32話 北のエルフの里
修平が砂漠で悶えているその頃。
レオニアル達は海底洞窟を抜け、東の大陸へと上陸していた。
集落が襲われた後、四日間は修復や回復などが必要だった為、その場に留まった。
それらが終わり、ようやく出発した。
そこから二日かけて、ようやく洞窟を抜けることができたのだ。
トラップを回避しながら進んでいたので、思ったより時間がかかてしまった。
洞窟から影が七つ現れる。
「ようやく、日の光か、やっと出れたな!」
久しぶりの日光に一行は目を細める。
メンバーはエルフ達以外にゴードンとカミュも加わっている。
「付いてきて良かったのか?」
レオニアルはカミュに問いかける。
「はい、足手まといになるかも知れませんが、よろしくお願いします!」
そう言って胸に架けてある赤い宝石を触る。
「いざとなったら火神様に助けてもらいますので」
ゴードンは長い髭を触りながら頷いている。
「お前らがいなかったら姫様は拐われていた。ならば付いていった方が安全と言うものよ」
レオニアルも頷くと、エルフ達に目線を合わせる。
「私達も構いませんよ、あまり関わりが無いだけで別に仲が悪いわけではありませんから」
案内エルフは地図を広げ、周りを見渡し、現在地を確認する。
「それより次の目的地は、ここより南西に向かった所にある北のエルフの里にいきましょう」
とりあえず、こちらが無事だということを伝えたいのもあるが、魔法陣が崩壊してから、それなりの日数が経っている。
今の現状を確認しなければならない。
もしかしたら、おっさん勇者の動向もわかるかも知れない。
「修平も無事だといいのだがな」
レオニアルは呟く。
しょうがなかったとはいえ、一人だけ離ればなれになってしまった。
実力はあるはずだが、性根が優しすぎる。
故に油断する事も多い。
「あの方はちょっと抜けていますからね」
案内エルフも苦笑いだ。
カミュは、修平がどんな人物か気になったのか、レオニアルに聞いてくる。
「修平さんってどんな方ですか?」
レオニアルはしばらく考えた後。
「それなりにできる男よ、あまり闘いは好きではないようだがな」
「それと、ちょっとムッツリスケベですね。隠しているようで駄々もれですから」
エルフ、ひどい。
おっさんだって生きているんだからね!
カミュは首を捻る。
スケベで優しく、そして強い。
とても興味が沸いてくる。
「早く会えるといいですね!」
カミュの周りはいつも、過保護で、鍛治や鉱石が大好きなドワーフ達に囲まれていた為、大陸側に出るのも生まれて初めてなのだ。
過保護なドワーフも、今は一人しか付いてきていない。
皆、付いて行きたがったのだが、流石にレオニアルが止めた。
カミュは背伸びをして、空気をいっぱい吸い込む。
その気持ちはありがたいのだが、とても疲れるのだ。
エルフの里までは歩いて三日、荷物はマジックバックに全て入っている為、身なりは軽い。
カミュはドワーフの集落を出る前にステータスも確認した。
ステータスを見るなんていつぶりだっただろうか。
カミュ 19
力 112
精神 328
器用 103
魔力 363
体力 191
スキル 火魔法、回復魔法、槍術、火神の加護
称号 火の巫女
レオニアルも久しぶりに確認してみる。
レオニアル 64
力 598
精神 284
器用 362
魔力 158
体力 715
スキル 剛力、豪腕、豪体、鋼の心臓、特殊咆哮
称号 獣の王
「ふむ、前よりは上がっているか。だが闘いは数字では表せんからな! 儂もまだまだ未熟よ、がっはっはっ!」
エルフ達やドワーフ達の視線が冷たかった。
あんたが未熟なら、他はいったいどうなるんだと……
そして、七人は目的地を目掛けて進む。
時間は待ってはくれないのだ。
「さぁ! 皆さん、早くいきましょう!」
自由って素晴らしい!
