第36話 天王山の序章
全ての窓が締め切られ、陽光をカーテンに仕切られた武道場にて、ステージ前に32人の生徒が足並み揃えて整列する。俺も当然そこへ加わり、ステージ上に此方を向いて整列する教員達を拳を握って睨み上げた。教員は皆置物のように身動き一つ、顔色の変化一つ無く、校長が話す後ろで身を固くして慎んでいる。
待ち侘びた11月27日、現在は9時30分である。休日にも関わらず全校生徒が駆けつけてギャラリーに上がって三方から俺達を見下ろしている。その視線は好奇に、興奮に、歓笑に満ちていた。メーティスやロベリアも、おそらくはその中に紛れているのだろう。
その三方の内、出入口側のギャラリーの真ん中にはクリスとミファがいて、2人には特別に椅子が用意されていた。俺はステージを向いていてその顔を拝めないが、何だか2人が俺を見守ってくれているような気がしていた。…願望だろうとは分かっている。
「選手諸君、またギャラリーの皆様も、どうもおはようございます。本日は休日にも限らずお集まりいただきありがとうございます」
校長は俺達を見回すと満足げに頷いて微笑んだ。それは俺達への期待や、無事志願者が集い自身の責務を果たせることへの一先ずの安堵から来るものであろう。俺達は緊張で一杯になり表情も変えられぬまま校長の挨拶を拝聴した。
長々と世間の近況を述べていた校長は、「さて」の一拍子で話調を変えた。
「それではこれにて、従士抜擢試験、決闘大会を開催致します。予定としては先月配布した通り、第1回戦を今週と来週の土曜、日曜の4日に分けて執り行います。第2回戦はその翌週、第3回戦と準決勝戦は更に翌週、そして決勝戦は終業式を終えた午後の開催となります。本日の日程は第1試合を10時に開始し、第2、第3、第4試合と2時間置きに開始致します。その時刻の時点で出席しなかった者は不参加と見なし、出席側を不戦勝とします。両者共不参加となれば両者敗退となり、次回戦も残った側を不戦勝として扱います。制限時間は最大1時間30分。勝敗は、HPの半減により発汗を起こした者を敗北とし、両者同時に発汗を起こした場合は一時中断し、HPを回復した上で15分後に再開とします。決闘中道具の使用や、規定外の武器の使用は原則として認められません。武器は此方が事前に用意した物から選んでいただきますが、公平を期すため防具は皮製一式で統一します。武器は使いこなせるのであれば、幾つ選んでいただいても構いません。また、決闘のフィールドについてはギャラリーと倉庫、ステージの控え室、武道場外を除く全てと致します。ステージ上もフィールドとなりますので上手く活用してください。どちらか片方でもフィールドの外に出た場合、その時点で両者敗退としますので、参加者の皆様は極力フィールドの中心での決闘を心掛けてください」
校長の説明に試験参加者の何人かがゴクリと唾を飲んだ。今後の人生を左右する大きな戦いが始まろうと云うのだから、その緊張は絶大であろう。ジャックやルイも息を潜めて唇を舐め、静かに深呼吸を繰り返していた。…俺は緊張などよりまず、その長ったらしい挨拶に苛ついていた。説明はプリントに書いてあったしもう何度も読み直したので今更言われなくても分かっているのだ。
「以上で私からの挨拶を終わりとし、早速第1試合に入らせていただきます。勇敢な挑戦者の皆様には健闘を、そしてギャラリーの皆様には分別ある真摯な応援をお願い致します。…A1のウルムーラ・パティキシン、並びにB7のライナー・メルガー。両者はここに残り、後の皆様はギャラリーに待機してください。これより、第1回戦第1試合の準備に掛かります」
