今の所の世界背景
思いついたら追加されます。人物紹介とかは後で別個に用意しようかな。
10/12にちょっと追記
>世界
地球とは異なる。物理法則は地球のある我々の世界に近いが、神と魔法と精霊の存在が物理学の成立を妨げている状態。
>神
世界の管理者ではあるが、滅多に力を振るわない。上級、中級、下級と管理する範囲や数で階梯が決まる。中には、上級神並みの神威と力があるにも関わらず、中級か下級に留まる神も居る。地方の土地神なども神。
>宗教
司る概念によって、信者が居なくとも神は神としてそれぞれ存在する。恩恵は信仰や儀式を代償にした神魔法。国ごとに国教が異なり、最高神だけ「神」(他は聖霊や天使あつかい)とする一神教的な国や、力の強い精霊まで含めて「神」とする多神教まで様々。舞台となる「国」は多神教。
>大陸
舞台となる「国」があるアフリカ大陸程度の大陸。台形に近い形で、十数の国がひしめく。50年以上前まで、殆どの国家はそれぞれ定期的に戦争を繰り返していた。
>舞台となる「国」の成立経緯
大陸の端っこに位置する弱小国家。元は中央の都市が「公国」と「帝国」がやらかしている戦争のどさくさに紛れて独立。戦争税や徴発に喘いでいた近隣の街や村を、密かに溜め込んでいた資金や食料、兵力を用いて併呑して今に至る。
本来の盟主である「公国」は再併合を考えるも、途中に横たわる山脈と樹海が邪魔しているせいで苦々しく思いつつも保留。「帝国」に寄らない事を条件に、殆ど痛み分けとなった戦後、独立を認めた。
>「国」の地理
王都または「中央」と呼ばれる、独立の音頭を取った都市国家を中心に、東西南北に街が1つずつ、あとは街をハブとして大小の開拓村が3から4つ前後ずつ存在。南は周囲に村は無く、海に面している港町。
>「国」の統治者
初代は「中央」を中心に周辺を開拓させていた地方貴族。ただ、公国からの資金援助は無く開発は遅々として進んでいなかった。家臣団は食い詰め貧乏貴族や騎士の三男坊以下ばかりだった。
「公国」が「帝国」にかつて奪われた領地の奪還のために戦争をふっかけたのを機に独立。当時の家臣団や商人などの有力者を貴族として定め、今に至る。尚、役職については「試験」で貴族も平民も無差別に選び分けるため、貴族も教育に必死だし、平民も安定した生活のために教育に熱心である。
>「街」の統治者
貴族になると土地や統治権ではなく「年金」を得る資格を持つ。役職や地方統治は、仕事をする代わりの「追加ボーナス」であり、それらから離れると基礎年金額に戻る。 街の統治は持ち回りで10年に一度程度、どこか1つの都市の統治権が会議で変更される。
>村の統治者
街側の領主が収めている場合もあれば、その土地一帯を開拓した結果、所有を認められた領主が居る事もある。好きな所に自分用の土地を買って運用するのは可能。その際は何かしらの形で税金を収めれば問題ない。
少年の出身は、ほんの少数、開拓した村だけの領主が治める小さなエリア。最寄りの街は「西」の街。
>魔法
まだ「神」が地上に居た頃、力の弱い「人族」が編み出した技術。神から教わった基礎的な「魔法式」を「人族」の魔力量に合わせて省エネ化した結果である。擬似的な神の技の模倣。ただ、神魔法と精霊魔法と一部の魔法は原理が異なる。魔力の保有と魔法式の理解があればだれでも使えるので「標準魔法」とも言われる。
>神魔法
信仰や儀式を捧げる事で、神の力をそのまま借り受けて用いる魔法。魔法式は必要ないが、神へ願いを届ける際に魔力を消費する。
>精霊魔法
願いをする先が精霊になった魔法。願いをする先の精霊が居る場所でのみ用いることができる。これまた、魔法式は必要ないが精霊が力を振るう際に魔力を「ごはん」として持っていく。
>少年
主人公。まだまだ遊び足りないローティーン程度の少年。平均よりは高いが、魔法使いと言うには普通の魔力量。いかつい元傭兵の祖父、酪農を営むのんびり屋の両親、家を継ぐと決めている気の優しい兄が家族。
好奇心が強く、また算術と絵が得意。ただし、個人で感想が異なる文学系は苦手。
護符職人になるべく街に出る頃には、青年と奥方に平民なりの礼儀作法を叩きこまれたので、言葉遣いは基本的に丁寧になった。ただ、素が出ると俺とか言う。やだ萌える。
>青年
少年の通う学校の先生。魔力が殆ど無いが、魔石の補助無しに初級魔法を使う。魔石があれば中級の魔法も使用できる。中央で働いていた経歴と、何かを求めて旅した経歴がある。出身は中央の平民だが、両親は流行病で既に故人。
>奥方
元野伏の傭兵にして青年の奥さん。飛び道具より近接攻撃が得意だった。魔法は主に身体強化の中級魔法を駆使する。女子力(物理)が得意技の酒豪。トランジスタグラマー系だが、幼め容姿と背の低さが少しコンプレックス。初対面だと旦那である青年と並ぶと年の離れた兄妹と間違われる事が多い。
>老人
博識と思慮深さを兼ね備え、げんこつで悪ガキから盗賊まで成敗する元軍人。今は楽隠居と学校の教師を務める。少年の祖父とは飲み仲間。
>魔法の使用手順
1・自己の記憶から魔法式を読み出し、構築(または展開)する
2・用意した魔法式を使用したい場所近くに転写する
3・魔力を流し込み、魔法式を起動させる
※魔法式は、図形の形に組み合わされた魔法文字で構成される
※魔法文字の短文だけでは、魔法式となれない
※魔法式は、工夫次第で小さくできる
※魔法式は、小さければ小さいほど転写が早く、実行の必要魔力も低く抑えられる
※魔力量が足らないと、魔法式は起動しない
>古式と新式
使い勝手や安全性が増したが、必要魔力量が膨大に増えたのが新式。
開発した個々人で効果や使い勝手や危険性が異なるのが、古式。
>護符
魔法式を何かの物理媒体に記載して、魔力を通すだけで自動的に転写と効果発動時まで行ってくれる魔法の道具。
既存のものは全て古式の魔法式が刻印されているが、中央では新式を使った、魔力は結構食うが非常に安く手に入りやすい工場製のものが手に入るようになってきた。
>魔力
起動できる魔法式の規模を示す値。ある程度は数値化されている。
1・小動物レベル(青年もこの位)
5・弱魔力レベル(生活用の魔法は使える)
10・人族の標準
15・中級までの魔法使いに多い基本的なレベル
20・騎士団や上級冒険者レベル
尚、魔力は使用後、何かの阻害要員や常駐魔法式の起動が無ければ、すぐに最初の値まで回復する。15の魔法式を連射できる魔法使いは、それ以下の魔法式も問題なく連射できる。ただし、使い過ぎると疲労はする。