第32話~ダンジョン②
少し長めです。
俺達は六階層を歩いていた。やはりまだこの浅い階層ではユキは、余裕でモンスターを倒していく。
「やっぱりこの浅い階層だとさすがに余裕だな」
「そうですね~自分でもビックリしてます」
「まぁ俺と一緒に訓練してたらそうなるよな」
「あぁ~確かにここのモンスターと戦うより竜也様との訓練の方が厳しいですもんね」
「はははは」
(それは誉めてるんだろうか?それともけなされてる?まぁユキの反応からして誉めてるっぽいがなんか複雑だな…)
と思いながら俺は笑いながら深く考えないようにした。
そうして歩いて10階層まで来た。
「でもさすがに10階層までくるとモンスターが多いですね」
「そうだな、冒険者も少ないからな。」
「まぁこんな浅い階層で苦戦してるなんてどうかと思うけどな~」
「アハハ…竜也様ぐらいかと思いますよ、10階層を浅い階層って言えるのは」
ユキは苦笑いしながらそう言った。
(ふむ、ユキが言うのなら間違いがないかもしれないがあきらかにこの世界は皆レベルがある程度低いのかな?)
そんなことを考えてるといつの間にか10階層のボスの部屋の前まで来ていた。
「おっ!ついたみたいだな」
「そうですね」
「さっきの部屋の前よりは人は少ないけどやっぱり待ってるチームがいるな」
「そうですね、待ってる間に皆さん回復やら休憩されてますね」
「そうだな、しかしあまりにも怪我やら負傷してるのが多いな…」
「そうでしょうか?多分…あれが普通かと?」
「そんなもんなのか」
などと話しながら列に並んだ。
そうしたら前から話しかけられたので向くと五階層のボスの部屋の前で話しかけてきたやつらだった。
「あれ~五階層で会った人ですよね?」
「いや~あなたたちも無事に10階層までこれたんですね。」
「でも怪我とかしてないところをみるとポーションとか使いすぎるのはよくないですよ?この先もまだ長いんですから。それに結構高いのに……ひょっとしてどっかの貴族様とかですか?」
「いや、貴族じゃないぞ。そっちはやけに傷だらけだな」
「あぁ~擦り傷とかはそのままなんですよね」
「ポーションとかは結構高いのでそんなにむやみやたらに使えないんですよ。ひょっとしてあまってたりします?」
(なんだ?あまってたらくれてきなやつか?)
「いや残念ながらないんだよ」っと言うと驚いた顔で
「えっ!ないんですか?!この先どうするんですか?!僕たちでも少しあまらせてるのに…ちょっと待っててください。」
そう言って自分のチームと輪になって話始めた。
「どうしますか?僕達のぶん分けますか?」
「はぁわけなくてよくね?てか金持ってるなら倍ぐらいの金で売れば?そうしたら俺らも金が入るし」
「倍で売るのはな~あの子になんてケチな人達とか思われない?」
「確かにオッサンに思われるのはいいけど……あの子みたいに可愛くて綺麗な子に思われるのはな~」
「じゃあ懐が深いところを見せるために女の子のぶんだけでもわたすか?」
「でも傷が少しもないのは変じゃないか?服にも汚れとかないし」
「結構高いポーション使ったんですかね?」
「傷がないのはそうだとしても服に汚れとかないのはおかしくないか?しかもよくみたらあんまり荷物がなくね?」
「確かに……あっ!女の子のはぐれた仲間が持ってるんですよ!」
「そうか……それなら納得だな…でもほとんどなんにも持ってない所をみるとまだ仲間に会えてないんですね。」
「まぁそれはしょうがないよ…てか俺はてっきり回復の魔法とか使ってるのかと思ったよ。」
「いやぁ~それはないでしょ?初期の回復魔法じゃあそこまで綺麗に治らないしそれに高ランクの回復魔法使えるとも思えないし。」
「じゃあしょうがない女の子のぶんだけやるか」「そうだな」
(あ~さっきから俺には聞こえてるんだけどな~…へたに聴力をよくしすぎたかな?それにあいつらをみてからユキの機嫌が悪くなってるな~)
っと考えてるとユキが話しかけてきた。
「竜也様、あの冒険者達は何を話してるんですか?」