校長が一礼して降壇し、後の教員も続いていく中、ギャラリーの一部層が歓声を上げて囃し立てる。俺達も色めく武道場を歩いて廊下に出て、ギャラリーへと階段を上がる。参加者用に椅子を並べられた左ギャラリーへ向かい、俺はジャックとルイに挟まれて座る。身体が向いた右ギャラリーにはメーティスとロベリア、出入口側のギャラリーには特別席のクリスとミファがいる。それぞれと眼が合うが、俺はすぐに視線を逸らしてルイと話した。…今彼女らに心を乱されるのは避けたかったからだ。
試合は2時間置き。こう言われると時間が飛び飛びで退屈にも思われるが、一つ一つの決闘を観察し、次の時間まで考察していると時間はあっという間に過ぎていく。更には今日出番のあるルイを応援したり戦い方の相談を受けたりしたので、何もしていない時間も無かった。…誰にも容赦はしないと決めてはいるが、友達として応援やアドバイスをするつもりはあるのだ。
この日の4試合の間では、レシナとルイが勝ち進む結果となった。他の見知っているメンバーは明日以降の試合に出るため、一先ず身内の中に脱落者はいないということになる。俺はギャラリーから見た試合のそれぞれを持ち寄ったメモにまとめ、その晩も部屋でシミュレーションなどしていた。翌日にはリードの試合があるが、あいつが初戦で敗ける訳が無いので特に気に掛けなかった。
12月5日、俺の試合が漸く回ってくる。これほどに長く感じる1週間も他に無い。初見の相手とはいえ、準備は万端だった。
俺は大勢の生徒に見下ろされながら防具を纏い、抜き身のロングソードを片手に武道場の中央へ出る。対戦相手も同じくロングソードを選び、緊張した面持ちで対面した。試合の時刻までの間、俺と彼女とはじっと眼を合わせたままでいた。また、そうした俺達の間に校長が仲立ち、懐中時計を見下ろす。
薄緑の長い髪と青藤の瞳の美しい少女だが、此方も加減してやる訳にはいかない。少女は食い入るように俺を見たかと思うと、途端に眼を逸らして頬を赤くした。
「16時回りました。これより、第1回戦第16試合を開始します。C1、イシュルビア・マーカス。D6、レムリアド・ベルフラント。笛の音の合図と共に決闘を始めなさい」
校長は懐中時計から顔を上げると審判として開始の宣言を行う。そして一跳びでクリス達のいるギャラリーへと移ると、胸に提げた笛を手に取って口に触れさせた。
シンと静まり、次にピーッと笛の音。そして次の瞬間に俺とイシュルビアが一斉に後退して距離を取り、その足音を武道場に響かせた。
両者とも剣の間合いを脱すると、最低限の距離を保って立ち止まる。俺が足を擦らせて左に動くと、イシュルビアは仰天して反対の方向に後退っていく。そのまま互いに相手の身体を見回して、俺達は円を描くように歩いていた。
此方も向こうの戦闘スタイルを知らないが、向こうもそれが分からず最初は様子見を決め込みたいだろう。つけ込む隙があるとすればそこだ。無条件で相手が後手に回ってくれるこのタイミングにこそ猛攻して、そのまま『戦い』にならない内に仕留めてしまおう。
慎重な間合い詰めを突如放棄して突撃した俺を、イシュルビアは身を固くして待ち構えた。…表情に似合わず冷静な奴だな、『防御』で一撃をやり過ごすらしい。その機を利用して俺の攻撃の癖でも見極めようというつもりだろうか。…その頭があるか、ないか…。
俺はイシュルビアが剣の間合いに入るギリギリ手前で横薙ぎを繰り出した。その刃先は身体に届かず、イシュルビアは目を丸くして驚いていた。同時に警戒も途切れたイシュルビアは防御を解いてしまい、俺は彼女の弛みを突いて左足で腹部を蹴り抜いた。イシュルビアは「カハッ…!」と苦痛に悲鳴を上げて床を転げていき、俺は立ち止まらず駆けていった。
転がる姿勢から何とか起き上がったイシュルビアは、目前に近づいていた俺を見上げて、慄いたが、キッと睨み付けて左手を伸ばしてきた。俺は魔法を警戒して咄嗟に進路を逸らしたが、イシュルビアはそれに合わせて腕を向ける。危うく指先が触れそうになるが身を捩って避けながら無事に通過する。