カミュは凄く楽しそうに笑うのだった。
一方その頃、アメリアと梨華は……
ようやく北の里近くまで来ていた。
本来、直接エルフの里周辺に船を着ける予定だったのだが、その場所よりかなり離れた所に上陸してしまった。
魔物の影響が海にも及んでいたために、思った以上に船旅がキツかったからだ。
船旅を三日、そこから徒歩で三日。
そして今に至る。
「はぁ、はぁ、ちょっと休憩しましょうよ……」
学者肌の梨華は、基本的には体力が無い。
船内では船酔いで吐きまくっており、体調も悪い。
ゴーレムはというと、重量の関係で三体しか連れてこれなかった。
その内の1体は偵察用の鳥形ゴーレムで、残りの2体は現状、荷物持ちだ。
その理由はというと、梨華の荷物が多かったからなのだが。
その為、自分がゴーレムに乗って運んでもらうということができなかったのだった。
「梨華はもうちょっと体を鍛えなよ〜」
エルフ達の足取りは軽いのだが、梨花の歩くスピードに合わせている為、時間がかかっているのだ。
故にエルフ達の視線がとても冷たい。
「もう少しだよ〜梨華、ガンバッ!」
アメリアは梨華を励ます。
「無理〜アメリア〜魔法で運んで〜」
道中、何度も繰り返されるやり取りである。
陸に上がってからも、魔物との遭遇率が高い。
素材は持っていけないので、魔石だけを取り、残りは梨華が全て燃やしている。
もったいないが仕方ないのだ。
これ以上、他の荷物は増やせない。
「レオや修平は大丈夫かな〜、二人とも殺そうとしても死ななそうだけど」
おっさんの扱いもライオンと同等になりつつある。
ひどい! もっと丁寧に扱ってあげて!
おっさんの心は割れ物注意ぐらい繊細なんだから!
「始まりの里も大丈夫でしょうか、早く急ぎましょう!」
エルフのみなさんは、かなりイライラしてるようだ。
「もうちょっと、もうちょっと休憩しましょうよ〜」
しかし、グダグタだった。
二日後。
アメリア御一行はようやくエルフの里へと着くことができた。
「やっと着いたわね、早くベッドで休みたい!」
梨華は満身創痍だった。
「あっ、レオだ! こっちこっち〜!」
どうやらレオニアル達も同時期くらいに、このエルフの里に着いたみたいだ。
「あなたはだ〜れ?」
アメリアは見知らぬ顔を見つけたのだろう。
それに、この場所にドワーフとはなんとも珍しい。
「私はカミュと申します。どうぞご見知りおきを」
カミュが礼をする。
その瞳はキラキラ輝いている。
初めて訪れるエルフの里に興奮冷めやらぬ、といった感じだ。
キョロキョロ周りを見ている。
「アメリア様、実は……」
案内エルフが今までの経緯を説明する。
「そっかぁ〜、修平だけとばされちゃったんだね」
アメリアはあまり気にしていない様子だ。
「修平はスケベだからね、スケベは生命力が強いって聞いたことがあるし」
そんなにスケベ、スケベ言わないで。
おっさんは普通レベルだから! きっと!
