06 メスガキラビットスター
私はおっぱいが舐めたい。
「突然なに言い出すニャ……(ドン引き)」
だって、せっかくケモナー向けな異世界に来れたんだし、それくらい許されていいと思うんだ。
「いせ……? よくわかんニャいけど、王国までまだまだ歩かないといけないニャン。さっさと足を動かせニャン」
疲れたよぉ。
「ニャーッ! おんぶするつもりなんてニャいニャン! やめるニャ!////」
おっ。意外と胸あるんだねニャンタロッサちゃん。
「!?////」
ふふ、これは楽しみお乳w
「殺すニャ^^」
すいませんでしたいててて爪があ。
「まったく……ほんとーにしょうもないやつニャン……##」
私たちは現在、マジフッサ大草原というところにきています。
見渡す限りの緑に私の視力は回復待ったナシでしょう。
そして彼方に見えますのは、なにやら巨大な建造物の影。
ニャンタロッサちゃんいわく、あそこが目的地なんだってね。
遠すぎる。
車とかバイクとかないんですかね……。
「まーたよくわかんニャいこと言って! いいから足動かせニャ〜」
うぅ。
待ってよぉ。
……ぁいたッ。
転んじゃった。てへ。
……ん?
足元に誰か倒れてる。
行き倒れ……?
「ちょっ、そいつどうしたんだニャ!? どこで拾ってきたニャン!」
なんかオチてたよ。
「はわわ……ぇっと……生きてる……のかニャン……?」
わからん。
ぺちぺち。
「ウサギの半獣ニャ。まだまだちっちゃいし、子供っぽいニャンね」
そうだね。可愛い。
あっ。
目を覚ました。
えーと、おはよう。
「……ッ」
そ、そんな身構えないで。確かに全裸だけど、わたし悪い全裸じゃないんです。
「……くすくす♥」
「こ、こいつ、笑ったニャ……」
よかった、信じてもらえたかな。
「こーんなか弱い少女を見つけて全裸で襲おうとしてたとか、やばすぎるんだけど〜♥」
ん?
「ラビットスターがいくら可愛くてもさすがに手を出すとかないんだけど〜♥ きも〜い♥」
な、なんだ……。
「お、お前なんて言い草だニャ! てか、こいつは襲ってないニャ! お前が倒れてたから助けようとしてただけニャン!」
「数の暴力ぅ〜♥ 大人げな〜い♥」
「ニャ……ニャんだこいつ!?(驚愕)」