『おはよう。』
掲載日:2014/10/01
おはよって言って、朝が始まって。
最初は、無言で。
「寒いね。」
「あ、うん、でも昼暑いよなー」
こくん、って頷いて会話が終わって、何はなそっかな?とか考えてるうちに朝の登校がおわってく。
はー、また話せなかった。
話したいのに、なんでなの。
とか、思って、うちがしょげてても。
君がちょっと笑ってくれただけで、全部が無くなって、楽しくなるの。
でも。
1番、君の近くにいたのに。
近くにいた、と思っていただけだった。
私の特等席だったその場所は。
もう居ては行けない場所になってた。
君の隣には、君をずっと退屈させない可愛い女の子がいた。
その子は、何でもできて。うちより可愛くて、甘え上手。
取られても、どこか仕方ないと思ってた。けどね。
君を取られるなんて、ぜったいにやだよ。
うちは、たくさんの努力をして、振り向いてもらったのに。
なんで、そんなに簡単にすべてがいってるの?
あー、苦しいよ。
「おはよ。寒いね。」
「うん、寒いね。私ね。君のことが、ずっと好きだったよ。」
君と話す最後の言葉にするね。
最後の言葉も。嘘になっちゃったけど…………
『大好きでした。』




