頭のフェイント
頭のフェイント。
あるアメリカの方が、ある作業をしているようで、実は他の大事な事を学んでいて、気がつけばその大事な事を勉強できているという作業と言っていた。
僕にとっては、小説を書くことはまさに“頭のフェイント”だと感じることが多い。
僕の場合は、各地離れた人たちが各自演劇の練習をし、設定日の演劇会でそれを披露するという小説を書いているが、このことを考える事が、仕事でも役に立つことがある。
仕事で活かすために、物事を考えたわけではないが、結果的に仕事に役に立っていると思う。もし、仕事のために考えていたとしたら、恐らく考えつかなかったアイデアがたくさん出てきたのも、この小説を書いているお陰だと思う。
頭のフェイントはもしかしたら、楽しい事をやっている時に発揮されることなのかもしれない。