07 〈●〉皿〈●〉#
「……なんでお前ついてくるニャン」
「くすくす♥」
まぁまぁ。ニャンタロッサちゃん。
「ぐーぜんラビットスターも王国に用があるんだもん。しょうがなくない?♥」
「よく言うニャ〜。どうせ居眠りでもして群れに置いてかれたんニャろ?」
「ぎくぎくっ……」
「図星ニャ?wwwwww」
「……くすくす♥」
「そのムカつく笑い方やめろニャ##」
なーんか険悪なムード。
落ち着きなよニャンタロッサちゃん。
私としては可愛い子はいくらでも歓迎なんだよね。
えーと、ラビットスターちゃんだっけか。
「えぇそうよ♥ 可愛くラビちゃんって呼んでね?」
ラビちゃん。
「きも〜〜〜〜〜〜♥」
?????
「ほっとけニャ。ほら、行くニャン」
えー。
そろそろ辺りが暗くなってきたね。
「ここらで野宿だニャぁ……」
そうしよっか。
「ねぇ、ラビットスターお腹すいたぁ♥」
「てめーの飯はてめーで調達しろニャ!」
「こんなか弱い女の子に、こんな暗がりの中ご飯を探してこいって? ひどくなぁーい?」
「〈●〉皿〈●〉#」
どぅどぅ。
私もご飯探し行くよ。
それでいいっしょ。ね? ニャンタロッサちゃん。
「お前がわざわざ行く必要もないニャ! ……しょうがニャい、ちょっと待ってろニャ……」
〜数分後〜
「なぁに? この木の実。ゲロマズなんだけど〜!」
「〈●〉皿〈●〉#;」
お、落ち着いて。ニャンタロッサちゃん。
ラビちゃんはこういうご飯は食べないんだ?
「ラビットスターはにんじんしか食べないわ? くすくす♥」
にんじん……。
こっちの世界にもあるんだね。
「こっちの……? なぁに? 変態さん、どこから来たの?」
うーん。説明が難しいなぁ。
ちょっと遠いところ、かな。
「ふーん?」
「黙って食えニャ……」
「ねぇねぇ、なんで変態さんは全裸なの?♥ きもくない?♥」
きもくないし変態じゃないよ。
「それはニャンタロッサも思うニャ。そろそろ服着てもよくないかニャ……?」
えぇっ。
でもなぁ。
7話までこれできちゃったし、もうこのまま行きたいところでもあるんだよねぇ。
「ななわ……? また変なこと言い出したニャ……」
なんでもないです。ごめんね。
「ふわぁ……」
あら。
ラビちゃん眠くなってきちゃったかな。
「うん……ラビットスターもう寝るね? 変な気起こしたら許さないから♥ くすくす♥」
「だぁぁぁれがこぉぉぉんなメスガキに欲情するかニャ!#」
はぁはぁ。
「をい」
ニャンタロッサちゃん語尾忘れてますよ。