第三十二章子供だった
テイ、猫のマメ、水の魔王イケ、火の魔王、ITKのボスバロの五人は北の方に向かったのだった。
「そういや、火の魔王の名前って何なんだ?」
テイが火の魔王に聞いた。
「そういや、まだ名前言ってなかったな。ヒーノだ」
「って言うか、ヒーノって子供みたいな名前ニャね」
「ギクッ」
「確かにそうだな」
テイが言った。
「テイもそう思うニャよね」
すると、とつぜん火の魔王が歩くのをやめたのだった。
「お前ら二人とも、このことは絶対に誰にも、言うなよ。実はな。俺は子供なんだ」
すると、火の魔王から、もくもくと煙が出て、体が小さくなっていったのだった。そして十歳ぐらいの子供の大きさになったのだった
「いったいどうなってんだ?」
「要するに俺は子供だけど魔王になったってこと。でも、このままじゃ戦えないから、変身魔法で、大人の姿になっているんだ。そして火の魔王は、大人の姿に戻ったのだった。
「まさか、そうだったとはな。水の魔王は知ってたのか?」
「知ってたぜ。一部の魔王はみんな知ってるぜ。もちろん、ITKのボスも知ってるぜ」
「そろそろ、走るぞ」
そのころ、シナは意識がない状態で椅子に拘束されていたのだった。




