああ、言われてみれば、そうですね。
レ:はあーーー(溜息)。
Sweet Devil、毎月読んでますけど。
まさか自分がインタビューされる日が来るなんて(苦笑)。
ミ:お時間頂いて、申し訳ありませんね。
この体験が良い思い出になれば幸いです(笑)。
───早速お訊きしますが、何時頃気付かれました?
レ:Season-1の、終盤辺りですね。
ミ:ということは、『悪魔レンダリア』が初登場して、すぐ?
レ:そうです。偶然といえば、偶然なんですけどね。
私、あんまりドラマとか映画とか見ないので。
たまたまネットで調べ物していたら、自分の名前を見付けたんですよ。
検索サイトのトップページ、《旬のキーワード》の所に。
ミ:それ、どっち側のサイトです?
レ:悪魔のほう。
だから、あんまり人間社会の情報ばかりに偏ってない筈なんですけどね。
でもそこに、並んでいたんですよ。
「レンダリア 怖い」
「レンダリア エグい」
「レンダリア 酷い」、って!
ミ:それはまた、的確なラインナップですね。
むしろ、それ以外に無い、というか(笑)。
レ:そうなんですけども(苦笑)。
え!?私が何??、何をしたっていうの!?、てパニックに(笑)。
慌ててキーワードをクリックして、出てきた最初のリンクから飛んで。
そしたら、何処かの掲示板だったんですよね。
「召喚者を食べるとかもう、トチ狂ってるだろ」
「残虐にも程がある」
「レンダリアだけは、ガチで最悪だわ」、とか書いてあって!
ミ:ドラマの感想スレッド?
レ:そうそう!
でも最初、それに気付いていなくって。
PCの前で叫びましたよ、”私、そんな事してない!!”、って(笑)。
本当に、絶叫ですよ(笑)。
掲示板の管理者に削除依頼しようとした時、ようやく分かったんです。
これ、現実の話じゃなくてドラマで、それも人間が作ったやつだって。
ミ:それで、『The Pain of Dry Bones』を視聴してみた、と。
レ:はい。とりあえず、第一話から一気に。
確かに、エグかったですね(笑)。
みんなが「レンダリア怖い、怖い」って言うのも、納得出来ました。
そして何より、ちょっと顔が私と似ているのがショックで!
ミ:いやあ、ちょっとどころか、結構似てると思いますが?
レ:んーー。自分としては、まあまあ、くらいかな。
レンダリア役の女優さんのSNSとか見てみましたけど。
ドラマの中で演じている時より、オフの写真のほうが似ているかなー。
ミ:周囲の反響は、どうでしたか?
レ:反響というか、すぐに母から連絡が来ました。
”まさかとは思うけど、変な事をしでかしてないだろうね?”、って(笑)。
久し振りの第一声が、それですよ(笑)!?
学生時代の友人達は、分かっててからかってきましたね。
”悪い事は言わない、レンダリア”
”すぐ評議会に出頭して、裁きを受けるべき”、とか(笑)。
ミ:それ本当にやってしまったら、あっちでも大騒ぎになりそうです(笑)。




