第37話 若い愛人
「…そんなの、嫌です」
水曜日、意を決して昼休みにミファを校舎裏まで連れ出すも、俺の懇願は受け入れられなかった。ミファは俯いて俺と眼を合わすことも無いまま、僅かに肩を強張らせ、震える唇から切実に呟いた。俺は今一度彼女の両肩を掴んで引き寄せるが、ミファは横を向いて赤くなった目を逸らした。
「そう言わずに、頼まれてくれないか?俺もレベル上げになるし、お前にとっても召喚を使う訓練の一環くらいにはなるだろ?放課後、ちょっとの間召喚獣と戦わせてくれるだけでいいんだ」
「…でも、…だって、私レム先輩と戦いたくないです。訓練とか、例えフリとかだったとしても、そんなことしたくありません。…叩いたり、蹴ったり……嫌なんです…」
「俺が頼んでるんだからお前がそこを気負う必要は無い。…第一、それなら何でお前はアカデミーになんか入ったんだ。生徒同士の組み手なんか授業でいくらでもあっただろ?まさか『やりたくない』でやり過ごせたのか?」
「…やらなくちゃって、悩んでる内に全部敗けてました。馬鹿みたいですよね。…でも、私、どうしても人を手にかけたくないです」
ミファは左右にゆっくりとかぶりを振ると、表情を失ったまま告げた。…理屈の通じない子供、と初めてミファを鬱陶しく思う自分を発見し、自分が思っていた以上に焦ってしまっていることを理解した。
「…協力してくれれば俺も大会で優勝する確率がぐんと上がるし、それで俺がお前らの仲間に入れるならお前も文句無いだろ?」
「それでも嫌です」
ミファは頑として首を横に振る。いい加減腹が立ってきて、両手を放して後退って深く溜め息をついていると、ミファは掠れた声で静かに訊ねた。
「…メーティス先輩には、このお願いしたんですか?」
「…いや…」
「何で私にばっかりお願いするんですか?……私のこと、嫌いなんですか?」
…嫌ってなどいない。…いないはずだが、俺はそれにすぐには返答しなかった。そして取り繕うつもりで、
「お前は…この状況を作った原因の一端なんだから…これくらい聞いてくれてもいいだろ…」
と、酷く自己中心的な物言いをしてしまった。それだけは言うまいとしていたのに、訳が分からなくなって口を突いて出てしまった。ミファがそれに酷く傷つくだろうことはよく分かった。
「……そうですよね…」
気温が一気に下がったような空気の中長いこと黙り合うと、ミファは今にも涙を溢しそうに顔を暗くして俯き、了承して両手を胸の前に合わせた。俺は今更その腕を取って急いで首を振った。
「いや、いい!俺が悪かった!…酷いことを言った…ごめん…」
ミファは戸惑って捨て犬のような眼を俺に向けると、また俯いてポツポツと呟いた。俺は少しずつ彼女の腕を掴む手を緩くし、脱力のまま腕を下ろした。
「…クリス先輩、まだロッカーにレム先輩への誕生日プレゼントしまってるんです。毎月、いつ渡しても失礼じゃないようにって、包装を新しくして…。……クリス先輩と仲直りしてもらえませんか?毎日、寂しそうにしてます」
「…あぁ、分かってる。…その内、ちゃんと謝るつもりだよ」
「…お願いします」
ミファはそれに深く頭を下げ、少し行って立ち止まって悩んでから、走ってその場を去っていった。その背中を見つめながら、心の表裏に溝が生じているのを強く感じた。
その日の夜は、大会開始以来しないでいた添い寝をメーティスに強要した。既に寝静まっていたメーティスの布団に潜って、拒絶される前にと直ぐ様背中から抱き着いた。
そうは言えど予想通りではあったが、彼女は俺を拒絶などしなかった。俺が布団に入った瞬間からメーティスは息を殺していたので、俺も然して不安は無かった。
しかし甘えが過ぎたのだろう。胸に触れようと手を伸ばすとメーティスはそれを腕で押し退けた。俺はそれきりメーティスに背を向けて眠ることに努めた。
