二十五話 式典 下編
シャンバラは、居心地が悪かった。なぜならそこら中からシャンバラが注目されていたのは、もちろん原因は飾緒と徽章であるがシャンバラ本人は、何のことだがわかっていない。
なんで注目さてているのかわからないシャンバラが考えていると貴族たちより数段上にある王座の下に控える近衛兵が槍の石突で床を三度たたくと一瞬にして会場は静かになり直立不動なった。すると王座の左側から二人の男が出てきた。前方を歩くのは、第二五代皇帝ルヘルム・アドル・パプスブルグフランソワであるのだ、実際ルヘルムの首からは、皇帝の証である勲章と手には、帝杖が握られていた。その後ろを燕尾服を着た宰相のリーラング・フォン・カリア侯爵であった。
皇帝が大座に着席すると宰相が宣言した
「これより、共和国と戦争での褒章式典を行う」
大きく宣言した。宰相は今回の戦争での損害と獲得した領域について報告した。
「今回の戦争では、宙軍では戦艦5000隻 巡洋艦1万隻 駆逐艦2万隻 空軍は、4000機
陸軍では、戦車を1万台 損失 人的損失は870万です。」
戦争で失った数の多さに驚いてしまった。しかもこの数は端数を切り捨てたものでさらに多い可能性は大いにある。
「獲得した領土に関してですが、これはいまだ暫定的なものであり確定咲いたものではありませんが、縦横10万光年ほどの領土を得ました」
ここでの領土は、銀河での大きさを示しており、帝国民が生活できる惑星は限られるだろうが、数か月の戦争で獲得した領土では過去最大である。
「それでは、褒章をかしする。」
こうして褒章対象の家が呼ばれ言った。こうしてようやくインドラが呼ばれた。
「最後に第1位伯爵位インドラ・フォン・ブリュンヒルト前に」
呼ばれた父は、王座の前まで歩いて行った、そのあとをシャンバラも付いていきインドラの半歩後方で父と同様に膝立ちになった。そうすると、今まで一言も喋らなかった皇帝が話し始めた。
「我、第25代皇帝ルヘルム・フォン・パブロフランソワは、汝に辺境伯位を与え汝を第6辺境拍とする。また、貴官の軍階級を元帥とし元帥府を開くことを命じる。」
「畏まりました」
頷いたインドラは、立ち上がり王座まで近寄り、皇帝から辺境拍杖を受け取りシャンバラがいる位置に戻りさらに元の位置にシャンバラと戻っていった。
シャンバラたちが元の位置に戻ったことを確認した、宰相は、閉会を宣言し案外すんなりと終わってしまった。




