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幕間1 真実の闇
前書き
本日四回目の投稿です。
(次の更新は出来次第本日投稿になります。)
短いです……
ボクは世界……でも決してこの世界ではない。
それをボクは目の前にいる少女に教えた。
残念なことにボクを認識することは少女にはできないがボクの考えは伝えることができる。
少女は力を欲していた……面白い物語を提供してくれそうだ。
”道化師”のキャストの一人にしようと思い、ボクは力を与える。
彼女の潜在的な願望を寄り代にしたお金の力は万能だけど、いますぐは無理だ。
でも少女はいますぐとせっつく……娘にも頼まれたし、身体をくれるなら条件の緩和をしようと伝えた。
ただし、魂の消滅が条件というのも伝えた。
悩んだ彼女はそれに応じ、いくつかの他愛のない願いも一緒に取引をする。
ああ、ボクもキャストの一人として上がれるのか……物語を見るのも好きだけど、演者も楽しいのだろうなと思いつつ――