数mの距離まで離れてから振り返り、立ち上がっていたイシュルビアとまた膠着状態に陥る。…俺は先程の彼女の行動を省みた。イシュルビアは俺に触ろうとした。それはつまり、氷属性魔法の『コールド』、または肌から毒を盛る魔法『バイオ』のどちらかを俺に仕掛けようとしたのだ。
…もし彼女が氷属性の魔人であるならば、俺から彼女に対する『コールド』は効き目が薄い。『バイオ』も俺は習得しているが、此方はもっと危なくなった時に使う予定なので今は使わない。何にせよ、俺から彼女に対する魔法の使用は現時点で有効ではない。腕の間合いに入ってしまう格闘戦も避けるべきだろう。俺は彼女の左手に注意しつつ、剣一つで全てに対応しなくてはならないようだ。
待っていても始まらない。俺はまたイシュルビアに向かって駆け出した。イシュルビアは再度身を固めて防御し、僅かに左脇を弛くした。…同じ攻撃は効かないだろう。俺は剣を両手持ちで引いて突きのモーションを取る。イシュルビアは左手を広げて固唾を飲み、右手の剣は無警戒に垂れ下がっている。…魔法を使うことしか今は考えに無いらしい。
突きが届く間合いにまで踏み込んだ俺は両膝を曲げて強く踏み込む。イシュルビアは『今だ!』と眼を輝かせて左手を突き出した。…そしてその瞬間、俺は身体を丸めて彼女の頭上へと跳び上がり、彼女の手は虚空を彷徨っていた。
両手剣をグルリと上段に構え、勢いに任せて前宙する。イシュルビアは俺を見上げ、またも呆気に取られ防御を忘れる。その無防備な脳天を、俺は全力で叩き割った。
回転のまま着地し、振り返り際イシュルビアの背に横薙ぎを食らわせる。イシュルビアは絶叫して剣を滅茶苦茶に振り回し、俺はそれを眺めながら後退る。彼女の全身からは夥しい量の汗が溢れ、パックリ割れた兜から覗く頭は血塗れながらも繋がったようだが、彼女自身は狂乱して泣きながら息を切らしていた。そしてなおもヨタヨタと剣を振っていた。彼女の前に、校長がギャラリーから降り立った。
「戦闘終了!勝者、レムリアド・ベルフラント!」
歓声は起こらなかった。発狂した彼女を眼にしては、誰もそんな気を起こさなかったのだろう。…必死になっていて気遣えなかったが、今更やり過ぎたなと反省していた。予想外の攻撃に、脳ごと頭蓋を割られるという想像を絶する激痛と恐怖、そして混乱している所に背面の攻撃、…また見えない所から攻撃を受けるのではないかという疑心。…発狂しても仕方ない怒涛の責め苦だった。
訳が分からない内に敗けていたイシュルビアはぺたんと床に座り込み、校長はそれを見下ろすと優しく肩を叩き「君はよくやった」と告げ、また俺を振り向くと今度も肩を叩いて、
「彼女のことは、君が責任を感じることはない。事実、素晴らしい戦いだった」
…俺はその言葉に頷くしかなかった。この戦いは手加減などしていられないのだから。
イシュルビアを他の教員に預けて保健室へ連れていかせると、校長はその日の試合の終了を声を張り上げて宣言し、俺を含め、勝ち残った16名をステージ前に整列させた。その16名には、ジャックもルイもその彼女2人も、リードも残っていた。こいつらと戦うかもしれないな、と思うとイシュルビアの発狂を思い返して憂鬱になった。
ギャラリーの生徒達、もとい観客達は試合が終わるとそれで退散してしまい、武道場には俺達16人と片付け中の教員、そして全てを見届けようとクリスとミファの2人が残っていた。そのためか、校長は敬語ではなく自分の口調で話していた。
「さて、諸君は無事に初戦を勝ち抜いてくれた訳だね。君達はクリスティーネくん、そしてミファリーくんを命を賭して守る戦士としての、第一の試練を乗り越えてくれた。私としても君達に大きな期待を寄せている。今後とも精進し、以降の試合も健闘していただきたい。来週の第2回戦まで、日々の訓練に腕を磨きつつ、心構えを十分にしておくように。では、解散」
校長の一礼に此方も一礼を返す。そうして第1回戦は終了した。
