王国の戦力
すみません。短いです。
「見知らぬ船が止まっていただと?」
国王は、船で出て行った開拓団の報告を聞いて、激怒した。
「我が国の領地に勝手に住まうものなど、蹴散らしてしまえ!」
「しかし国王様、船は見たところ鉄でできており、非常に感情に見えました。ここは、現地の物と交渉するべきかと」
「何!交渉だと!それほど恐ろしいというのであれば、今使える全戦力を投入してでも奪い取ってこい!ようやく大国になるというのに、邪魔をされてたまるか。他国の抑止となる戦力以外はすべて投入して構わん。たとえ、悪魔を使おうともな」
「お待ちを!それは、現段階で使うのは危険かと愚行します!」
「ええ、うるさい!やれと言ったらやるのだ!」
彼は、暴君であった。
「……わかりました。軍部大臣、今すぐ戦力の集結を行え」
「はっ、かしこまりました」
こうして、元魔族領の得たいの知れない人物との戦いが始まろうとしていた。
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「暇だな」
「そうね」
タイラとリエルは、リビングで寝ていた。
「あの、そろそろお昼ですよ?外に出てはいかがですか?」
二人の体を気遣ったリーネはそう言うが、二人は駄々をこねる。
「だって厚そうじゃん」
「だって、疲れそうじゃん」
二人して、ぐーたらであった。
「もう、二人とも、ちゃんとしてくださーい!」
こうして、元魔族領では時間が過ぎていくのだった。
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