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帝国兵との衝突&追撃

さぁてと、一仕事しますか!

「死ね!神の怒りに焼き貫かれて————『神之怒(メギド)』‼」

光の乱舞が帝国軍を残酷にも殺戮し始める。5万もの大群が殲滅するのに5分もかからなかった…

「ふう…こんなもんかな…

やっぱ『神之怒』は魔力のコスパが良いな!低コストで高威力!こんな素晴らしい技を発明するとは…

リムルは恐ろしい」

「カイト殿!助けに来たぞ!………兵はどちらに?」

「全員倒した」

「は?」

「だから、全員倒した」

「5万の軍勢を?」

「うん」

「1人で?」

「うん」

「…魔力は大丈夫ですか…?」

「全然平気」

「…一旦王国戻りましょう」


王城で

「カイト、貴殿にはその功績を称え、公爵の位を与える。国のために励んでおくれ」

「は、はい…分かりました…」

なんでこうなった?子爵の位をもらってから1日も経ってないよ?

「僕なんかが公爵の位をもらって良いのですか…?」

「ん?足りないか?ならば、騎士団長の位もやろう!騎士の教育なども任せるぞ!」

「いや、そうじゃなくて……」

「これから頼んだぞ!」

「……はい……」

「あとこの指輪をやろう、仕事が出てきたら光らせるから見逃すでないぞ!」

「承知いたしました…」

ああぁぁぁぁ!なんでぇぇぇ!平穏に生きたかったのにぃぃ!………しかたない………

ここまで来たら……徹底的にやろう…

「退出して良いぞ」

「は、はい」

お城から出て〝紅き烈火〟の拠点に入ると…

「カイトどうだった?それよりも帝国軍が来ているらしいぞ!準備しろ!」

「あー……そのことなんだけどね……壊滅させちゃった」

「は?…何を?………まさか……帝国軍を…?」

「う、うん…」

「噂では5万はいたはずだが?」

「壊滅させちゃった!」

「強いのは知っていたが、ここまでとは想像できなかったな……で?こんだけ功績を上げてるんだ。褒美は何だったんだ?」

「えっとー…公爵の位と騎士団長の位だね…」

「「「「は?」」」」

黙って傍観していた他の人たちも驚きを隠せなかったようで固まっていた

「カイトは何がしたいの?」

「いや、別に何も。たまたまこうなっただけだから」

「たまたま……ね……」

リルさんは悟りを開いたかのように一点を見つめていた

「あ、僕もう一つやることがあったんだった」

「何?まさか帝国を滅ぼすとでも言うの?」

「お、せいかーい。良く分かったね!」

「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇ!」

「ん?」

「ん?、じゃないよ!危ないよ!」

「僕の心配をしてくれてるのか?それなら大丈夫だよ!あの魔法があるし……」

「違う!帝王は何故かどんなに強い攻撃も効かないんだ!カイトでも勝てないぞ⁉」

「大丈夫だろ、行ってきまーす!あ、ガレンさん!」

「なんだよ……?」

「国王にこの手紙渡しておいてください!」

「これは?」

「しばらく国を抜けることとこれからすることについて書いてありますからちゃんと届けてくださいね!それじゃ!」

「え…あ…行っちゃった……

仕方ない届けてくるわ」

「あ、うん、いってらっしゃい」


宮殿

「………何だこれは?」

「カ、カイトからの手紙です…」

そこにはこう書いてあった

[国王へ、私は王国を滅ぼそうとした帝国に仕返しをするために帝国を滅ぼすことに決めました。援軍は必要ありません。また帝国の別働隊が攻めてきた場合は、紙に記載してあるこの魔法陣に魔力を込めてください。事前に私が王国に張っておいた結界が作動します。この結界は短くとも10年は作動すると思います。ちなみにこの結界は外から中への攻撃は防ぎますが中から外への攻撃は防がないので、一方的に攻撃することが可能です。それでは良い報告を楽しみにしていてください。]

