表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

隣のナニカ(ホラー短編集)

ちなみに

作者: 星雷はやと



「ほら! 起きなさい!」

「うぅ……あと五分……」


 スマホのアラームを止めること数回。布団をはぎ取られ、冷気に身を震わせる。


「ご飯冷めちゃうから、早く顔を洗って来なさい!」

「うぃ……」


 今日は休日だが、ご飯が冷めてしまうのは嫌だ。布団から這い出て、身支度を整える。


「朝食は一日の栄養を取るのに大事なのよ。しっかり食べなさい」

「……いただきます」


 ダイニングテーブルの上には、湯気を湛えた朝食が用意されていた。椅子に座ると箸を手にとる。今朝のメニューは和食だ。


「もう、しゃきっとしなさい? お昼ご飯は冷蔵庫に用意してあるからね。あと、洗濯物は夕方には取り込んでよ?」

「むぐっ……むぐっ……」


 ご飯を咀嚼しながら頷く。


 ちなみに……俺は一人暮らしである。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