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憧れですよ^^
「はぁ?」
「凛ちゃんと説明してあげて」
「うん。実は顧問の鈴木先生のもう一つの職業が探偵なのよ。先生馬鹿だから私たちが推理を手伝っているの。ちなみに私たちのグループは鈴木先生ひきいる探偵グループなんだ」
そうかこの部に入部すれば探偵グループを賛成に導くのに有利になるかもしれない。
「玲乃さん。俺この部活入るから」
「えぇ!? まあいいや。先輩私も入ります」
「そうかそうか~♪ じゃあ入部届けを明日中に出すように!」
「は~い」
それに探偵って面白そうだし。ちょっと憧れるし。「犯人は貴方だ!」とか一度は言いたい。
「私は気嘶 凛。部長よ!」
「私金際 羅々(かねぎわ らら)。副部長でーす♪」
凛先輩は綺麗な黒髪を二つに分けたツインテールをいじりながら話すのが癖みたいだ。羅々先輩は言葉がマイペースで話すのが遅い。
「じゃあ諸君! 次の部活の日は3日後だ。楽しみに待っているよ」
「「はい!」」




