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保健室の恐怖
「秀ちゃーん。それじゃあ、健康かどうか見れないわよー♡」
「いやそのですねー。ベットで寝かせて貰えば十分なんですけど……」
迫りくる危機――保健室の先生、斎藤先生。
「だから、ほ、ん、と、う、に大丈夫ですって!」
「でもー、大丈夫じゃないから保健室来たのよね」
「まぁ、そうなんですけど。足だけなので、別に上脱がなくても……」
今、保健室ナウ。
俺は保健室に連れて来られ先生に心臓がどうとかこうとかだから上脱げ。と言われている状況なのだ。
正直まじでやばい。
これじゃあ、男ってわかっちゃうよ!
「いいのさぁ」
しかも言い訳するたびに先生が寄ってくる。
もう勘弁。
「取りあえず足! 足!」
「そう? じゃあ」
と言って足の手当てを始める先生。
しかし、危機が去ったわけではない。
「こんどこそ……見せてネ♡」
もう誰か助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!




