2 異世界転生は突然
気が付くと、家だった。ベッドの上。窓からはのどかな街並みが見える。
あ、転生したわ。
まじかよ、今からゲームを楽しむところだったのに。どんな世界になるのか楽しみだったのになー。
手を見ると子供の体だった。
俺のゲームの経験がこの世界で楽しめと言っているな。
「あー」
声を確認していると、誰かが家に入ってきた。おじさんだ。ひげおやじだな。ナイスガイ。
「おう、元気かー。アイク」
俺に向かって言う。お父さんだろうか。
とりあえず子供のふりしながら生きていくことにした。
「元気」
「そうかそうか」
頭をわしゃわしゃされる。
「ほら、セイレン、早く入っておいで」
おじさんの後に入ってきたのは同い年ぐらいの少女だった。赤い髪をショートにぱっつんで切ってこちらをじっと見てる。
「アイク、紹介する、お前の妹のセイレンだ」
「妹?」
「そうだ。妹だ仲良くするんだぞ」
「わかった」
俺はセイレンに近づいて言う。
「おれ、いや、僕はアイク、よろしくね」
手を出すと恥ずかしそうにセイレンは手を握った。俺は威圧感与えちゃうからな。一人っ子だった僕にとって初めての妹だったから嫌われたくなかっただけだ。
「よし夜ご飯にするぞ」
僕とセイレンは席について待った。
夜ご飯はお肉とパンだった。豪快に肉に食らいつくおじさんを真似して僕もくらいついた。
「はっはっは、アイクいい食べっぷりだ。大きくなれよ」
セイレンは小さな口で頑張って食べていた。
夜セイレンと隣で寝た。おじさんは、居間で何かしていた。
セイレンの寝顔を見ながらステータスと念じてみた。
『 ステータス 』
名前 アイク
称号 なし
種族 人間
職業 なし
レベル 1
HP 10/10
MP 10/10
SP 10/10
力 (STR) 12 敏捷(AGI) 13
耐久(VIT) 10 魔力(INT) 15
【装備中】
なし
【使用可能スキル】
鑑定【B】
多分弱いなー。チートないのかー。大丈夫かな。
鑑定のスキルだけ使えるらしい。
セイレンを鑑定してみた。
『 ステータス 』
名前 セイレン
称号 なし
種族 人間
職業 なし
レベル 1
HP 10/10
MP 12/12
SP 5/5
力 (STR) 5 敏捷(AGI) 15
耐久(VIT) 6 魔力(INT) 15
【装備中】
なし
【使用可能スキル】
なし
僕は妹を守らないといけない。きっとそういうことだ。鑑定があればなにかできるはず。
明日から頑張ることを決めて僕は眠った。