…誰かの温もりが欲しい。内側に溜まったものを吐き出したい。自分より弱い者を見出だして安心したい。…それらが十代の衝動にあやかって、正義や誠実を食い潰し始めている。…常に何かが俺を追い回しているような緊張を覚え、その暮明から灯を得ようともがいていた。
一言に言えば、不安なのだろう。ひょっとしたら敗けるかもしれない、そんな恐怖だ。これまでは『いつか来る戦い』に向けて努力するだけで良かった。しかし今はその戦いの直中にいる。万一にも脚を掬われ、挫折してしまったら、その先が俺には見えてこない。…今まで積み重ねた全てがゴールも無いまま閉じてしまうのだ。
逃げる、逃げる、逃げる…。女に、友人に、献身に。…そしてそれらは皆、あろうことかいつも俺を拒絶してくれなかった。
メーティスが俺の背中を撫で、そっとその胸を押しつける。肩を通って回された細く滑らかな腕を、離されることの無いように両手で掴まえて引き寄せた。
…誰よりも悪いのは、受け入れてくれる相手に何処までも溺れ、そうでないものを一方的に恨む、自分しか見ようとしない俺自身だ。そしてそれを理解しながら、俺はそうした自分から抜け出すことが出来なかった。
12月18日、第3回戦。計4試合であり、初戦はルイとレシナというカップル対決となった。当然乗り気でないルイは試合直前、
「…俺、辞退しようかな」
と、この1週間もう何度も聞いた提案をレシナに持ち掛けた。レシナはそれに対しニコリと怒りを潜めた不気味な笑みを浮かべながら、
「私を『戦わず準決勝に登った女』にしたいの?真剣に戦ってくれないとしばらく口を利かないわよ」
ルイは渋々頷いて共に武道場へ歩いていった。俺はジャックと共にギャラリーへ上がったが、大会も後半戦になると選手用のギャラリーには殆ど人がいなかった。前列の真ん中に俺とジャック、離れた席にリード、オスピオーノ(リードの対戦相手)、カズヤ(俺の対戦相手)がバラけて座っており、他は全て空席となっている。…ニムレイスはまだ来ていないようだ。
「…あの野郎、随分余裕こいてんな。…ぜってぇ負かしてやる」
ジャックはギャラリーを見回して告げると、観客用ギャラリーから1人で此方を見つめていたキィマと眼を合わせていた。キィマは気づいたのかわざとらしく初戦の2人を見下ろし始めた。
ジャックの発言が抽象的だったので俺は一瞬首を傾げかけたが、ピンと来ると笑って声を掛けた。それに伴ってジャックもキィマから俺に視線を移す。
「…あぁ、お前の対戦相手ニムレイスだったか。因縁の相手だな。敗けんなよ?」
「もちろんだ。必ず俺の手で倒してやる」
「まぁ、お前が敗けたら俺が代わりに仇を取ってやるよ。トーナメント的に準決勝はお前の組と当たるからな」
「それにも及ばねぇよ。言ったろ、俺は絶対にあいつには勝つんだよ。キィマにそう約束してんだ」
正直な所を言えば、俺はジャックと戦いたくない。イシュルビアとの戦い以来、必要以上に相手を追い詰めるような攻め方は避けてきた。対戦相手もそうした片手間で倒せるような雑魚しか現れなかったので、ここまでは上手く往なせていたのだが、…ジャックを相手にするとなると話が変わってくる。
これまでのジャックの戦いぶりを見るに、彼は俺の予想を超えて強かった。然程頭を使える方ではないが、勘が鋭く絶妙なタイミングで『ヒール』を使用して延命して、戦いが長引くと攻略法を理解し始める。加えて敵を恐れず攻める姿勢に優秀な足まである。俺も戦うとなると、それなりに本気を出さなくてはならない。手加減などしてやる暇は無いのだ。
…ジャックをイシュルビアのように怯えさせてしまいやしないか。それが俺には堪らなく不安だった。
そうして俺が葛藤している間にも、ルイとレシナの間に校長が立って開始の宣言をしていた。
「これより、第3回戦第1試合を開始します。C7、レシナ・ダイナ。C6、ルイ・ネーロ。笛の音の合図と共に決闘を始めなさい」