アメリアは急に呼ばれる。
「おい! そこのお前!」
大声で呼ばれた方向を見てみると、フードを被った小さなシルエットが立っており、アメリアを指差している。
「お前、チョーシに乗るなよ!」
アメリアは何の事だか、訳がわからない。
「僕だってちゃんとあるんだからな!」
そこまで言われて、ようやく気がついたようだ。
「あ〜、そういうことか〜、そういえばここの里にも紋様つきが産まれたって言ってたね〜」
梨華が首を捻る。
「始まりの者についているってやつ? 種族に一人じゃないの?」
レオニアル達が近づいてくる。
「稀に何人もいる場合もある。エルフやドワーフ、鬼族は、儂らや人間とは違い長生きだからな。まぁ珍しい事に変わりはないが」
「へぇ〜、じゃあ探せばもっといるのかしら?」
梨華は興味津々だ。
それにはゴードンが答える。
「どうじゃろうな、紋様は種族の誇りみたいなもんじゃからの、出ればお祝いじゃの」
どうやら、梨華は納得したようだ。
「皆様、長老がお呼びです、どうぞこちらへ」
ギャーギャーと騒いでいるちびっ子はアメリアに任せて、他の者は長老に会いに行く事にした。
長老は大広間で待っていた。
西の大陸のエルフとは違い、樹化がまだそこまで進んでいない。
右半身は、ほぼ木なのだが。
「皆様、ようこそお越しくださいました。我らが調べた現状をお伝えします」
改めて声を聞いてみると、長老は女性であった。
だが、その声色は硬い。
そんなに現状が悪いのであろうか。
「我らもレインツリーの様子がおかしいことはすぐに気づきました。直ぐ様、風の聖霊に頼み、同士一人と共に始まりの森に向かってもらったのです」
聖霊とは、獣の形に変化している精霊で、風の聖霊の見た目は大きな鷲の姿をしている。
長老は風神の加護持ち、風の聖霊は指示に従ってくれる。
「森はほぼ焼き払われ、始まりのエルフであるリーネ様のレインツリーは結晶化しており、何をしても反応は無かったそうです」
想定していたよりも、最悪の結果であった。
「生存者はなし、これらを起こした者はわかりませんでしたが、周辺を調査した所、当時、遠くから現場を見ていた木こりの男を見つけました」
未だかつて、エルフがここまで蹂躙されたことなど、あったのであろうか。
まるで歴史にも記してある魔王の再来の様だ。
魔王は既に現れてしまったのだろうか?
「闇のドームが森一面に広がり、それを見て怖くなり、直ぐ逃げたのでその先は分からないそうです」
そこに、レオニアルが発言する。
「儂らもドワーフの集落で同じ様な闇を使う者と対峙した。倒すことはできたが、紋様持ち以外は動くこともできなかったな」
「私達も魔力も上手く練れませんでした」
案内エルフは思い出して身震いする。
長老は考え込む。
「対策を立てないといけませんね、この里も二の舞になりかねません」
レオニアルはマジックバックの中から、腹部に穴の空いた黒い鎧を取り出す。
「これは襲ってきた奴が着ていた鎧だ。何かの役に立つかもしれん、使ってくれ」
お付きのエルフが鎧を運んで行く。
「皆様、ゆっくりとはいかないのでしょうが、この里にいる間はどうぞ体を休めて下さいまし」
そう言われ各々の部屋に案内された。
梨華は直ぐ様、ベッドで爆睡している。
余程疲れていたのだろう。
レオニアルは訓練所で、この里のエルフと模擬戦をするみたいだ。
皆、"またか"という顔をするが……
案内エルフ達は、この里にいる知り合いの所に顔を出しに行くそうだ。
残されたカミュはゴードンを置き去り(エルフの酒を呑んで上機嫌だったので)、里の見物に出掛けることにした。
しばらく歩いていると、先ほどアメリアと口喧嘩していたちびっ子に出会う。
「あっ、お前、あのブスエルフの仲間だな!」
カミュは暫し考え込む。
(ブスエルフ、誰のことを言っているのでしょう?先ほど言い争ってましたし、もしかしてアメリアさんの事を言っているのでしょうか?)
