『レジスタンス・ノア』設定(読み飛ばして大丈夫です)
本文で『レジノア』についての説明が不足している感じもありましたので、補足的に載せておきます。
あくまで裏設定のようなものなので、興味があれば見る程度で大丈夫です。
サブタイトルの上にある『次へ』から次話に行くことができます。
◇タイトル
『レジスタンス・ノア』(通称:『レジノア』)
◇ゲーム概要
革命軍を作って悪の帝国と戦うRPG。バトルだけでなく、組織運営や研究開発といった要素がある。レトロゲーというほどではないが少し昔のゲームで、PS2ぐらいの3Dグラフィック。難易度は“死にゲー”と称されるほど高く、初見でボスに勝つのはほぼ不可能。ただし、努力や戦術によって充分にクリアできる難易度ではある。
◇ストーリー
――女神暦666年。
ノア帝国は、世界征服をたくらむ魔帝メナスの支配によって暗黒の時代を迎えていた。彼の魔物を創造する力により、人々は魔物に押さえつけられ、たび重なる戦争によって疲弊の色を強めていた。
そんな中、革命軍の若きリーダー・アレクが立ち上がる。
魔帝メナスの悪しき治世を終わらせるべく、そして人類全体を脅かす“ノア計画”を阻止すべく……アレクの冒険が、今、始まる!
◇キャラクター
・アレク
…本作の主人公。元王族であったが、魔帝メナスに祖国を滅ぼされる。そのことをきっかけに、魔帝メナスの圧政を終わらせるべく革命軍を結成する。性別選択可能だが、どちらを選んでもアレク表記になる。
・魔帝メナス
……本作のラスボス。ノア帝国13代皇帝。魔物を創造する力を使って、世界征服を企む。
・七魔王
……魔帝メナス配下の7体の魔王。魔帝メナス指揮のもと、魔物の軍団を率いて他国の侵略をおこなう。
◇バトル
・アクティブターン制
……時間経過のあるコマンドバトル(商標の問題でATBは使えないが同じようなもの)。行動ゲージが溜まるとコマンドを入力することができる。行動させずに待機させることも可能。行動選択時に時間経過を止める設定にすることも可能。
・パーティーバトル
……一般的な戦闘。5人でパーティーを組んで戦う。陣形要素もある。
・軍団バトル
……軍勢を率いて戦う。システムはまったく別物。
・フィールド効果
……バトル時に陣形やスキルの効果に影響する。【屋内】【夜】【追い風】【雨】【でこぼこ】【水浸し】など、地形から天気まで多様な種類がある。
◇ステータス
HP:これが0になると死亡。蘇生可能だが、条件によってはキャラロストする。
MP:魔法やスキルを使うときに消費する。
攻撃:物理攻撃ダメージに影響。
防御:物理・魔法ダメージを軽減する。
魔力:魔法攻撃力・回復力。
速度:行動ゲージの上昇速度。また、回避率に大きく影響。
知力:魔法スキル習得・知能スキル習得・研究開発に関わる。また、【話術】【弱点看破】など一部のスキルの成功率に関わる。レベルUPでの上昇は少なく、訓練によって上がる。
器用:技能スキル習得・研究開発・命中率・クリティカル率に関わる。また、【罠設置】【盗む】など一部のスキルの成功率に関わる。レベルUPでの上昇は少なく、訓練によって上がる。
魅力:指揮力・忠誠度・人材登用などに関わる。また、【魔物調教】【魅了】などの一部スキルの成功率に関わる。レベルUPでの上昇はほとんどない。
幸運:プラスの効果が出る確率に関わる。命中率・クリティカル率・回避率・研究開発・スキル使用時など、あらゆる場面で参照される。レベルUPでの上昇はほとんどない。
◇仲間
・固定キャラ
……ストーリーで加入するキャラ。
・スカウトキャラ
……酒場などにいるキャラを勧誘して仲間にしたキャラ。スカウトには魅力値が大きく影響する他、個別の条件がつくこともある。
・忠誠度
……キャラの忠誠度が下がると、陣形効果が落ちたり、コマンドを無視して勝手に行動したりする。スカウトキャラの忠誠度が下がると離反する恐れがある。
・連携技
……キャラの組み合わせによっては、特別な連携技を使えることもある(チュートリアル三姉妹の【トリニティ】など)
◇研究開発
【魔法】【スキル】【装備】【錬金術】【戦術】【建築】の各分野に資金や人材を投入して、研究や開発を進めていく。知力値や器用値が重要になる。魔法やスキルは研究成功後、条件を満たしたキャラが修行することで身につけることができる(ステータスによる制限などあり)。
研究開発は主人公たちの戦力に大きく関わっており、とくに“アイテムゲー”と言われるラスボス戦では、【錬金術】(薬系)の研究開発を怠っていると詰む。
◇フィールド効果
主にバトルで関わり、敵味方全体のステータス・陣形・スキルなどに影響する。フィールド効果は、【屋内】【夜】【追い風】【雨】【でこぼこ】【水浸し】と多様にあり、反発しない効果なら同時にかかる。
たとえばフィールド=【屋内】だと、『陣形一部解除、闇属性↑、回避率・逃走確率↓、槍・弓・土属性・風属性↓』などの効果がある。【水浸し】だと、『水・雷↑、土・炎↓、速度↓、雷攻撃全体化・命中↑』など。
フィールド効果は数も多いうえに複雑で、全て覚えるのは困難なので、ゲームではコマンドやスキルなどに↑↓などのマークがつけられている。
フィールド効果は魔法などで書き換えることができる。七魔王などのボスの中には、専用フィールドを作るものもいる。
◇回避率
相手との速度差に大きく依存する。割合回避という内部システムがあり、『10%回避→ダメージ10%減』のように完全回避しなくてもダメージを軽減できるようになっている。そのダメージ減少量は、防御を上げるよりもよっぽど大きいため、重い防具をつけるより速度を上げて回避率を高めるほうが耐久が上がる。また、状態異常やデバフも回避なら防ぐことができる。とくに終盤に出てくる七魔将や魔帝メナスの攻撃は、防御を上げたところで即死級なうえに、だいたいの攻撃にデバフや状態異常などの追加効果がついてくるので、回避率を上げないと詰む。麻痺や束縛などの行動不能状態になると、速度が変わらない場合でも、回避率は0になる。
◇命中率
スキル命中率と器用値から算出。この命中率と敵側の回避率(+幸運値など)から、最終的な回避割合(ヒット割合)が決まる。下手に攻撃力を上げるより、命中率を上げて『80%ヒット→90%ヒット』のように攻撃のヒット割合を上げたほうがダメージが上がったりもする。攻撃の追加効果には『○○%ヒット以上で発動』というものも多く、100%ヒットになるとクリティカルになる。
◇クリティカル
100%ヒット時に発動する。ダメージ計算時に敵の防御力が半分になり、敵の行動ゲージを大きく減らすことができる。速度値を上げると、結果的にクリティカルも出やすくなる。
◇特攻
特定の敵に攻撃したとき、防御・バフ無視のダメージを与えることができる。
◇速度至上主義
『レジノア』でもっとも優先して上げるべきなのは速度。速度は行動回数だけでなく回避・命中・クリティカルにも大きく関わるため、速度を上げることが耐久面においても攻撃面においても一番の近道。とくに終盤では、戦闘中にいかに速度バフを積むかが重視される。重装備キャラは序盤は役立つが、終盤は不遇。
◇ワールドマップ
※5章(+α)までに出てきた地名だけ載せてあります。