表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

どちら様ですか?

初めて書くので、おかしなことになっております(断言)。ご了承下さい。それでも良い方は是非、読んで下さると嬉しいです。

「えーと、じゃあ、自己紹介するね!私の名前は、池沼桃華(いけぬまももか)。一年生、趣味は…」

「オカルトだろ」

「ち、違うってば!ハズレでもないけど…」

「当たってるじゃん」

「いいわよ!それで!」

「はいはい、じゃあ、俺も…」

「いいわ、あなたのことは知ってる」

「え?」


知ってる?なんで?初対面だし、入学してからまだ、2、3日しか経ってないが…


「あなたの名前は、日比野誠、一年生、趣味は...鏡で自分を眺めること?」

「まてまて!俺はナルシストじゃない!」

「でもさっき、俺はかっこいいって…」

「そ、それは!気合を入れる為にだな!」

「ふーん?」

「なんだよその目は…」


彼女は、あやしい、というような目で俺を見ていた。だから、ナルシストじゃないって!


「まあ、あなたがどんな人であろうと構わないよ、魔法部に入ってくれるんだし!」

「ナルシストじゃないってことは、わかってくれないんだな」

「さあ!これで魔法部は、活動できるよ!」

「おい、部活は最低4人揃わないといけないんじゃ?」

「ん?大丈夫だよ?」

「でも、お前以外誰も…」


ガチャ、と屋上のドアが開いた。

中から出てきたのは…


「うおおお!?星宮さん!?」

「あ、はい!どこかでお会いしました?」

「いいえ、初対面です」

「そうでしたかー!」


この元気で可愛い人は、星宮輝夜(ほしみやかぐや)さん。

星宮家のお嬢様だ。星宮家がどれくらい偉いかというと、この夕立高校は、星宮家が寄付するお金で半分くらいが動いているとか…

別荘は5つあるんだったか?とにかく、すごいのだ。武勇伝の先輩と言ってもいい。


「どうして星宮さんが?」

「そんなの、決まってるでしょ!?」

「まさか…」


おい、嘘だろ?お嬢様が、こんなに可愛いお嬢様が、魔法部の部員なのか!?信じられないどころの話じゃない!信じたくない!


「星宮さん?」

「はい!どうされましたか?」

「魔法部の部員なんですか?」

「そうです!」


嘘だろ!嘘だと言ってくれ!俺の中の星宮さんが!輝かしい星宮さんが去っていく…!!


「どうしたの?まさか…輝夜のこと?」

「あの、桃華ちゃん…」

「なに?」

「その方は、魔法部に入部して下さる方?」

「そうなんだ!この人、日比野誠っていうの!」

「日比野さん!ありがとうございます!魔法部をつくりたいのは3人いたのですが、先生に4人揃わないといけない、と言われて困っていたんです」

「は、はあ」


ご丁寧な説明ありがとうございます…でも、俺は衝撃からしばらく立ち直れそうにありません!


「あと1人はどこに?」

「あー!干支(えと)くんなら体育館で、バスケットボールをしていらっしゃいますよ!」

「干支?ってあの干支?」

「他に、干支なんて変わった名字の人、いないでしょ?」

「だよな」


干支…干支雅(えとみやび)変わった名前だ。

だが、本人は変人ではなく、フレンドリーでいいやつだと聞く。なんでも、スポーツは超がつくほど得意であるらしく、運動部からの誘いが絶えない、とかなんとか…


「干支くんは、バスケ部の部員さん方と試合をしていらっしゃるらしくて、勝つと部活の勧誘をやめて下さるとか…」

「そんなにひどい勧誘なのか!?」

「私はよく存知ないのですが、靴箱にぎゅうぎゅうのお手紙は、毎日つずいて、靴箱としての役割を果たしていないとか…」

「想像すると可哀想になってくるな」

「私も聞いたことあるよ!机の中も手紙だらけなんでしょ!」

「机の中も!?」

「うん!私見に行ったもん!」

「見に行ったのかよ!?見せるもんじゃねえだろ!」

「しかも、いろんな部活の部長さんがきてね!超ながい話してた!」

「羨ましくないな」

「うん、私も」

「とにかく、勝っていただかないとですね!」

「うん!応援しに行こうよ!」

「名案ですね!行きましょう!桃華ちゃん!」

「誠も!」「日比野さんも!」


桃華と星宮さんの声が重なる。


「俺は…」

「いいから行くよ!」

「速くしないと終わってしまいます!」


2人に手をとられ、階段を駆け下りた。

魔法部、人気です。(絶対に違う)


おかしな部分がございましたら、教えてくださると幸いです。さらに、ご感想は、どんなことでも構いません。下さると嬉しく思います。読んで下さり、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