2、レベル上げの前の必須事項!
「さてゲーム開始だわ!」
「そうだな。おまえ二日目にしてまだレベル1だな」
「気にしないわ!」
「気にしてくれ。で、ところで何の種族と職を選んだんだ?」
まだ一歩もフィールドに出てないけど。これは確認しなければならない。どうせ防具は似たりよったりだろ。
ちなみに俺はエルフで弓。レベルは8だ。おそらくなかなかの速度だと思う。
「ふふん。私は鬼っ娘の刀よ!」
「鬼?角ないけど?てかそんなのあったっけ?」
「私が鬼っていったら鬼なの!キャラ付け大事!」
「それぱ別にいいけど、刀って超接近戦じゃん。てっきり魔法にするのかと思ってた」
「は?見た目を気にしての装備よ?鬼が杖とか本とかマジ有り得ないでしょ。何言ってるの?」
目でマジ頭おかしいんじゃね?と伝えてくるが、ツバキはゲーマーではない。
「何言ってんの、おまえ!?そんなんで戦えるのか?」
「もちろんよ!だって刀の鬼娘よ?」
「あー、もー。とりあえずフィールドに行くからパーティー」
「の、前に鬼といえば角でしょ。事前に調査済みよ!さあ買いに行くわよ!」
「なんでそんなこと調べてるんだよ!」
「は?角がないのに鬼っ子とか頭悪いことするわけないじゃん。見た目あり気でしょ?」
アカン。コイツ、エンジョイ勢だ!
「そんな金、初期のツバキのどこに」
「なにいってるの?バルが買って私にプレゼントするのよ?」
早くもたかる気だった!!
ツバキ念願の角アクセは雑貨屋さんに1万2千ディドで販売してました。俺の全額なんですがそれは一体。