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4、絵を描くのに必要なもの!

俺たちはとうとうフィールドの出入り口にようやくたどり着いた。


ちなみに、ツバキのブログはすぐに見つかった。スクショは素晴らしい出来で、フレンドが増えたのにもうなずけた。アングルや、夕日や、夜、ライトの中など始まりの街での美少女の鬼っ娘の画像がたんまりと出てきた。さすがは絵描きだと思った。


が、これを見ているやつにいいたい。コイツレベルまだ1だぞ!





頭を抱えたくなるレベル上げの大変さを考えていると、ツバキが唐突に呼びかけた。


「ねえ、バル絵描きってどうやって描いていると思う?」

「意味がわからないんだけど?」

「あのね絵を描いて行く人はキチンと調べものをするものなの」

「どうしてだ?自分の頭のなかで作り出して描くんじゃないのか?」

「そうね。たいていはそう」

「なら…」

「でも絵に人生を投げ出してでも続けたいと願える人はその限りではないわ?」

「…つまり?」

「私、アルドラ山の風景と火龍のドラゴンとツバキちゃんを描こうと思うのだけど、どんな見た目かは私では知らないじゃない?」

「は?」

「なあに?知らないの?アルドラってところはマグマで燃えているらしいのよ!そこだと光源としては最っ高にいいじゃない?しかもドラゴンよ!?絵としても映えると思うの!!私ツバキちゃんを描くならゲームっぽい絵を描きたいの!」

「あー、そうだね。ほら、お使いの冒険者ギルドに火龍の絵があるだろ」

「あるわね。子供の落書きみたいに誇張された頭でっかちのが!」

「……」

「私、もっと凛々しく悠々としたドラゴンが描きたいの!」

「だから?」

「今日はそこに行きましょう?」

「はあ!?ばっか!あそこレベル15以上の最近見つかった新エリアだぞ!?それにパーティーで行くような場所だって!」


俺ですらレベル12なのに。レベル1のエンジョイ勢が行けるわけが無いだろ!


「パーティーで行くなら、私とパーティーしてあげるから。さあパーティー会場行きましょう?」

「そのパーティーじゃねーよ!戦闘するチームってこと!」

「なら私とチームで行けばいいじゃない」

「素手の上に戦えないやつと行くバカはいねーよ!」

「いつも絵と悪戦苦闘してるわよ!」

「そういうことじゃねー!!」



とりあえずレベルを上げて森のボスを倒して武器を買ってからということで落ち着いた


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