「駄目ですよ、そんなことを言ってはいけません。それにアメリアさんは美人ではないですか」
カミュはちびっ子を諭す。
「うるさい! みんなあいつの肩をもって、僕も始まりのエルフの資格があるのに……」
ちびっ子は泣き出してしまう。
カミュはおろおろするのだが、いまいち解決策が分からない。
とりあえず落ち着かせる為、近くにあったベンチに二人で座る。
「ナンバーワンにならなくても、みんなが特別なオンリーワンですよ」
どこかで聴いたことのあるフレーズだった。
それからカミュはちびっ子の話をじっくり聞いた。
ちびっ子の名前はファンケルといい、歳は13。
親も友達も里のみんなもアメリアと比べるのだという。
カミュは過保護すぎるのも嫌だったが。
(これはこれで……)
「大丈夫、いつかきっと、皆さんもあなたの良さに気づいてくれますよ、子供は元気が一番です! ほら笑って下さい!」
ファンケルの頬を上にぐぅーと上げる。
「痛いよ、カミュ!」
どうやら笑ってくれたようだ。
カミュは安堵する。
「カミュの話も聞かせてよ!」
ファンケルは、何故ドワーフがこの里に来ているのかに興味を持ったみたいだ。
カミュは、集落から今に至るまでの経緯を事細かに教えてあげる。
その間、ファンケルの表情がとても豊かで、思わずカミュも笑ってしまう。
「凄いね、カミュは強いんだね!」
カミュは首をブンブン横に振る。
「凄いのは他の皆さんです。私はまだまだですから、最初の時も足が震えて動けませんでした……」
今度はファンケルが首をブンブン横に振る。
「それでもだよ! それにしてもカミュも紋様持ちなんだね、お揃いだね!」
ファンケルは嬉しそうだ、ようやく仲間ができたと思えたのだろう。
「これからはどうするの?」
カミュは少し考えた後で、こう答える。
「勇者様を探さないといけないので、うーん、どうするのでしょうか?」
よく分かっていなかった。
ファンケルは大笑いする。
「勇者か〜、凄いんだろうね」
「強くて優しくてスケベらしいですよ!」
自分で言っていながら、カミュも思わず吹き出してしまう。
おっさんの存在意義って……
「そっか、僕も会ってみたいな勇者に」
流石にファンケルを勝手に連れていくことはできない。
まだ13歳なのだ。
カミュの一存では決められない。
困った顔をしていると、
「ごめんね、無理言っちゃった。忘れて、カミュ!」
そう言って立ち上がる。
そのあと、笑いながら走って行ってしまった。
そこにアメリアがやって来る。
「カミュ、ファル見なかった?」
カミュは今起きたことをアメリアに話した。
「そっか〜、知らない内に傷つけちゃってたんだね。ファルには悪い事したな〜」
それからアメリアは遠くを見て呟く。
「私もね、ちょっと前まで力の制御が上手く出来なくてね〜、大変だったんだ。里からは厄介者として扱われてたし〜」
「どうして制御できるようになったんですか?」
アメリアはニヤリと笑うと。
「カイに抱いてもらった!」
カミュの頭の上にハテナマークが浮かぶ。
「どうしてそうなるんですか!」
カミュの顔が真っ赤だ。
「アハハッ、どうしてかな〜? 難しい事はよくわからないけどね〜、とりあえず、カイは恩人って事だよ!」
理解はできないが今がいいならそれでいい。
実にアメリアらしいと思う。
話はつきそうにないが、そろそろ暗くなり始めたので、二人は部屋へと戻る。
旅の疲れは気づかぬ内に溜まっていたのか、カミュはあっという間にスヤスヤと寝息をたて始めるのであった。
翌朝、長老に呼ばれ、昨日も訪れた大広間に通される。
「皆様、朝早くにすいません。紹介したいも……」
バタンッ!
扉が激しく開くと、一人の男が飛び込んできた。
「むほーー! 紋様持ちがこんなに、たまりませんな! どれどれ、どこにあるので……」
ズガンッ!
