第20話~元王女side~②
今回も少し長めです。
私は、お姫様抱っこをされて商会をでた。
なんとも恥ずかしいな……これで街中を歩くのか?と思っていると急に転移魔法を使うのだ……しかも使えて当たり前のように……
私は普通にビックリした……転移魔法など使えるものなど聞いたことがないので……当たり前といえば当たり前なのだが……
そうして部屋に入るとまたもやビックリした……なんと別の空間をこれまた当たり前のように部屋に作ったのだ……もはやこの人は、
人間ビックリ箱なのか?と素で思ってしまった……。
さらには中に入ったら椅子を作るし……それで私を座らせてどうするのかと思っていると……なんと……私のこの酷いヤケドや傷さらには感染症も治すと言っているではないか……でも私は治らないと分かりきっていたので……気を悪くしないように気を付けて言ったのだが……なんと次にでた言葉は着ている服を脱がせるという……
私は怒らしてしまったかと思いながらも……言われるがままに脱がされ……そして……次の瞬間……またもや驚く事がおこった……
なんとさっきまで感染症のせいで凄く気分が悪かったのに……今は
気分がいいのだ……それだけではなく……身体に付いていた酷いヤケドや傷痕がいっさいなくなっていたのだ……私がビックリしていると急に目の前で膝をつき倒れそうになっているのであわてて
大丈夫か確認するとなんでもないような顔をして大丈夫だと言うのだが……本当に……大丈夫……なの……だろうか……?
そうして心配していると次は欠損した部位を治すからじっとしているように言うのだ……ここまでの再生魔法でも……驚くと言うのに……
欠損した部位を治すなんて……欠損部位を再生させる魔法など聞いたことがない……ましてや……治せるのさえ……怪しいと言うのに……
でも私はこの人なら……もしやと思った……。
それは間違いではなかった。身体が不思議な光に包まれたかと
思うと次の瞬間なんとも……気持ちい感じがすると思っていたら……
なんと……私の欠損した部位が普通にあるのだ!もう2度と歩けないし……何も触れないのかと……なかば諦めていただけに治った事への衝撃が凄かった……。
そうして驚いていると……なんとまた……膝をついたのだ……しかも
今度は血へどまで吐いているではないか……やはりこれぐらいの力を使うには何か代償がいるのかもしれない……私はとっさに駆け寄ろうとしたが普通に歩けることへの嬉しさがあいまってその場で立ち尽くし身体をくまなく確認したのだ……やはり何処にもあの……
酷いヤケドや傷痕がなくキレイさっぱりとなくなっているのだ……
私は嬉しさのあまり自分の格好を忘れてその場でキョロキョロしていると……その人が立ち上がりコートをかけてくれたのだ…………
私は……始めて……その時に自分の格好を思い出して凄く恥ずかしくなりしゃがみこんだ……そうして……しばらくして恥ずかしいのが……おさまってきたら……私は我慢出来ずにその人に思いっきり抱き付いて泣いていました。
その人は……ビックリしながらも……優しく抱き締めて……思いっきり泣かせてくれました……しかも髪まで撫でて貰えて……
私は泣きながら最初のあの人が綺麗で可愛いんだからと言われて…
カッとして怒鳴ったのを恥ずかしくなりました……この人は……
哀れみとかではなく本当にそう思って言ったのだと思ったらまた
余計に泣けてきました……
そして泣き止んで落ち着くと……今度は……服を買いに行くぞっと言うんです……私はこのままでも大丈夫と言ったのですがうむを言わさないような感じで承諾させられました……。
私は思いました……この人は意外に頑固なんじゃないかと……
そう思っているとその人が服屋に行くまでの間はなんとその人が
使っているコートを貸してくれると言うんです!
その人は俺の上着なんて嫌かもしれないけどと言いましたが…………私は凄く嬉しくなりました……嫌だなんてとんでもない!