(なんて言うべきか……)
「ん?あの冒険者達はユキの心配をしてるっぽいぞ?」
(これなら遠からず近からずの答えだろ)
「はぁ!あんな冒険者達に心配なんかされたくないんですけど!」
「むしろ竜也様がいるのに何を心配する事があるって言うの?!」
(うわ~答え間違えたかな俺は……)
「あ~ユキ?そこまで怒らなくても……」
「いえ!これを怒らないで何を怒るんですか!?それにあの冒険者達の見る目が凄く気持ち悪いし!こうなったら奴隷紋見した方がはやいですかね?」
「まぁ見せなくても大丈夫だよ、それにこっちにくるから少しおさえててな」そういうと表面上は作り笑顔をしてくれた。
(殺気はもれてるけど…まっいっか)
「いやぁ~お待たせしました」
「いえ全然待ってないんで」
「仲間と話して女の子のぶんはポーションを渡そうと言うことになったんですけど…さすがに女の子が傷つくのを黙って見てられませんから」そういいながらそのチームはユキに手を振ったりしていた
ユキは表面上は作り笑顔だけど…殺気がさっきよりもでてた……
(これ以上はまずそうだな~後で機嫌をとるみにもなってくれよ)
「いえ、ポーションはなしで大丈夫です」
「えっ?あぁ~まだポーション持ってるんですね?」
「いや持ってないけど…いらないんで大丈夫ですよ」
「いやいや、あなたはよくても彼女はどうなんですか?たまたま彼女の仲間が放れてしまったからあなたといるんですよね?彼女のぶんはあるんですか?」
(まだそんな勘違いしてたのか……)
「いや、彼女は俺の仲間だけど」
そういうとこの世の終りみたいな顔を冒険者達がした。
「いやいやいや、ご冗談を」
「そうだぜ、危うく信じるところだった」
「それとも彼女の秘密をエサにしてつれて歩いてるとか?」
(いやいやどんなくずだよそれ、そんなにおかしいか?)
「本当ですよ」ユキが笑いながらそう言ってきた。
(いやぁ笑顔だけどなんか怖いな…)
そいつらもそう思ったのか苦笑いしながらそうなんですかとかそれならとか言いながらちょうど部屋が開いたので走っていった。
「ユキが言ったら一発だったな…あと殺気がもれてるぞ」
「最初から私が言った方がよかったでしょうか?もれてました?」
「あぁ普通にもれてたな…いや、ああいう疲れるやつの相手は俺がするからいいぞ。」そう言うとユキは嬉しそうに抱き付いてきた。
「ありがとうございます♪竜也様♪」
「わかったから、離れなさい。ユキも女の子なんだからそうゆう引っ付いたりとかは好きな人としなさい。それ以外の男とはある程度距離をとるように。」
俺がそういうと…私は竜也様が…とか竜也様以外の人となんか引っ付きませんとか…竜也様以外に男の人っているんですかなど
を小声で言いながらも渋々と言った感じで離れてくれた。
(思ったより重症かな?日に日に俺への想いが強くなってる気がするんだが……まぁ昔起こった事を考えるとしょうがないよな。まぁユキにそういう人が出来るまでゆっくりと待つか。)
そうして俺達は10階層のボスの部屋の中に入った。
扉がしまってボスのモンスターがでてきた。
でてきたモンスターはホブゴブリン3体ハイオーガ5体オーク3体ポイズンキラーが3体だ。
「結構でてきましたね」
「そうだな、まぁ俺達なら大丈夫だろ」
そう言い終わるとハイオーガが向かってきたのでユキがハイオーガと戦いだした。俺はポイズンキラーを指弾で倒してなにやら魔法を使おうとしたホブゴブリンに瞬地で接近してビックリしているところをしゅとうで首をはねた。
ふとユキの方をみると攻撃をかわしながら確実に倒していた。
ユキの背後から襲おうとしていたオーク達がいたのでユキの後ろに移動してオークを倒した。
「ありがとうございます!竜也様」
「いや、いいよ別にあと二体だな」
「はいっ、すぐに倒します。」
そう言ってハイオーガに近ずいてボディを半分に切断した。
そうして下への階段が現れたので降りて行った。
これからもどうぞよろしくお願いします。




