忘れたとは言わせんぞ諸君
「うにゃぁぁぁぁぁぁ!?」
「わぁ、ちょっと凛!」
調理部の活動室調理室に着くなり悲鳴が聞こえてきた。
「玲乃さん……これって」
次に上がるは煙。
うなずきあい調理室に駆け込む。
「大丈夫ですか!」
「あれ、凛もう二人新入生来ちゃったけど」
駆け込むなり目の前に広がるのは平然とした部員とびっくりして気絶した見学新入生。
「あー皆気絶しちゃった。レベルの低いドッキリなのに皆弱いな」
「御免。そこの新入生この子たち運ぶの手伝ってくれる?」
どうしようと言った目で玲乃さん自身は驚きすぎたのか少しふらついている。
先輩方はもうすでに生徒を運び始めている。
「俺らも運び始めようか」
玲乃さんは静かに頷き倒れている生徒をよろけながら運んで行った。
「よいしょ」
俺は男なので軽く感じると思ったら大間違いだった。
結構重い。
本人の前で言ったらぶっ飛ばされるだろうけど。
保健室に入室すると先輩二人が保健室の先生に怒られていた。
神埼先生もあんな風に起こるのかなぁ!?
「うわぁぁぁぁぁ!」
大声を出して保健室から飛び出す。
何でかって?
忘れたと話言わせんぞ諸君。
保健室で俺はひどい目にあったぁじゃないか!