「あいつ……その行動力は褒めるが……援軍の必要がないだと?帝国は億を超える兵を所持しているはず……

それに……10年も作動する結界だと?本当にそんな事ができるのか?」

「カイトにはできるのでしょう」

「ふむ…もしもの時に備え、再び兵を集めるのだ!冒険者も収集せよ!」

「は!すぐに立て札を用意します!」

「カイト…無事で帰ってこいよ」


帝国

「うーむ…遅い!遅すぎる!王国を落とすのにどれだけかかっているのだ!せっかく最新兵器の転移玉を使って奇襲したというのに……まだ帰ってこないのか⁉

ハロムド王を国に招待したときに殺す予定だったのに何者かに防がれてしまったからな……さっさと落としたいのだが…」

「恐れ入りますが……王国も兵を持っていないわけではありません。きっと必死で防いでいるのでしょう!すぐに落とせると思いますよ」

「なら良い、気長に待つとしよう」

「し、失礼します!兵が帰ってきました!」

「ほお、落とし終わったか。しかし、えらく時間がかかったな」

「違います!兵の数は1人……騎士団長のみです!」

「何だと⁉帝国軍が負けたとでも言うのか⁉騎士団長をここに呼べ!」

「は、はい!」

帝王は1人考えにふけっていた

なぜだ?なぜ負けた?王国も新たに兵器の開発を始めたと噂では聞いていたが……まさか⁉

新しい兵器の開発に成功したとか?それだったら負け

るのも納得するな、まずは話を聞いてから対策を考え王国を攻め落とすか…

「こちらです」

「案内ありがとう」

「騎士団長……いや、リターよ。どのようにして負けたのだ?」

「1人の少年によって軍は壊滅しました。」

「なんだと⁉」

「ええ、王国の方角から飛んできました」

「飛んできた……?王国は空を飛ぶ兵器でも開発した のか……?」

「おそらくそうだと思います」

「王国め……許さん……! 1億の兵と5000万の魔道士を王国へ向かわせろ!」

「は!」

「5000万の兵と5000万の魔道士で守りを強化しろ!」

「承知しました!」

「陛下!大変です!謎の少年によって攻撃されています!」

帝王とその配下たちは城の窓辺に駆け寄り戦場を見た、その時はカイトが巨大魔法を放った瞬間だった

「あの少年か?」

「はい、あの少年です」

「迎撃しろ!」

「はい!私も行ってまいります!」


いやあ、兵が本当に多いなぁ、やっぱここは『神之怒』のほうが良いかな?

「結界だ!結界を張れ!」「魔法結界と自然結界を発動させました!」

うーん、結界か……『神之怒』は通用しなくなっちゃたかな?

まあいいや、結界を上回る威力を出せばいいだけだし!

「神へ祈りを捧げ給う。我は望み、聖霊の御力を欲する。我が願い、聞き届け給え。万物よ尽きよ!『ディスインテグレーション』‼」

魔法陣が出現し結界もろとも数千の兵を消し尽くした

「なんだと⁉結界が…⁉」

『神之怒』は強いし、コスパもいいんだけど…補充がめんどくさいんだよなぁ…うーん……もっと早く掃除たいな……

この欠点を補えるキャラは…

「あ、そうだ!」

二重トレース:『リ◯ル=テンペスト』『ジェ◯ド(ギザルム)』

「『千羽鴉(せんばがらす)』!そして、『神之怒』‼ 」

「な、なんだこれは!紫の…槍…?それと…何だ⁉

何が光っている⁉」

「結界も発動しません!術式を完全に破壊されまし

た!」

「攻撃も射程外にいるため届きません!」

「くそっ!撤退だ!」

リターは同じ手段を使って逃げようとした…しかしカイトが対策を立てないわけがなく…唯一の逃げ道が封じられてしまった…リターのスキルは『統治者(すべるもの)』。自分の軍にいる兵を操ることができる。『神之怒』は装填に数秒かかり、人を1人2人貫くのが限界だと判断したあとは、自分を守るべく、肉の盾を用いて帝国まで逃げてきた……しかし、そこに何人でも貫通できる

『千羽鴉』が加わったらどうなるか?答えは簡単だ、絶望である


くっそ何なんだ⁉

王国に攻めたときは紫の槍なんてなかったじゃねぇか!……ん?紫…?紫といえば魔力…そうか!

「お前ら!浄化結界を張れ!」

「ま、浄化結界ですか⁉しかし、それでは魔法は防げませんよ?魔力結界は中の魔力を浄化し、純粋な空間を作るための結界で…」

「うるさい!いいから張れ!」

「わかりました!」

「ふむ、やはり…!」

魔力結界を張った瞬間、『神之怒』の光は今だ荒れ狂っているが紫の槍は来なくなった…結界に触れ、消えてしまったのだ、しかし、結界ごときがカイトを阻むことができず…


へぇ…結界っていろんな種類があるんだなぁ…まあ、『ディスインテグレーション』打っちゃえば結界は破壊できるし、さっさと壊滅させて帝王とご対面と行こうじゃないか!

その後、カイトは攻撃をさらに激しくして壊滅させた

「さて…兵はあらかた片付いたかな?」

そうつぶやき、帝王がいる宮殿へと足を進めるその姿は、控えめに言っても邪悪だった

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