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夜の独り言  作者: 図ん
1/1

旅日和

1、旅日和


遠くで生まれた

美しい人と

どの地で会えるのかな

この旅の途中


出来すぎた道筋

逆らう火は

周りの冷や汗に

すべて消される


毒も無く敵も居なく

こだわりは

平和な趣味


与えられた

歩幅と靴で

逃げられぬ

順序を辿る


爆発したい

この閉塞感


今の僕の心は

この星の雑念


今行かなければ

怖くなる

旅立つ事を

嫌々になって


世界は貫けているのに

形は何でもいい

さぁ行こう


あの河は

海と重なり

あの山は

空と駆け引き


世界は広い

どこまでも遠い

端から端まで

知らぬ場所


太陽の日照りに

沿って行こう


雨の一降り

寛大に行こう


風を追って

黄金の街に

踏み込み

捉えられよう


もう元に戻る気は無い

家の鍵は砂漠に刺して来た


遠くで奏でられた

最果ての唄が

会いたい人になる

この旅は終わらない



2、春の昼


待ち伏せた陽気の中

春の七画を歩く


テーブルに紅茶を少し残して

君の到着を待つよ


冬には雪を蹴った

この公園にも人が増えてきた


まだ少しゆっくりかな

僕を見た君が少し早足になると

うれしいな


巣立っていく小鳥達

日を影にしながら 

羽ばたいていく


今日は予定を忘れて

やっぱりここに居よう


大きく腕をあげ

読んでいた小説も落として

旅行の話をしようよ





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