表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

Bless you.【冬の詩企画】

作者: 雪つむじ

白く吐く息が綺麗だなんて

そんなのは嘘っぱち

だってさ

口を開いてみなけりゃ

そんなものが漏れるわけがない


留めたものが

纏めたものが

隙間から溢れてく


零れ落ちていくものが

温度をもって

水蒸気になって

君にまとわりついてみて

そうやって白くなっていく


何度となく

冷たくなった君の手を

温めようとしたのだろう

何度となく

暖かかった君の手に

冷たい息をかけただろう


そうやって

互いに熱を分け合って

そうやって

互いに熱を奪ってみて


そうやって

互いに冷たい奴だったって

お互いの事をわかりあう


だから

あったかいって

ちょっと思う


だから

白く吐く息が綺麗だなんて

そんなのは嘘っぱち

冬の詩を書いたはずなのに、文の中に「冷や奴」が見える。

お腹すいたな。


ありがとうございました。


本作は「冬の詩企画」参加作品です。

企画の概要については下記URLをご覧ください。

https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1423845/blogkey/2157614/(志茂塚ゆり活動報告)

なお、本作は下記サイトに転載します。

http://huyunosi.seesaa.net/(冬の詩企画@小説家になろう:seesaablog)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 企画ご参加ありがとうございます。 >そうやって/互いに熱を分け合って/そうやって/互いに熱を奪ってみて >そうやって/互いに冷たい奴だったって/お互いの事をわかりあう 矛盾だらけの二人…
[一言] いいですね。寒い中で誰かと……そんな情景が浮かびました。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