ルイはロングソード、レシナはメイスを固く握って僅かに後退り、校長がギャラリーに飛び退いて笛を吹くと、真っ先にレシナが駆け出した。その足は酷く遅いが、それに対し圧倒出来るはずのルイはまるで動く気配も見せなかった。ルイは困惑した表情のまま身を引いて剣を脇構えに持ち、メイスの突きが襲うとやっと意を決してそれを刃で受け止めた。
レシナはルイを睨み付け、「真面目にやる気は無いのね」と吐き捨てて腹部を蹴り抜く。しかしその言動の割りにはレシナは嫌に笑っている。ルイはそれに合わせて全身に力を込めて硬質化し、防御に徹する。レシナはさっと飛び退いて間合いのすぐ外まで逃げると、ルイと眼を合わせたままじっとそこに留まった。
10秒経っても両者とも動かず、その奇妙な状況に、毎回のように俺は疑問を抱いた。ルイがレシナに攻撃するのを躊躇っているのは分かるが、レシナはそれを理解していて隙を晒しながら戦っている。今だってレシナは全く身動きも取らなければ警戒もないため、ルイがその気になれば勝負は一瞬でついてしまう。…レシナは、ルイが攻撃出来ないのを分かっていて真剣勝負を演じているに過ぎない様子なのだ。
この光景は毎回のことであり、レシナが当たった相手は皆、こうして攻撃を躊躇っている内に『スピード』(速度強化魔法)の使用を許して敗けてしまうのだ。…レシナが剰りにも無防備に、何の対策も見せず『スピード』を行うために、対戦相手がその隙を突くことを躊躇うのは分かるが、それでもこれほど空白の時間が生まれるのは異質としか言えない。
…俺には知り得ない高度な心理的取引があるのかと自分を納得させてきたが、ここまで来ると俺には何も分からなかった。…一つ考え得る構図としては、レシナがルイ以外の男にも言い寄っていて、そのためにこれまでの相手もレシナを勝たせようとして……。
…友人の彼女だ、そんなことは考えたくない。何かの思い違いだと今回も自分に言い聞かせた。
そして、見違えるような、3倍には跳ね上がったように思われる俊敏さでレシナはルイへと駆け迫り、ルイもそれに驚いて初撃を許してしまう。レシナは笑い、ルイは息を呑む。…これまではレシナはここから猛攻するスタイルで勝ちを手にしてきたが、それは今回には当て嵌まらなかった。
レシナの腕力では、鎧越しにルイを傷付けることは出来なかったのだ。ルイの人並み外れた頑丈な肉体は、レシナには計算外だった。
ルイも、当然レシナも、ポカンと目を丸くしてそれを理解出来ないでいた。ギャラリーもシンと静まり、唯一リードだけが何故だか「ハッ…」とそれを鼻で笑っていた。そしてレシナは一瞬此方を、…恐らく、リードを見て、諦めたように俯いてルイの前に腕を広げた。
「ほら、あなたの勝ちよ。やりなさいよ」
ルイはやはり困惑して「いや…でも…」と首を振るが、レシナは譲らずルイと眼を合わせ、「やりなさい」と低い声で言いつけた。ルイは深呼吸し、「…じゃあ、ごめん」と断ってレシナを右袈裟で斬り伏せる。
しかし、レシナは攻撃を受けると同時に『ヒール』で回復し、発汗を事前に食い止めていた。ルイは訳が分からないようで1歩下がり、再度レシナと眼を合わせた。
「何してるの、やりなさい」
「…いや…やりなさいったって…」
ルイは首を傾げながらも姿勢を直し、また右袈裟、左袈裟、右袈裟、左袈裟と交互に斬りつけた。…俺にもレシナの意図は分からなかった。
そしてレシナのMPが底をつき、レシナはとうとう汗を噴いた。そこに校長が降り、試合の終了を告げる。そうして静かにルイは勝利した。
後からげっそりしたルイがギャラリーに上がってきたので、「何だったんだ?さっきの」と訊ねるも、「分からない」と首を振られた。レシナはそのまま何処かへいなくなり、次の試合の選手であるリードも控え室へ降りていった。
