表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/64

瑠宇の弱点

「あいつ等いつ来るんだよ! まったく来るなら早くしてくれ!」


 朝の一件から時が過ぎ放課後になった。


 ここに集まったのは俺、瑠宇、知元、ミイの三人だった。

 

 紫亜は演劇部の用事だとか。


 ちなみに神埼先生はコピー機を壊したので説教だそです。


 何故、知元がいらついているかと言うと、まだ『プリンセスローズY・S・S』がルールを発表しにこないからだ。


 『プリンセスローズY・S・S』の百合ノ条さん、桜さん、牡丹さんとは知元が同じクラスなので昼休みの時、放課後ルールを教えに来いといったようだ。


「知元いい加減落ちつけよ……」


 瑠宇さんもこの状況に呆れている。


「うるせー! 瑠宇なんか瑠姫に捕まって強制デートさせられれば良い!」


「瑠姫?」


「ああ、秀は知らないよね。瑠姫ちゃんは紫亜と神埼先生の他に僕らを男って知っている人なんだ。瑠宇一筋で瑠宇が毎回困ってるんだよね」


 ミイが苦笑いしながら説明している。


 瑠宇はいつの間にか部屋の隅でうずくまっていた。


 この姿は神埼先生にそっくり。


「失礼いたしますわ」


 このどうにもならない空気とは知らず入って来た『プリンセスローズY・S・S』の皆さん。ていうか3人。


「神埼先輩は何を……」


 流石に引いていた。


「ああ、瑠宇の事だ気にするな」


「知元、それは瑠宇が可哀相だよ……」


 ミイ。ごもっともだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