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閑話 武防具店店員改めキャラバン隊長ルミルの話

ルビで遊んで見ました。

ちょっと読みづらいかもしれません。

 しくしくしく。

皆さん、聞いてください……

私の名前はルミル。

今は砂漠と街を往復するキャラバンの隊長をしております。


 ちょっと前までは、花の王都での勤務でした。

しかし、何故か飛ばされました。

これがいわゆるパワハラというやつでしょうか。

ちょっと無駄に沢山仕入れて、在庫が余ったからとはいっても、この扱いはひどいじゃないですか。

在庫はまだ損失ではありません。

これからバンバン売ればいいのですから。


 きっと、周りの嫉妬(ジェラシー)がひどかったのですね。

できる美少女は恨まれてもしかたないですね。

こんなに可愛いのですから令嬢としてもいけます。

最近、悪役令嬢がはやってますし。

げふん、げふん!


 話は変わりますが、王都でも例のお客様が来られました。

羽振りが良さそうです。

私の目は確かでしたね。

お客様はやる男だと(カモが沢山のネギ)思ってました(抱えてやってきた)

お客様にオススメの品が(在庫一斉)あるんですよ(処分のチャンス)


 前にも言いましたが、物は確かなのです。

ちょっと不審な目で見られて逃げ出そうとはしましたが。

大丈夫、誠実に話せば(まったく甘い、)ちゃんと話を聞いて(逃がすわけないでしょ)くれましたよ!


 最近、お店の専属である変わり者のドワーフのガストン。

彼の作る武器は癖がありすぎて、ちゃんと販売できるのは私ぐらいなものです。

今回は少々お高くはなりましたが、戦争に行かれるという事でしたので。

このルミル、お客様の安全を確実にするべく、断腸の思いで、おまけしましての、このお値段です。


 後から冒険者が三名(3馬鹿トリオ)こられましたが、ツケにしてくれと言われましたので丁寧にお帰りになって(ゴーレムでぶっ飛ばす)いただきました。

現金至上主義、お金は正義です。

ツケは許しません。


 しかし、戦争がすぐに終わってしまいました。

犠牲者も少なくて済みました。

戦争なんて無いほうが(ウハウハだと思って)いいに決まってます。(いたのに誤算です。)

オーナーに責任をとらされ、東の大陸に飛ばされました。

あのオーナーには12歳からお世話になっているので、感謝の気持ちしか(私の力が効きにくい)ありません。(コンチクショウ)

いつか戻ってきてみせます。

ルミル、負けないもん!



 東の大陸の支店に来たのはいいのですが、なんの陰謀かキャラバンに任命されました。

オーナーの命令だそうです。

私に試練を与えよう(いつか必ずお前を)というのですね。(引きずり下ろす)

可愛い子には旅をさせろと言いますからね。

仕方ないですね。

ガストンの武防具を渡されましたが、大丈夫でしょう。

きっとあのお客様とまた出会えるはずです。

私達は運命の赤い糸で(戻る為の踏み台に)繋がっていますから(なってもらいましょう)


 砂漠は暑いです。

私の色白くて可愛い顔が、このままでは焼けてしまいます。

しかもなにやらキナ臭い感じがするじゃないですか。

北の集落を抜ける時に、凄く嫌な予感がしました。

私、そういうのには敏感なんです。


 交易所のオアシスに着いて仕事をこなしていました。

すると、なんということでしょう!

いつぞやのお客様がいるじゃないですか!

なにやら顔色が悪い気もしますが、大丈夫、私は気になりません。

お金が無いっていうんです。

ついついふざけてしまいましたわ、オホホ!

あら、いけない。

ニヤケてしまいますね。

他意は無いのです、他意は。


 調べて見ると、かなり大きな魔石をお持ちじゃないですか。

そういえば王都のときもかなり大きな魔石がオークションに出品されたと聞きました。

それもおそらくお客様の物だったのでしょう。

自分のシックスセンスの高さに惚れ惚れしますね。

大丈夫ですよ。

ツケは許しませんが、それなら大歓迎です。

相変わらず逃げようとしますね。

私が可愛いいからって、やだもう!

いいから私に任せて(あなたはだんだん)下さい。(眠くな〜る)

私の選択は絶対ヒットしますって!

むぅ、効きが弱いですね。

何回も掛けているからでしょうか?

大丈夫、不安な事(いい加減眠り)なんてありませんよ。(やがれこの野郎!)


 あれ? 倒れてしまいました。

顔色も悪かったですからね、仕方ないですね。

え、犯罪?

いえ、違いますよ!

ほら、カクカク頷いているじゃないですか。

それは眠っているからじゃないか?

いえいえ、そんなはずはありません。

人と話している最中に寝るなんてありえませんよ、ふふっ。

今、寝たんです! そうに決まってます!

取引が成立しましたからね。

きっと安心したのでしょう。

毎度、同じ事を言いますが物は確かです。

大事な事なので2回言いますね、物は確かなのです。

ただシンプルに癖が凄いだけです。



 ふぅ、一仕事しましたね。

ルミル、頑張っちゃいました。

さてと、これだけの売上をあげれば文句は無いでしょう。

怪しい感じが無くなり次第、街に戻り交渉します。

必ず王都に戻って(ザマアミロ)もう一度花を咲かせ(今に見てろよ)て見せましょう。(必ずやり返す。)


え?

ルビに本音が見えている?

何の事ですか?

ルビ?

ルビーは大好きですけどね!



 お客様とはまたどこかでお会いする気がします。

その時は、またご贔屓にお願い致しますね。




オーナー「なんだか寒気がする、あいつがいなくなってから、ようやくクレームが落ち着いてきたというのに……猛烈に嫌な予感がするのだが……」



まさかの忘却が効かなかったのは、ルミルのおかげでした。

彼女は昔から使っていたので熟練度が高いのです。


1話から見直して、書き方のスタイルを徐々に今のスタイルに合わせています。

つ、疲れる…………

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