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想う  作者: イズミ
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井の中の蛙

ホントは大海を知らずですが…

私の生まれた穴の中。

飢えも渇きもないその世界


水と闇しかなかったけれど、

頭上にぬける、まあるい空は

ただただただただ

美しく

世界は完璧。

まあるい世界。



だけどいつしか空に憧れ

私は外へと飛び出した。


空へ近づくことだけ望んで。



そこで私は大地を知った。

かぐわしい香と鮮やかな彩。

心はずます新世界。



けれど時々ふと思う。

空にどれほど近づいたのか。



私はただただ歩き続けた。

大地のうえを探し続けた。

空へ近づくすべを求めて。



けれども、それは見つからなくて、

叶わないまま月日は過ぎた。


帰ることすら叶わずに。


ただたださ迷い続けてる。

進んでいるかもわからない。



大地を知らずにいれば良かった。

そんなふうには思わないけど


今も穴から仰ぎ見た


まあるい空の美しさ


忘れられずにいるのです。

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