~第55話~思わぬ再開?!②
お待たせしました。
少しながめですが色んな方に呼んでいただけると嬉しいです。
ふと勇者の後ろを見たら私が一番みられたくない人がいるのに気付いた。
「あ……そ…そんな…み…見られた。」
と小声で呟きかなり動揺しどうしようかと考えていると、勇者が異変に気付き振り返る。
「ん…?あれは…なんだ誰かと思ったら役立たずなオッサンじゃねぇか!何してるんだこんなところで?」
と語尾を強めにして言うのだった。
俺は目の前の光景に驚きながらも平然をよそおって話した。
「いや、何もただ食べ歩きしながらぶらっとしてただけだが?」
(てか、なんでここにこいつがいるんだよ。しかも王女までいるし遠くには警護のものまでいるし。しかも王女はなんか小刻みに震えながら俺と視線を合わせないし。)
(はて?何かしたかな?確か普通に別れたはずだけど………まさか内密のデートの現場を見られて動揺してるとかか?でも俺に見られて動揺するのもな?)
と先ほどの会話のやり取りの間に内心考えていた。
「はっ!食べ歩きとかそんなん聞いてねぇんだよ!なんでお前がまだこの街にいるんだって聞いてるんだよ!人のせっかくの楽しみを邪魔しやがって。」
と勇者がケンカ口調で竜也に突っ掛かっていると。
「いや別に。君に言われる通りも説明する必要もないんだが」
と竜也はイライラを隠しながら答えた。
「それよりもふたりはデートだったのかな?それならすまないことをした。しかしえ…王女様は体調が悪そうだが?」
と竜也は二人がデートをしてるなかなら俺が王女の名前を呼んだらまた勇者が突っ掛かってくるかと思い王女と呼んだのだが。
呼ばれた王女はデートの言葉あたりでビクッと反応をしさらに王女と言う言葉に顔をさらにうつむかせた。
私は何も答えることが出来なかった。見られたショックと動揺から答えずにいるとその人からさらに聞きたくない言葉が聞こえた。
(で…デート…じゃない…それに……何で…そんな他人みたいに……王女って……言うの…?名前で呼んでと……言ったのに…)
と竜也に見られたショックと動揺にさらに竜也にデートと誤解され名前で呼んでもらえず。それが引き金になったのかうつむいていた王女の目からは溢れんばかりの涙が出ていた。
とそれに気付いた勇者が激昂し竜也に突っ掛かった。
「おい!オッサン!てめぇ…なに人の女泣かせてんだよ!!お前がやらしい目で見るもんだから泣いちまったじゃねぇか!」
「い…いや、元からおかしかったというか…」
と竜也と勇者が言い合っていると騒ぎを聞き付けた遠くで見守っていた警護の物まで駆けつけた。
(ヤバイな…あれは城の騎士だし…目の前の勇者もなんかキレてるし…まさか…本当に自分が泣かせてしまったのだろうか?)
(もし…自分が泣かせてしまったのだとしたら……また女性を泣かせてしまった……)
と竜也は握りしめた手から血が出るほど両手を握りしめていた。
「おい!オッサン!てめぇ謝ることも出来ねぇのか?あぁ?!」
と勇者が竜也に言った事で騎士達は竜也が何かしたと思い竜也を囲むのだった。
「そ…そうだな…とりあえずすまなかった。」
「俺だけじゃねぇだろ?エリーにも謝れよ!!しかも謝るときは頭をさげるんだろう?!あぁ!?」
私は内心どうしていいか分からずただひたすらに目元から流れる涙を止めようとしていた。
(それに…い…いや…やめてよ…あの人の前で……私の事を名前で呼ばないで……ましてや…エリーなんて……)
それも重なってか止めようとしていた物はさらに溢れでていた。
そして竜也がしたことが堤防を壊した。
「そのすまなかった。王女様。申し訳なかった。せっかくお洒落をして綺麗な格好でデートをしていたのにそれを壊してしまって本当にすまないことをした。」
と竜也が頭を下げて王女に言った瞬間王女がバッ…と顔をあげて涙をこれでもかというぐらい流し竜也に背を向けて城に走って行った。
残された兵士は唖然としていたが王女が走り出したので慌てて追いかけていった。
残された勇者は顔を真っ赤にしながら竜也に殴りかかった。
「て…テメェ…ふ…ふざけるな!!!!!!!!!」
(え…ま…マジか…謝まったら余計悪化したぞ!しかも囲まれてた騎士がいなくなったのはいいが……うん…あれはキレてるな。)
(そりゃ俺だって自分の女を泣かされたらキレるよな…ここはおとなしく殴られるか)
と竜也は勇者が殴ってくるのをかわさずになぐられるつもりだった。
しかし竜也のステータスは勇者よりも遥かに上なわけでその結果何が起きたかというと………
「いっ!イッテェェェェェェ!!!!!!!!!!!」
なんと殴った勇者の方が痛みを訴えながらその場でうずくまったのだった。
殴られようとしていた竜也は顔をくる衝撃がこずに疑問に思っているといきなり勇者がうずくまったので内心かなり驚いていた。
しかもみると勇者の腕は肩から下の腕の骨がバラバラに至るところから飛び出し皮膚を突き破りとてもグロい腕となっていた。
(ん?なにしてるんだ?)
竜也が疑問に思っていると。
「テッ…テメェ…!!な…なにしやがった~!!!!!!」
「こ…この…卑怯ものが!こんなことしてタダですむと思うなよ!?!?」
と歯をむき出しにしヨダレを垂らしながら竜也を睨み付け何とか立ちあがり何事かと周りで見ていた人に罵倒をし殺気を出しながら城へと戻って行くのだった。
とそこに1人残された竜也は
(まさか…俺のステータスが勇者よりも高かったのか?)
(まぁ…それよりも……やっぱり…女の涙って言うのはな……)
と1人思いふけながらもこれ以上騒がしくなる前にこの場を去ろうと思い気配を消し周りからも見えないようにし当初の予定通りに門から街の外に出るのだった。
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