ロケット
元魔族領
その北の小島にて。
「発射準備用意」
『発射準備オーケー』
「エンジン点火、セーフティーロック解除」
『エンジン点火、セーフティーロック解除。これより、飛行体制に入る。」
ここは島の北側にあるちょっとした大きな島だ。
そこで衛星のロケットの打ち上げを行っていた。
「離陸まで、3、2、1、GO」」
「離陸成功、大気圏外まであと少し」
「大気圏突破、メインエンジン切り離し、軌道修正、衛星を切り離せ」
「了解、衛星切り離し成功。軌道に乗りました」
「これに作戦を終了する」
という感じで、軍事衛星を打ち上げた。
この世界にも太陽があり、太陽光で得たエネルギーを高質力レーザーに変換し、空からも地上を攻撃できるようになった。
他にも三つ地上の監視用の衛星があり、この世界で最も正しいちりを知ることが出来る。
「はあ、どうしてこうなったんだか」
タイラはため息交じりにそう言う。
「マスター?何か気にある事でも?」
オートマタが問うてくる。
「いやね?こんな衛星いらなくない?」
「マスター、備えは必要です。この世界にはロケットで潰しても潰しきれない人間がいるどうなので」
「勇者のことか?それが来るとは限らんだろ」
「こんなところに来る人間は勇者以外ありえません」
「あああ、そうですか」
「そうなのです」
今や20機まで数を増やしたオートマタ、ついこの前、この島に誰もいてほしくないと言ったら、こんなものを作りやがった。勿論設定やらなにやらは俺のスマホでしかできないため、何か起こる事は絶対になのだが。
「っていうか、あの島の周りにこんなに離島があったのか。それぞれに屋敷作って船で回ってみるのも悪くないな」
ということで、一週間かけて、中央の大きな島の四方に広がる離島にそれぞれ屋敷と空港、それに簡易な港を作る。
それぞれオートマタを10機ほど置くので合計で60機。
船は、元の世界での豪華客船を作った。
二人しか乗らないのに、少し大きすぎた。
==========
あれから一週間
「なあ、船の上ってこんなに暇だったっけ」
「知らないわよ」
「だよね~」
「それより、本家に戻りましょう。やっぱりあそこが一番いいわ」
「そうか?わかった」
こうして俺たち二人の異世界ライフは続く。




