分離は洗濯ティッシュ味
前回の内容から『分離』を引っ張ってきてみた。
自分はなんにでも牛乳入れがち人間だけど、牛乳って高確率で分離しがち。
サイダーに入れて分離したこともある。
なんでサイダーに入れたのか……。たぶんカルピスソーダ的なものを思い描いての犯行だったんだと思う。
結果、モロモロの浮いた濁りサイダーはまずかった。
レモン汁と牛乳を混ぜると分離するのは皆さまもご存知の通り。
酸性のものに乳タンパク質入れると分離するよね、ってお話。
そこでサイダーよ。
なんと……『炭酸』! 酸!? 酸性じゃん!!!
いやー、まさかの盲点。
サイダー……おまえ、酸だったのか……。
リトマス試験紙も赤くなるのかな、やっぱり。
スコールっていう牛乳炭酸ジュースは、牛乳と炭酸を混ぜるための技術を独自開発して特許を取ってるんだそうな。
特許の文面を読んでみたら、どうも牛乳から分離の原因となる乳タンパクを取り除いたうえで炭酸と混ぜる、ってことらしい。
そりゃー素人がおうちで混ぜても無理なわけだ。
でもなんか、『カップに入れた牛乳にレモン汁を少量加える』か『少量のレモン汁が入ったカップに後から牛乳を注ぐ』かで、一方は分離するけどもう一方は分離しないとか……なんかそんなのを聞いたことがあった気がするんだ。
その記憶を裏付けようと検索してみたこともあるけど、入れる順序なんて検索しようもなくて見つけられなかった。
(※ちなみにこのエッセイは、執筆中に一切の検索行為を行っていません。作中の情報はすべて過去に見聞きした記憶。わからないものは「わからないなぁ〜」と書いていく等身大スタイルでお送りします)
そうそう、牛乳の分離といえばフルーチェ!
あのフルーツソース的な汁に牛乳足すだけで完成するふるふるゼリーのような物体も、牛乳が分離する原理を利用して固まっているんだそうな。
「ほぇー、科学すごーい!」ってなると同時に、「なんで細かいモロモロにならないの??」という疑問も浮かぶ。
分離といえば、洗濯しちゃったティッシュみたいな見た目も舌触りも最悪なモロモロが大量発生すると相場が決まっているのに!
牛乳と汁の比率なの?
安定剤的な成分が入ってるの?
理由はわからないけど……
フルーチェばっかり美味しく分離してずるい!!(企業努力
昔ほどフルーチェを見かけなくなった気がする。