再開と始まり
「ん、うん?」
体の痛みがなかった。
記憶によれば、確か僕は旅行中の飛行機で弟と妹を落ち着かせるべく、立ち上がり飛んできた破片に刺さって致命傷による死亡だったはずだが……
俺は、起き上がろうと心見る。
動かない。
あっ、助かって病院にいるとか、
回りを見る。
真っ白。
一体何なんだ?と思っていると、一面真っ白の空間から黒い円上の直径30センチの玉が出てきた。
「ん?なんだこれ?」
声が出た。
「おぉ、声出んじゃん」
声が出るってことは、イベントがあるはず‼
うん。わかった。玉に話しかければいいのか、
「あのさ、ちょっと状況を説明してくれない?」
玉は、何にも言わない。
「すいませ~ん。あの~状況を説明してもらえませんか~」
玉は無反応。
そして、去って行った。
俺は、突如まずいと思い起き上がろうとした。
あれ?俺は立てた。何なんだ一体?
まぁいい。取り合えず追いかける。
「なぁ待ってくれるかタマちゃん」
「何勝手に名前をつけてんだよ、死人」
「しゃべった~!?」
「あからさま過ぎるリアクションだな!」
うぉっ。喋った。ツッコミまでしてくれる。強い!
あと、俺やっぱ死んでるのね。
「家族はどうなってる?」
「知りたきゃ着いてこい」
おう。分かった。ついていけばいいのね。
ちょっと歩くと大きな門が出てきた。
そして、その奥には石で積み上げられている丸い建物。
実に立派である。闘技場みたいでもあるが、明くない。霧がかかっていて、死人が来るような場所だった。
正直入りたくない。と思っていると。
「おい、死人。家族に会いたいなら、ここに入れ。ただ、ちょっと厳しい選択をしなきゃいけなくなるがな」
少し、悩む。
「分かった。でも、絶対会えるんだよな?」
「保証する」
ガチャっ
大きい門が開いた。
「入りたくねぇ~な」
「なんか言ったか?」
「何でもないです」
入ると皆はがいた。
「よう」
みんなに軽く挨拶。
ただ、ちょっとぎこちない。
何が起こるのか!?
露骨でしたね。