表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/34

天国ドライブ狂想曲

ほぼ実体験から創作したネタや、どこかで目にしたネタなどをキャラクターに落とし込んでいます。

それを承知の上で楽しんでいただけたら幸いです。


僕の名前は、理不尽太郎 携帯はアンドロイド派の50代サラリーマンだ。


気を失うように眠りについた僕は、どうやら夢を見ているようだ。

死因は不明だが、あの世へと行った僕は、どこか2歳になる孫によく似た天使と対面している。


「あなたの人生は、平々凡々……誰に迷惑をかけることもなく、人に敬われることも恨まれることもない

箸にも棒にもかからない人生でしたが。唯一素晴らしいのが結婚されて30年の間、一度も奥さんを

裏切り浮気も風俗さえも行っていないということです!

そこで天国のルールに従いあなたには、お好きな車を贈呈します。」


「えっ?車を貰えるのですか?」


「はい 天国での移動は基本的に自家用車移動となりますので、お好きな車をどうぞ。」


「凄いな〜 じゃあベンツのGクラスをお願いします。」

目の前の壇上の幕がスルスルッと上がり、銀色に輝くベンツGクラスが現れる。

孫によく似た天使から鍵を受け取り、エンジンを掛ける


「安全運転で行ってらっしゃーーい」

気分良く走り出すと、信号で停まり隣の軽自動車を見下ろす。


「ん!?どこかで見た顔だな……ああ〜あの人気俳優じゃないか!そういえば先日死んだってテレビで

見たな やっぱり女遊びが盛んだったていう噂は本当だったんだな〜」

気不味そうに目を逸らす人気俳優


「なるほど天国では、一軒一軒の家の距離が離れているんだな……車が必要なわけだ」

また信号待ちをしていると、後ろから“ギィッコギィッコッ”と錆び付いた音をさせながら自転車が追い越していく。


「ん!?どこかで見た後ろ姿だな……」

信号が青に変わり、自転車に乗った女性を追い越しざまに顔をのぞき見る


「みどり!!??なんで死んだんだ〜〜 ていうかなんでボロ自転車なんだ〜〜!!!!」

絶叫が耳に残る……そして隣で眠る、妻のイビキで起こされる 理不尽太郎だった。


ちょっとでも笑ってしまったあなた!ブックマーク&評価などして下さると嬉しいですm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