第2回戦後半の12月12日、試合に勝ったジャックがギャラリーに戻ってくるとハイタッチしたキィマが交代で階段を駆け降りていく。俺とルイが顔を見合わせて笑っていると、それまで嬉しそうに笑ってキィマの背を見守っていたジャックは不機嫌になって「…何だよ?」と目を細めながら俺の隣に座った。
「んや、お前ら仲良いよなって思ってさ。何ヵ月付き合ってんだっけ?」
「あー…何ヵ月だ?」
ジャックが腕を組んで首を傾げていると、それを見て呆れたルイが溜め息混じりに「10ヶ月」と答えた。ジャックはポンと手を打って「それ」と頷いた。…ジャックさん、そこは自分で即答しようぜ。
「お前、最初は暇さえあれば人気のいない場所に彼女連れ込んでたし、ヤらせてもらえばOKみたいな風にしか見えなかったのにな。正直すぐ別れると思ってたわ」
俺の素直な感想にジャックは「ひでぇな!つーか見てたのかよ!?」と息巻いて顔を寄せる。ジャックは怒り心頭だが、ルイも俺に同調して「実際そうだろ」と鼻で笑っていた。それを見てジャックは怒る気力も失ったようだった。
「お前らなぁ…。俺だって年中発情してる訳じゃねぇしちゃんとする時はちゃんとするっての」
ジャックの言葉に、ルイは「そうかなぁ…」と苦笑。「オォイ!」とジャックが突っ掛かるが、俺の興味はルイの方に逸れた。
「ルイの方はレシナさんと上手くいってんのか?あんましそっちの様子は見てないけど」
「え?…うーん、どうかな。上手くいくっていうのがどういう状態なのかもよく分からないからな」
「お前が蟠り無く付き合えてると思うなら、それは上手くいってるってことでいいんじゃないか?」
「…そっか。じゃあ、上手くいってるんじゃないかな」
ルイは照れ笑いして顔を背けて答え、その初心を忘れぬ様子に俺の方もほっこりしてきた。暫し会話から押し退けられていたジャックが「っていうかさ」と切り込み、俺とルイが同時にそちらを向く。
「レム、お前はどうなんだよ。クリスティーネと」
その質問にルイも『そういえば』と頷いて俺を見る。俺は肩を竦めて首を振った。
「喧嘩したきり話してねぇよ。これで優勝したら謝ろうと思う」
「優勝したらって…しなかったらどうすんだよ?」
「するんだよ」
頑として譲らない俺に、ジャックも追及の視線を絶やさない。数秒して根負けした俺は溜め息をつき、仕方なくそれに答えた。
「…しなかったら、喧嘩別れのままだ。…そうすりゃ諦めつくだろ」
勿論そんなこと思ってはいない。この場での返事だ。真剣にそれを考えると途方に暮れてしまいそうで、とても俺には向き合えなかった。
黙ってしまった俺にジャックが笑い掛け、「よし、分かった!」と手を叩いて視線を向かせた。
「じゃあこの俺が直々に女子との仲直りの仕方をレクチャーしてやろう!ドンと任せろ!」
「…お前、俺がお前らに彼女出来る前ロベリアと付き合ってたの忘れたのか?」
「おぉっと舐めんなよ?確かにお前はモテるだろうけどな、俺は彼女との喧嘩量では一家言持ちなんだぜ。その道じゃあ俺はお前より上だ」
そんなことで威張んな。
「ま、謝る時になったら頼むわ。頼りにしとく」
「おう!」
ジャックは笑って右手でガッツポーズを取り、ルイもカラカラとそれを笑っていた。…やっぱこいつらと居ると落ち着くな、と改めて思いながら、最近あった彼女のエピソードやらを聞いたりして次の試合まで時間を潰した。
そうして次の、第6試合が始まった。選手はB3のニムレイス・アフィンシスとC3のキィマである。ニムレイスはロングソードを2本両手に、キィマはメイス1本を構える。ニムレイスは左に流した水色の長い前髪の下で赤い目を爛々と光らせ、その不敵な笑みにキィマは半ば怖じ気づいて唾を飲んでいた。
