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「ソロンはどこにいるのですか。」
母上――フロリダは冷たく美しい声で問うた。
「母上、ぼくはここです。」
と素直なソロンくんは答えてあげた。
やさしいでしょ。
「そこなのねぇ〜。―――《火球》!」
いきなり火の玉を実子に投げつける大人。
みんなはこんなんにならないでね。
まあ、ともかく火の玉だ。
「《吸収》!」
《魔術発動:無色 消費MP:-65 経験値:+560 属性値:炎が+65たまりました。ファイアがうてます。》
なんということだろう。ぼくの《無色》くんは実に優秀だ。
なんとストックした属性値をここぞというときに使えるらしい。まだ《炎》しかためてないけど。