嬉しくなり過ぎて……むしろご褒美と言うかとかあからさまに引かれるような事を言ってしまいました…………むしろしょうがないと
思います……本当に嬉しかったんですから…………
私は獣人族などで匂いとかには敏感なのですが……何故だかその人の匂いはまったく嫌ではなく……むしろもっと嗅ぎたいぐらいでした……私はさっきの言葉が聞こえたかと思いその人を見たのですが…多分……聞こえてなかったんでしょう?
私は敬愛の念を込めてご主人様とお呼びしたのですが……その呼び方は好きではないらしく……呼び捨てで名前で呼ぶように言われました……さすがに呼び捨てには出来ません……名前は……タツヤと言うんですか……なんて良い名前なのでしょうか♪
私は人族の名前でここまで良い名前を聞いたことがありません!
そうだ!っと思い私はタツヤ様と呼ぶようにしました♪
タツヤ様は……呼び捨てでとかなにかを言ってましたが……ここだけは譲れません!いくらタツヤ様が頑固でも……と決意を胸にして
タツヤ様を見るとわかったと言ってもらえました♪
頑固なタツヤ様に納得させるって私の方が頑固?と思いましたが…
気にしないようにしました。
そして、私とタツヤ様は服屋に行ったのですがそこの店の人に私はビックリして唖然としてしまいました……人族には色んな種類の人がいるのですね……そんなこともありましたが私はタツヤ様の好みなども聞いて普段着と寝巻きを買いました♪凄く幸せです♪
そうして宿屋に戻るとタツヤ様が二人部屋は空いてるのか確認してました。私は疑問に思いながらも付いていき部屋に入ったのでなんで二人部屋にしたのか聞いたらベッドが1つしかないからと言ってきました。
私はえっ?と思いましたベッドはタツヤ様が使って私は床にでも寝ようと思っていたので……それを言うと……さすがに床では寝かせられないと言ってきたのです。
私は変わった人だなと思いましたが……同時に嬉しくもなりました♪タツヤ様は本当に自分で言ったように奴隷としてではなく同じ人として扱っていると言うことに……なので私は恥ずかしくなるのを我慢してそれならば……同じベッドで寝ればいいんじゃないんですか?と言いました……私だって男性と……そのような……事など経験がなかったんですが……私のためにこれ以上無駄なお金を使わせるべきではないと思ったので言ったのですが…………
返ってきた言葉は私が思っても見ないような言葉でした……
ただ一言……えっ?と私がそう言うとは思ってもなかったんでしょうか?またもやうむを言わさないような感じでベッドを1つずつ使うようになりました……本当に頑固です。
そしてなにより……それよりも……さらに嬉しくなりました♪
なんか……大事に……されているって感じがして……私のこの気持ちに気付いてないようなので頑固で鈍感なのかもしれません……
そう思うと思わず笑ってしまいます♪
いつ以来でしょうか……こんなに心が幸せで満たされるのは……
こんなにその人の事を考えると微笑むようになるなんて……
私は恋などしたことがなかったんですが……これが……恋…と言うものなんですね♪なんて良い気持ちなんでしょう♪
そう言えばあの治療魔法を使った後に起こったことについては……教えてもらえませんでした……。
ただ……大丈夫だから……気にするなの一点張りです……。
私はこれ以上聞いても教えてもらえないと思ったのでわかったと言いました。でも必ずいつか聞き出します!それがタツヤ様の大事な身体のことなら……なおさらです!
そう思っていると明日は早いから寝るぞ!といわれました♪
なので私達は、お互いにベッドに入って眠りにつきました。
(おやすみなさい…タツヤ様♪)
もう気付いた方もいるかもですが王女の口調が変わったりしてますがそういうふうなので間違えなどではありません。普段は王女らしくしようとしているのですが甘えん坊な所が出たり色々な要素がありますのでそれを想像したりして楽しみながらこの王女sideを読んでもらえるとさいわいです。




