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43話~ダンジョン⑨

おそくなりました。

竜也は皆が食べ終わったのを確認して収納魔法で色々しまっていった。そして最後に指をパチンッとならして結界を解いた。


「さてと…じゃ行こうか」

そして竜也達は歩きだした。

「しかし帰りは本当に早いですわね~」

「そうだよね~まぁモンスターが出てこないのもおおきいよね」

「そういえば…ユキは何処の宿に泊まってますの?」

「ん?普通の所だよ?ヴァイオレットは?」

「私は普通の所でもいいと言うのに執事が危ないですからとかでいちよう一番いい宿に泊まってるんですけど…危なくはないんですか?」


「大丈夫だよ?部屋はいっぱいあるし大部屋じゃなくて個室だから♪」

「そうなのですね♪やっぱり個室もあるんですわね♪私もユキの隣の部屋に行こうかしら?」

「それだったら一緒の部屋でもいいんじゃない?」

「二人部屋にするのかしら?でも…それだと竜也さんに悪いですわね…」

「なんで?」

「なんでって…竜也さんは別の部屋なのに…私達だけ同じ部屋だというのが申し訳なくて…」

「ん?竜也様は私と同じ部屋だが?」


とここでユキが自然と爆弾を投下した……

それを聞いた皆が足を止めた。

そしてヴァイオレットが油が切れた機械のような動きで首を動かし竜也をみた。

「竜也…さん?どういうこと…でしょうか?」

「いや~どうもこうもそのままの意味だな」

「な!?なんで殿方が女性と同じ部屋なんですの?!た…竜也さん…まさか…ユキになにかと理由をつけて一緒の部屋にしたんじゃ…………………」

とヴァイオレットが信じられないものをみたという表情で竜也をみていた。


「はぁ~…お前の中の俺ってどんなふうになってるんだよ…それに俺は部屋については何も言っていない…むしろ反対した方なんだが…」

とここで竜也から信じられない話を聞いたのかヴァイオレットが素早くユキをみた。

「ゆ…ユキ…さん?どういうことなんですの?」

「なに、どうもこうも私としては奴隷の身なのに部屋を与えられるなんてとんでもない話だ。そうじゃなくても竜也様には色々と普通の奴隷では受けられないようなこともしてもらっているし。ましてや主の側に常にいるのが私の役目!なら部屋は一緒の方がいいし、それに私の体と心はもう既に我が主の物。竜也様ならなんでも拒まん!そ…それに…既成…事実…ごにょごにょごにょ」

と途中までいきよいよく喋っていたが途中から顔を赤くしてごにょごにょと話したので最後の方は男性人にはわからなかったが……………ヴァイオレットにはわかったのだった。


(ユキ…まさか…もうここまでしていようとは…可愛いい顔をしていて以外に積極的なのですね)

とヴァイオレットは思っていた…そこで気付いた…あることに…

「あっあの~ユキ…?先程、私とユキが同じ部屋…にと言ってたと思うんですが…それって…竜也…さん…も?」

「ん?何を言ってるんだ?当たり前だろ?むしろ竜也様だけが別の部屋なんて考えられない!」

と、さも当然のように言いきったユキにヴァイオレットは顔を赤くしながらも

「そ…そうですわね!別に竜也さんなら…」

と話だし心のなかではユキにナイスと喜び会うのを必死にこらえていた。

と二人の会話に竜也が呆れて唖然としていると…横から案の定な横やりがはいった。


「オホン!それは絶対になりませぬ!」そう執事だった。

「は~またあなたですか」

ユキは氷のような目で執事をため息を吐きながらみた。

その様子にヴァイオレットは困ったような感じで苦笑いでみていた

「あはは…」(やっぱり言われると思いましたわ…)

執事はその視線に背中から冷たい汗が流れるのを感じながらもユキの方をみずに竜也の方を向いて話し出した。

「なにゆえ貴方が王女様と同じ部屋になるのですかな?それに貴方は男性ではありませんか、わたくしとしましてはそちらの女性と同じ部屋と言うだけでも理解が出来ないのに王女様も同じ部屋にとか……むしろユキさんが王女様と同じ部屋で貴方は違う部屋でいいのでは?」


執事の話してる事を聞いてからあきらかにユキとヴァイオレットの表情がヤバイ…事になってるのは執事は気付いていなかった。

「まぁ…あんたが言うのはもっともだが…ここを出てから何処かで話をしないか?あんたとしても国王から任せられた王女の体に負担がかかると嫌だろう?皆疲れてる。話はそれからでも遅くないと思うが?」

「わかりました。ではここを出たらわたくし達が借りている宿に行きましょう。普通ならあなたのような人を入れるべきではないのですが…致し方がないでしょう。それでどうですかな?」

「ああ…それでいい。じゃ歩きだそうか。」


そうして竜也達は歩きだした。二人隣同士にならんで歩いていたヴァイオレットとユキは先頭を歩いている二人を見ながら話し出した

「まったく、なんなのだ!執事のあの態度は!竜也様に助けてもらいながら…さらには自分の主人の命も守ってもらったというのに」と怒りをあらわにして執事の言動に怒っていた。

「ごめんなさい。ユキ、」

ヴァイオレットはユキのその言葉を聞いて本当に申し訳なくしながら謝った。

ユキはそんなヴァイオレットをみて慌てて自分も謝った。

「いや…すまない…ヴァイオレットは悪くないんだ!所で執事はいつもあんな感じなのか?」


「いえ…前はもっと自信過剰なぐらい自信に満ち溢れて…周りからも慕われ私の父も安心して執事に色々任せていたので…今の姿をみれば…私の父だけではなく…周りの反応も恐ろしいですわね………」

「前は…そんなふうだったのか…今では…見る欠片もないな……」

「ええ…そうですわね…」

「やはり…あの魔人達にやられたのが原因だろうな…後は、自らの主人にケガを負わせたりとかか…」

「ええ……おそらくは…でも相手が相手なので…私的にはしょうがないかなと思っているのですが……」

「まぁそうだろうな…あれは竜也様が人外と言うか…異常なほど強いからであって普通なら魔族のまえのあのモンスターでさえギルド総掛かりで挑まないといけない強さだし…ましてや……魔族なんて国総掛かりでも勝てるかどうか分からない相手なのにそれを一人で相手にし赤子扱いして倒すんだから……私の知らない人だったら畏怖のあまりどうにかなりそうだな……」


「そうですわね…でも…かっこよかったですわね♪」

「ああ…そうだな♪益々惚れてしまった……」

などと二人は執事の話をしていたのにいつのまにかお互いの想い人の話になり頬を赤くし惚れ気の顔を浮かべながら話し合っていた。

「つい話がそれてしまったが…ようは執事が竜也様に嫉妬をしてるんだが…恐れてもいるのでああいう態度になると…」

「ええ…それで間違いないかと…」

「まったく困ったものだな…ヴァイオレットも大変だな」

「まぁ…そうですわね…なので執事の態度には目をつむっていただけると…」

「わかった…竜也様も気にしていないようだし…」


そして竜也達は出口にたどり着いたのだった。





新しい元号になりましたね!これからもよろしくお願いします!

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