第2試合はリードが魔法無しで圧倒し、すぐに勝利を納めて帰って来た。第3試合のためにジャックは降りていき、その頃になって漸くニムレイスがニタニタ笑いながら現れた。ニムレイスも控え室へ向かったが、ジャックの怒りを知る俺としては控え室で喧嘩になっていないか若干心配だった。俺としても不戦勝で経験値も積まずに決勝に登っても良いことは無いのだから。
14時前、カトラスを手にしたジャック、ロングソードを2つ両手に持ったニムレイスがガンを飛ばし合いながら武道場に進んだ。やはり口論にはなったらしいが、喧嘩して出場権剥奪、両者敗退なんてことにはならなくてホッとした。
「第3回戦第3試合を開始します。C4、ジャック・カーマイン。B3、ニムレイス・アフィンシス。笛の音の合図と共に決闘を始めなさい」
お馴染みの宣言をした校長がギャラリーに跳ぶと、ジャックはギャラリーを見上げて深く息を吸い、「キィマ!」と大声で呼び掛ける。見下ろしていたキィマは驚いて目を見開き、ジャックは歯を見せて快活に笑い、グッと拳を振り上げた。
「俺、ぜってぇ勝つからな!そこでちゃんと見てろよ!」
大胆な愛の勝利宣言。今まで淡々と事を進めてきたこの大会において、それは生徒達に興奮を与えたようでギャラリーには一気に歓声が湧いた。キィマは予想外のことにキョロキョロと周囲を見回し、顔を真っ赤にしてアワアワと戸惑っていた。
ニムレイスがそれを鼻で笑うと、ジャックは拳を下ろしてニムレイスと睨み合う。
「気持ちわりぃ…アホくせぇ…」
「言ってろ腐れ野郎。俺はお前にゃぜってぇ敗けねぇ」
笛の音の前なので教員達は「静かに!」と必死に生徒を窘めるが、校長はというとそれを寧ろ楽しそうに眺め、構わず笛を吹いていた。
勝負が始まれば生徒は黙り、真剣にそれを見届けに掛かる。ジャックは猪突猛進に駆け出して、ニムレイスはそれを浅はかだと嗤うように棒立ちで両脇を広げていた。
勢いに任せた横薙ぎは簡単にニムレイスの左手の剣に防がれ、ニムレイスは同時に突き出した右手の剣でジャックを胸を突き刺した。ニムレイスは笑った。…しかし、ジャックはその突き刺さった剣を離さぬよう力強く左手で掴み、その胸、左手、口の端から血を溢れさせながらニッと笑う。
ニムレイスは眉を寄せて見開いた目でそれを凝視し、呆気に取られていた所にカトラスの刃がロングソードを滑ってニムレイスの首を斬り裂いた。
ぐっ!と悲鳴を上げてニムレイスは飛び退くが、ジャックは刺さったまま手放されたロングソードも自分のカトラスも共に後ろに放り投げ、ニムレイスに駆け寄ると正面からその身体に抱き着いて床に押し潰した。…押し倒すにも、その後攻撃を行うにも剣は間合いが広くて邪魔だったのだろう。…しかし、俺から見ればそれは悪手だった。
マウントを取ったジャックは一心不乱にニムレイスの顔を殴り、ニムレイスは左手にまだ持っていた剣でジャックの背中を突き刺す。ニムレイスが拳ではダメージを受けていないと感じたジャックは、剣が背から引き抜かれた拍子にその腕を右手で掴んでギリギリと止め、腕力が拮抗してその状況が暫し続く。両者の空いた手も同時に掴み合って、動きは止まっていた。
「クソッ、何だ…!イカれてるよお前…!」
ニムレイスは苛立たしげに悪態をつき、ジャックはそれにハッと笑って「そりゃあどうも!」と言い返す。ニムレイスは遠くに転がるロングソードとカトラスを一瞥するとジャックに頭突きを食らわせ、生じた隙に右手を押さえてくるジャックの左手を振り払って顎に肘打ちを食らわせる。ジャックはダメージを受けないながらもよろけ、ニムレイスはその際に空いた腹と腹の隙間に両足を潜らせて一気に蹴り飛ばす。
ジャックは引き剥がされて宙を舞い、そのまま横に数m転がって起き上がる。ニムレイスは素早く駆け出して前転しながらロングソードを拾い、立ち上がってカトラスを後ろに蹴り飛ばす。丸腰で立ったジャックを笑い、ニムレイスは二刀を十字に構えて駆け出した。
