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プロローグ 妹上司爆誕

 あいつは、突然やってきた。


「本日から営業部の部長として働かせていただきます、幻中唄子です」


 そう名乗る女は、俺こと幻中夢都が所属する営業部の上司として現れた。


「前任者の作業は引き継いでいるので、いつも通り作業してくれ」


 そう冷たく言うと、並べられたデスク群のお誕生日席の位置に独立したデスクに腰を下ろす。


 いつも座っていたかのようにスムーズに座るその人。突然やってきて平然と振る舞っている。そもそも新しい部長が来るなんて聞いてないぞ。


 謎が多い人だ、周りのみんなもザワザワとしている。だが俺は知っている、この女の正体を。


 なぜかと言うと――


「唄子、いつの間にそんなキャリア手に入れてたんだよ。というかいつの間に就職活動してたんだ?」

「お兄ちゃん……」


 そう。目の前で偉そうに足を組むこの女は、この俺の実の妹である。

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