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チョコレート大事件☆


「凄いですね知元さん」


「でも、それが思いつくという事は兄ちゃんもネーミングセンスないんじゃ」


「そんなこと無いだろ!? 俺だったら『男子入学作戦』とかするぞ」


 神埼先生ほどでもなかった。


「じゃあ、知元ので良いな」


『サンセー!』←この声に神埼先生は入っておりません。


 約一名が見慣れた格好で部屋の隅っこで落ち込んでいるがもう慣れた事なので無視しておきましょう。


 その時近くにあった冷蔵庫が大きい音を立てて爆発した。


「なんだ!?」


「私のチョコレートがぁァァァァァァァ!」


 冷蔵庫の中はチョコレートしか入っていなかったようだ。おかげでこの部屋一面がチョコレートで埋まった。


「このままじゃとけちゃいますよ!」


 ミイさんが焦った様子で言う。たしかにさっきの爆発で少し解けている。


「よし! 皆で食べるぞ」


「私のチョコレートなのに……」


 そんなこと言っている場合じゃないと思う。


「何でこんなに有るの? 食べきれないよ!」


「気持ち悪い……食い過ぎた。瑠宇お前神埼先生の保護者だろ? お前が食べろよ!」


「はあ? 俺は年上だぞ!? それにこんな姉ちゃんの保護者なんて御免だ!」


「普通は私が保護者だぞ!? 知元お前何言ってんだ!」


 バカ騒ぎしてるんなら早く食べてほしい。喉かわいてきた。


「神埼先生お茶買ってきてください」


「何で私が」


「貴方が原因でしょう」


「う……」


 しぶしぶとだがコンビニ向かってくれるようだ。


「もう、知元お前食え!」


「うわ! チョコを投げるなよ!」


「知元は外! 福は内!」


 本当にこの人達年上なんだろうか。


「チョコフォンデュにすればいい」


「でも、何を?」


 おお!ここでまともな紫亜さんの意見だ。助かったぁ。


「私、板チョコ持ってるから」


「「もっと辛くなるだけだ!!」」


 初めて二人がまともな発言をした。


「たしか、らっきょうも……」


「「よくそれで食えると思ったなぁ!?」」


 その後コンビニでお茶を買ってきた先生により一命をとり遂げました。


『み、水ぅーーーーーー!!』



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