ジャックは『ヒール』で一先ず回復するが、それだけで何とかなる状況ではない。ニムレイスの二刀を防ぐ術が残っていない以上、4回の攻撃をまともに受ければそれでジャックは敗けてしまう。そしてカトラスは遥か遠くまで転がってしまっている。
状況は悪い。どうなるかと不安になった矢先に、
「勝って!」
キィマはその声を武道場に轟かせた。生徒達の視線は一斉にキィマに向かい、ジャックもそれを見上げてフッと笑う。
ニムレイスが二刀流の右薙ぎを仕掛ける中、ああ!とジャックは右の拳を振り上げて頷く。ロングソードはジャックの胴体を斬り裂き、しかしジャックは怯まない。脇を通り抜けたニムレイスの後頸部を右肘で打ち、身体を泳がせたニムレイスを更に後ろ蹴りで転倒させる。そしてジャックは全力で疾走し、カトラスを拾い上げた。
そして『ヒール』を行うとそこからは一心不乱に、ジャックは八双の構えでニムレイスに迫る。額をビキビキと震わせたニムレイスは立ち上がって正二刀、右脇の構えで立ち向かう。虚を突く剣士であるニムレイスにとって、物怖じしないジャックは天敵であろう。そうでなくとも冷静さを欠いた今のニムレイスに、ジャックを倒すことなど出来ないのは明白だった。…勝負はとうについている。
両者の突きが決まる。ジャックは両肩に、ニムレイスは胸にその刃を受ける。そしてニムレイスの額から一筋の汗がツーッと流れ、それは顎から滴り落ちた。
「勝者、ジャック・カーマイン!」
校長の宣言と共に歓声が響き渡り、場内に轟くジャックコール。ニムレイスはジャックから剣を引き抜き、「…少しも怯まねぇ…」と忌まわしげに吐き捨てる。ジャックもニムレイスから抜いたカトラスを手に提げて、
「生憎、勝つことしか頭無いんでね」
と笑い返した。そしてそこへ、ギャラリーを降りて駆けつけたキィマが感極まってジャックに抱き着いた。ジャックも「どうだ、勝ったぜ!」とキィマを抱き返す。ギャラリーは更に沸き、この後試合がある俺は出ていきにくい心地悪さを感じて苦笑していた。
ふと、選手用のギャラリーにいつの間にやら現れていたレシナは、心から嬉しそうにジャックと抱擁し合うキィマを見下して恐ろしい程の憤怒の形相を浮かべていた。それが意味する所を解せないまま、後にキィマを「ちょっと来なさい」と連れ出した彼女をジャックと共に見送った。
彼女らが何を話したのか、ジャックもルイも知らされなかった。
そして、翌日は準決勝である。
ルイ
Lv.10 HP46 MP20 攻47(33) 防66(33) 速22 精11 属性:風
装備 皮の鎧(防10) 皮の兜(防11) 皮の盾(防12) ロングソード(攻14)
白魔法 デトクス(状態異常解消、消費MP5)、
ノーウィンド(風魔法を無効とする半径10mの空間、5分持続、消費MP12)
レシナ
Lv.10 HP18 MP30 攻24(11) 防55(22) 速11 精12 属性:風
装備 メイス(攻13) 皮の鎧(防10) 皮の兜(防11) 皮の盾(防12)
白魔法 ヒール(HP30回復、消費MP3)、
スピード(80秒間速10上昇、消費MP8、10秒必要)、
キュアー(HP120回復、消費MP15)
ジャック
Lv.10 HP38 MP30 攻40(22) 防55(22) 速33 精11 属性:炎
装備 皮の鎧(防10) 皮の兜(防11) 皮の盾(防12) カトラス(攻18、耐600)
白魔法 ヒール(HP30回復、消費MP3)、
パワー(80秒間攻20上昇、消費MP6、10秒必要)
ニムレイス
Lv.10 HP33 MP20 攻36(22) 防44(11) 速22 精11 属性:氷
装備 皮の鎧(防10) 皮の盾(防12) 皮の兜(防11) ロングソード(攻14、耐550)×2
黒魔法 パワー(80秒間攻20上昇、消費MP6、10秒必要)、
デトクス(状態異常解消、消費MP5)、
ノーフリーズ(氷魔法を無効とする半径10mの空間、5分持続、消費MP16)




