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雪、異世界でレズハーレムを作るのです  作者: マシュマロタイキック
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11 可愛いを集める者

たのも〜〜〜〜〜〜〜〜〜!


「今度こそお話聞いてもらうニャン!」


「……って、何事でありますかこの光景は!!」


例の虎の子が獅子王の額に人差し指をさしてる……。


これはまさに洗脳中ってやつですかね。


「まだ邪魔をしてきますか」


その物言い……キミ(・・)が黒幕と見て良さそうだね?


「ふふ……」


「ニャに!? 獅子王様があんなふうになっちゃったのは、あいつのせいニャんな……!?」


「私の野望のために王である彼女の権力を借りているだけです。目的が果たされた時、プライドは解放する予定ですよ」


「洗脳なんて汚いでありますっ!」


ねぇ、野望って?


「簡単にお教えするとお思いで?」


うん。


「どこまでも平和ボケしているようですね、あなたは……ふふ」


「GURURURURU……」


うわ、洗脳完了しちゃった感じかな……。


「ど、どうするニャン……?」


ニャンタロッサちゃんとヤヤスケーヴェイちゃんは、獅子王をお願い。


「え!? まさか変態さん、おひとりであの虎と戦うでありますか!?」


「危険だニャ!」


うふふ、忘れた? 私は魔法を無力化するんだよ。


イコール効かないよ、安心して。


「ニャぅぅ……」


「りょ、了解であります……」


さぁ……いくよ!


「GURURURURUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」


「ニャあああああああああ><!!!!」


「ひぃぃぃぃぃであります!!!」


……えぇ。


まさかの追いかけっこ開始だよ……。


「あはは、ザマァないですね」


むっ。


言っとくけどキミの魔法は私には効かないよ?


そうやって余裕ぶっこいていられるのも時間の問題だと思うなー?


「えぇ、えぇ。あなたはどういうわけか私の洗脳魔法を解いてしまう。私の計画において一番の障害になると理解していますとも。故に武力でこの場を収めることは致しません」


……なに?


どういうつもり?


「時にあなた、可愛いものはお好きですか?」


……???


「身近で例を上げてみましょう。例えば……あなたのお仲間であったあのネコの半獣……。あのぴょこんとした愛らしい耳、ふりふりと気分屋なしっぽ。そしてぱっちりお目々とツンとした態度に加虐心をくすぐるデレ要素! まぁ私は見てはいませんが……解ります。あの子はデレがやばい、と」


……な、なにを突然言い出すの?


「あのネコ娘は好きか、と問うているのです」


そ、そりゃもちろん好きだよ?


「では獅子王はどうでしょう」


ま、まぁ好きだよ。第一印象からかっこ可愛い系のストライクゾーンでもあったし……。


「ふふ、ふふふ。見込みがありますね」


何が言いたいのかはっきりしなよ!


「世界中の可愛い半獣たちを手中に収めてみたくはありませんか?」


……!?


「何千何万という可愛いを意のままに侍らせる……それに興味はないかと問うているのです」


…………ッ。


そ、それは……ッ。


「あなたは何の半獣か私には分かりません。しかし心の底にある”可愛いを愛でる変態性”は私と同じであることは分かります。つまり私たちは同志なのです」


…………。


「さぁ、この手を取ってください」


…………。


「私とともに可愛いを集め、ハーレムを築き上げましょう……!」


…………。











なるほどね。


乗った……!!!!!!!!!!!!!!!

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