ジャックもそんなキィマの様子に気付いてか少し心配そうにして両手を顎の前で組んでいた。とはいえ、第1回戦を見る限りキィマは相当な実力者だった。身体的に見れば他の選手に大きく遅れを取っているが、彼女はその分魔法の習得率が高く、既に『フリーズ』まで習得している。実力と言えばキィマだけでなく、リードにジャックにルイ、レシナさえもそれなりの実力者だ。全員ステータスに何らかの特徴があり、それを完璧にものにしていた。
一方ニムレイスという男については、第1回戦では恐ろしく平凡な戦いを見せ、ギリギリで勝利していたという印象だ。今あのように自信満々にキィマと対しているのが不思議な力量だったため、俺はお世辞や慰めでもなくジャックに「大丈夫だろ」と声を掛けていた。
しかし、戦闘開始の笛が鳴ってすぐ、俺のそうした考えは根から否定される。
真っ向から駆け出したニムレイスに向け、キィマは左手を向けて早速『フリーズ』を発動した。その左手からは冷気が放出されて伸び進み、冷気に触れた先から床が凍りついていく。
ニムレイスはニヤリと嫌な笑みを浮かべると『フリーズ』を跳んで避け、すぐに上を向いて再度発動しようとしていたキィマを右手の剣で突いた。キィマは咄嗟にメイスを振るうも、突きをまともに肩に受けた上にメイスを左手の剣で受け止められてしまう。そしてニムレイスは刺した刃をグッと引いて身体を寄せると、素早くキィマの胴に両脚でしがみついた。キィマはその勢いにバランスを崩し、ニムレイスは倒れきる寸前に左手で床を押してキィマの上に乗る体勢を作った。
キィマはニムレイスを睨み付け、伸し掛かられたままの姿勢で「『コールド』!」と叫ぶ。しかし、それより1歩早くにニムレイスは「『ノーフリーズ』」と静かに呟いて身体から青白いドームのようなものを放った。その領域は武道場の壁まで届いて消え、キィマはその中でニムレイスを呆然と見つめた。
氷属性魔法が封じられ、身体能力で劣るキィマはもう殆ど何も出来なかった。ニムレイスは勝ちを確信し、「『バイ――」と叫びかけたキィマの喉を笑いながら剣で刺した。
戦闘終了。校長が勝者を決定する。ジャックは怒りの剰り立ち上がってギャラリーから駆け出そうとしたが、俺とルイの2人で何とか宥めすかした。そしてキィマが戻ってくると、それきりジャックはその後の俺の試合などそっちのけで、キィマを付きっきりで慰めた。「最後に『ノーフリーズ』を使われなければ」、というジャックの言葉を聞いて首を振りそうになった俺は少し席を外すことにした。
…ニムレイスは『ノーフリーズ』など使わなくてもあの戦いでは勝っていた。寧ろ、『ノーフリーズ』を使ったのは後に戦うであろう者達に対しての牽制だろうと思われる。身のこなしもそうだが、あの思考力は敵に回すと厄介過ぎる。
俺も今のままでは不十分かもしれない。ニムレイスと戦うかどうかに関わらず、それと同等かそれ以上の相手と戦わなければならないのだ。第3回戦に向けて、俺も出来る限りの対策を講じなければならないと自戒した。
レム
Lv.10 HP35 MP20 攻47(33) 防55(22) 速33 精11 属性:氷
装備 皮の鎧(防10) 皮の兜(防11) 皮の盾(防12) ロングソード(攻14)
黒魔法 コールド(50秒間防10低下、消費MP6)、
バイオ(毒、消費MP6)
イシュルビア
Lv.9 HP38 MP18 攻44(30) 防53(20) 速20 精11 属性:氷 経験値13(行動不能まで追い込んだ場合27) 金0
装備 皮の鎧(防10) 皮の盾(防12) 皮の兜(防11) ロングソード(攻14、耐550)
黒魔法 コールド(50秒間防10低下、消費MP6)、
バイオ(毒、消費MP6)
キィマ
Lv.10 HP28 MP20 攻24(11) 防44(11) 速22 精13 属性:氷
装備 メイス(攻13) 皮の鎧(防10) 皮の兜(防11) 皮の盾(防12)
黒魔法 コールド(50秒間防10低下、消費MP6)、
フリーズ(防20低下、10秒停止、消費MP12)、
バイオ(毒、消費MP6)




