部活
教室に入ると玲乃さんが俺の席に来た。きっと、部活の件だろう。
「秀さん。入部届け出しました?」
「ああ! まだだった」
玲乃さんがいってくれなかったら忘れているところだった。正直鈴木先生が担当なので逃げ出したいがもう決定事項のように扱われているので入部する事に決めたし。
「私もまだなの。放課後いっしょに出しに行かない?」
「いいの? じゃあ一緒に行こう」
玲乃さんはにこっと笑って自分の席についた。ふと前を見ると今度は紫亜がいた。
「秀。あの子も同じ部活?」
「うん。まぁ、正確には入る予定なんだけどね」
「分かった有難う」
何だったんだろう?紫亜に何か考えが有るのだろうか。紫亜ならありえる。このピンチを何とかする方法なんて簡単に思いつきそうだ。
「ホームルーム始めます」
あれ? いつの間に神埼先生居たんだ。いつもみたいに大騒ぎしてなかったからきずかなかった。神埼先生は大騒ぎしてこそだよ。
そういえば日曜日どうしよう。知元は凛先輩を止められそうにないし。知元たちと行けばいいのか凛先輩たちと行けばいいのか。俺的には知元たちと行きたいんだけどな。ていうかどちらにしても行かなきゃか。
だって、脅迫状が来たんでしょ? 勝負どころじゃないんじゃなでしょ。そこでなしにされたら終わりじゃんか! それどころか疑われたらどうしよう。




