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誤解だぁぁぁぁぁ!
ガラっ!
「紫亜!」
「迎えに来た。……二人とも何やってるの?」
今の状況。
ベットの上で逃げる俺と迫りくる先生。
「失礼しましたー」
「待って紫亜!! これは誤解だ!!」
「あら、何が誤解だって言うの?」
「余計なこと言うなぁぁぁぁぁ!!」
紫亜がそのままゆっくりドアを閉める。
この状況はまじでやばいぃぃぃぃ!
「さあ、早く」
「だぁーかぁーらぁー! 大丈夫ですって! じゃあ、帰ります」
すぐそこの鞄を持ちドアを開ける。
「わ!」
目の前に現れる知元。
年で此処に?
「なーんだ。斎藤先生とラブラブだって紫亜が言うから見に来たのに全然そうじゃ無いじゃないか。がっかりー」
「がっかりなのは俺だよ。助けに来たんじゃないかい」
「ああ」
ひどい。
「どうでもいいかも知れんが早く空き教室に戻ってこい。瑠宇がまずい事に……」
目をそらして話す知元。
何が有ったんだろうか。
「分かった。じゃあ行こう」
二人で空き教室目指して走り出す。
「いだ!」
知元さんが転んだのでさっきのしかいしに保健室に投げ込んできた。




