十話 機内と帝都
離陸から二時間ほどたったが周辺は、一面海しかなかった。時たま護衛機が確認できたがそれ以外何も見れなかったが、ここ2時間程は入学試験の学習をしていたがいい加減集中が途切れてきていた、そこにサバラが部屋に入ってきた。
「シャンバラさま、そろそろお休みください」
「そうか、しかし大丈夫だぞ」
「いえ、お休みください。8日に試験がありますがそこまでに時差ボケをなくしておきたいのでお休みください。」
「そういうことか、では休んでおこう」
こうしてシャンバラは少しの睡眠を行った。それからしばらくして少し問題が起きていた。不審機が現れたのだ。コックピットは、緊張感が漂っていた。
「ジン少尉、ラガン中尉を起こしてきてくれ」
「了解しました」
しばらくして、少尉に呼ばれた。ラガンがやってきた。
「状況は」
「はい、2分前から不審機を確認すでに直掩の護衛機二機が向っていますが後5分ほどランデブーです。」
「そうか、現在直掩の護衛機は、18機か。少し心配だな」
「どうされますか」
「速度を少し上げろ」
「了解しました」
5分後、護衛機から連絡が入ってきた。不審機は、シャバンと同様に試験に向っていた。貴族の機体であったが、あちらは、下級貴族であったためあちらが離れて飛ぶこととなった。緊張が解かれた。
「よかった。最近は、帝星でも時たまテロが起きているらしい」
「そうなのですか」
「そうだ。先週も準男爵が襲われたらしい」
「嫌ですよね。どうせラグラ教のものでしょう」
「だろうな。結局、護衛機が撃墜したようだが、護衛機が3機落とされたようだ」
「しかし、ジン少尉このことを知らないとは、学習不足だぞ」
「ジンは、帝都到着後、調べて報告書を上げておけ」
「了解しました」
「あと、サバラ様にも伝えておけ」
「了解です」
こんなことがあったのだが結局、シャバンが知ることはなかった。
しかし、シャバンは昨夜寝たのが遅かったこともあり到着の2時間前に起きたのであった。窓から見える景色は、変化していた。海から陸地へと変化していた。のどが渇いていたこともあり、サバラを呼んだ。しばらくしてサバラがやってきた。
「どうされましたか」
「のどが渇いた。紅茶を頼む」
「畏まりました。」
お茶を入れながらサバラは、今の現状について話していた。
「現在、専用空港から2時間ほどの位置にいます。また、護衛機に関してですが。帝都から半径2万キロは侵入が禁止されています。ので先ほど離脱していきました。代わりと言っては何ですが帝都護衛隊の機体が護衛しています。また、C15はこれに含まれないので同伴しておりますが、半刻後速度を上げ空港に先に向います」
「そうか、了解した」
その後、紅茶を飲み終わった後。また、シャンバラは、勉強を始めた。
「シャンバラ様、そろそろ到着です」
窓の外には夜景が広がっていた。確かにもう少しのようだ今回のフライトのほとんど寝ていたが帰りは、起きておこうと、シャンバラは誓ったがそのことは果たされることはなかった。
空港に到着した後、シャンバラの乗る機体は、伯爵家の者たちが使うエリアに案内されたこれは、各伯爵家に振り分けられたエリアであるが、爵位によってこの広さは、変化する。ブリュンヒルト家は、シャンバラが乗ってきた機体が20機止めても余裕があるだろう。そのエリアの手前には、先に到着していた。C15が2機駐機していたが片方は、戦闘員が乗機していたがもう二機には、VV-28が乗っていたもだろう。機体のノーズドアが開いてその前に、VV-28が駐機していた。
「ここが帝都貴族専用空港か、広いな」
「大きさは、約12,145ヘイホーエトルと言われています。」
「我が基地の10倍か」
「その通りでございます。しかし帝国市民の空港は、この2倍あります。皇族専用空港護衛隊と共同運用になりますがこの空港の5倍ほどあります。」
「そんなに広いのかそれにしても、外は寒そうだ。今は何時だ」
「はい、帝都時間19時50分です。」
「そうか、意外と早く着いたな」
「はい。しかし。そのため、VV-28の準備が終わっていません。後、十分ほどお待ちください」
「わかった。準備が出来たら呼んでくれ、少し汗を流してくる」
「畏まりました。着替えを用意しておきます」
「よろしく頼む」
こうして、帝都にシャンバラは到着したのであった




