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隠された秘密

「雷馬さま!大丈夫でございますか?」


ドアがドーーーンと勢い良く開いて執事が入ってきた。

執事は狼の傍に駆け寄り体をさすっている。


銀色の毛色の狼が苦しそうに呻く姿をすみれは怯えて部屋の隅で見ていた。


やがて徐々に人間に姿を変えていく狼。


完全に人間の姿になった狼は生まれたままの姿で汗をたくさんかき、呻いて床に丸まった。


その姿は部屋の端にいてもわかる・・・・


まさしく雷馬だった。




執事は雷馬にタオルケットをかけて心配そうに雷馬をみている。


すると、苦しそうに

「・・・あ・・あいつを・・・送って行ってくれ・・・・」

それだけ言うと、また丸まって体全体で息をする雷馬。


頷いた執事がすみれのところへ来ると

「では・・・・お送りします。こちらへ」

といいながら、ゆっくりとすみれの手をとった。





車の中ですみれは今見た光景がだんだん幻だったのではないかという気になっていた。





でも「今日の事は誰にも言わないようにお願いいたします」

運転しながら執事が言った。


「・・・・・今日の事って・・・あの・・・・」


すみれは雷馬が狼に変わった事を言っているのか聞きたかったが怖くてやめてしまった。


こんなことが現実にあるなんて信じられない・・・


ありえない・・・・

雷馬くんは・・・一体・・・・何者なの?



続きは、明日の16時公開です。

ぜひ、読んで下さいませ。

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