試験
・赤木「よし!」
これで準備完了っと
・赤木「さてと、そろそろ行くか」
そうして俺は宿をでた。
今日、【正軍】入隊の試験はこの国の中央街の訓練地にて行われる。
この入隊試験に合格することでやつらと互角に戦える力を授けられる。
・赤木「ここが中央街か、大きい建物がたくさんあるな。」
この国はそれぞれ軍事街、中央街、城とわけられている。
中央街は名の通り中央にある街で、そのさらに中央にあるのが政府の本部でもある城【日政城】である。
そして中央街の外側にある街、軍事街は【正軍】に入隊した人達が拠点として滞在している場所である。
・赤木「見えてきたな訓練地」
試験は毎年この中央街にある訓練地にて行われる。
・受付「入隊試験を受ける方は訓練地内に集まってくださ~い」
・赤木「そろそろ試験が始まるな、準備運動を済ませておくか」
そうして準備運動をしていると、正面入口から今回の試験審査をする人達が入ってきた。
・???「よし!入隊希望者は全員集まったようだな」
…と言ったのは金色の髪をまとった大きな男だった。
・???「今回、試験を審査する十軍部隊第四軍総帥ジーン・ライジだ皆よろしく!」
・???「同じく十軍部隊第四軍二番隊隊長【桐須 時雨】です」
・???「同じく十軍部隊第四軍七番隊隊長【牙爪 狼】だ」
・ジーン「以上!この三名で審査していく……といったもののまだ詳しくこの【正軍】について知らぬ者もおるだろうから説明しよう」
「まずは戦闘部隊と支援部隊について話していこう」
「戦闘部隊とはこの入隊試験合格者に授けられる“ソウルアビリティ”を宿したさい、身体能力が上がるだけでなく、稀に特殊能力を宿すことがある」
「この二つの力に目覚めたものだけ戦闘部隊に入れる」
「次に支援部隊は同じく“ソウルアビリティ”を宿したさい、どちらかの力だけに目覚めた者が入る部隊になっている」
「そして次に【正軍】の戦闘部隊である十軍部隊についてせつ…」
・桐須 「はいはいストップストーップ」
・ジーン「どうした桐須?」
・桐須 「そこから先は今回の試験に合格した人達に説明したほうがいいと思いますよジーン総帥」
「正直その説明入隊してからじゃないとわからないですし」
・ジーン「うーむ確かに一理あるな、よしわかった入隊試験合格後に話そう」
「それでは今回の試験内容について説明しよう」
「まず今回は試験が三つありそのすべての試験に合格してもらう」
「試験内容の説明はそれぞれの試験担当が教えてくれる」
「まず第一回の試験担当は牙爪だ、説明頼むぞ」
・牙爪 「へーい」
「じゃあ~第一試験の内容は『生き残れ』以上~」
・全員 「は?」
~次回 <一撃>~