3、アクセを買ったらまずすること!
「今日こそは!フィールドに行くぞ!」
「もちろんよ!気合入れてスクショ取りに行きましょう!」
「は?」
「もう街のスクショは撮り飽きたところなの!それにしてもこの街は西洋風で、あまり私のツバキちゃんに似合わなかったわ」
「ちょっと待て。ずっとログインしてただろ!まさかまだレベル1…!?」
かれこれもう一週間は立つぞ!?
「何を言ってるの?私まだ刀構えたりしたことないわよ!」
「え、まじで?」
一週間もすれば、普通にやっていたらレベル3くらいにはなれるはずなのに!?
「それよりも聞いて!私、ここのスクショをブログにあげたの。そしたらフレンドがいーっぱい増えたのよ!もうフレンドのプロね!なにも怖いことないわ!」
「ちなみにその服は?」
そう、ツバキは初期服ではない服を既にきているのだから、何かしらやったはず!たとえば生産系とか、釣りとか。
「うふふー!これ可愛いわよね!これねフレンドの生産の人が、売ってくれたのー。優しいわよね!」
「え、お金は?」
「もちろんかき集めたわ!初期の刀って一応売れるのね!あと毎日何故か知らないけど、回復薬もくれるのよ!すごくない?」
「それを、売った?」
「もちろん。もうお金ないの、また後日!と言ったら私の熱意に負けたのね!プレゼントしてくれたのよ!」
「……!?」
絶句とはこのことである。
まさかレベル1の状態で素手で戦う馬鹿がいるとは知らなかった。
どう戦うつもりなのかと頭が痛くなった。
とりあえずあとで俺もツバキのブログ探して見よう。