長老の木製チョップが男の頭頂に振り下ろされる。
「おぅ、のぅ……」
男は白目を剥いて倒れた。
「すいません、仕事はできる男なのですが、少し、いや、かなり性格に難がありまして」
長老の説明によると、彼はエルフの研究者で変人だが、その頭脳は確かだという。
名前はグリーフという。
「昨日、渡してもらった鎧をずっと調べていましたので、もしかすると何か分かったのかも知れません」
お付きのエルフがグリーフを揺すって起こす。
「はっ! いたた! うぅ、年甲斐もなく興奮してもうた……」
いつもの事でしょうと長老は嗜める。
「申し訳ない、こんなに多種の紋様持ちが集まるなど、今までありませんからな、そうだ、詳しく話を聞きたかったのですわ」
グリーフは黒い鎧の男との戦闘を事細かに聞く。
「ふむ、紋様が光るか……」
グリーフはしばらく考えた後。
「皆さんの血を少し分けてもらえんか?」
注射器を使い、レオニアル、カミュ、アメリアから採血する。
「長老、しばし時間をもらいたい!」
長老は頷くとグリーフは足早に去っていった。
「さて、皆様はこれからどうなされるのですか?」
長老の視線はレオニアルに向けられている。
「ふむ、とりあえずは中立都市のファーデンに向かうべきだと儂は思う」
中立都市ファーデン、東の大陸の中央にあり、物資、情報も集まりやすい。
東の冒険者ギルドの本部もそこにある。
冒険者に頼むのもアリだなと。
「うん、それでいいんじゃないかな〜、多分、修平もきっとそこに向かっていると思うし」
アメリアも賛成のようだ。
他の者を見ると皆、頷いている。
「決まりだな。今日は必要な物を準備し、明日の朝出発する事にしよう」
レオニアルはそう締めると、マジックバックを案内エルフに渡す。
買い物は任せて、自分は今日も模擬戦をするようだ。
どんだけだよ!
カミュはお別れの挨拶をするため、ファンケルの姿を探す。
ゴードンには話を通し、部屋で待っていてもらった。
じいやは少し寂しそうではあったが。
「あっ、ファンケルさーん!」
向こうもこちらに気づくと駆け寄って来た。
「カミュ、おはよう!」
カミュは明日には出発する旨を伝える。
「そっかぁ、寂しいけど仕方ないよね」
ファンケルはまたひとりぼっちになってしまうのかと思うと胸が苦しくなる。
「そういえばアメリアさんが……♪…」
昨日聞いた話をファンケルにも話す。
ファンケルの顔が真っ赤になる。
小声で呟く。
「僕も勇者に抱かれたら強くなれるのかな?」
カミュはまたしても頭にハテナマークが浮かぶ。
「ファンケルさんは、まさか、そのケがあるんですか?」
「何言ってるんだよ! 僕は女の子だぞ!」
ファンケルは憤慨する。
カミュは驚いている。
胸はぺったんこで、この口調、カミュはファンケルが男の子だと思っていたのだ。
「ごめんなさい、でも流石にまだ早いですよ!」
(きっと勇者様も分別は弁えていますよね?)
いつまでも話しは尽きず、時は過ぎていくのであった。
次の日。
各々の準備を済ませ、里の入り口に集まる。
ファーデンに向かうのはアメリア、梨花、レオニアル、カミュ、ゴードン、案内エルフにモブエルフ達3人。
違うルートを使い、南のエルフの里にも数人向かわせるみたいだ。
見送りには長老やファンケルの姿もある。
「皆様の息災を祈っています」
「カミュも元気でね!」
手を振り、別れを告げる。
アメリア達の荷物もマジックバックに入れた為、梨華はゴーレムに乗っている。
これならば、進むスピードはそこまで遅くはならないだろう。
何か進展があれば、風の聖霊で知らせてくれるそうだ。
そうして一行は中立都市ファーデンに向かうのであった。
修平「はっくしょん! 誰かが俺の噂をしている……なんだかモテそうな気がする〜、あると思います!」
アリエル「修平、いきなりなんだ、熱でもあるのか?」
豪腕 瞬間的に力を増大させる。
鋼の心臓 体力2倍。
特殊咆哮 威力のある咆哮、威圧もできる。
仕事が忙しくなってきたので毎日更新が無理かも、できるだけ頑張ります。