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200文字小説集 vol.2

サービス2(200文字小説)

作者: 日下部良介

『今度、いつ来られる?』

『来週なら』

『じゃあ、待ってる』


 店を訪ねると“CLAUSE”の札。

 ドアを開ける。

「待ってたわ」

「クローズって…」

「今度は貸し切りだと約束したでしょう」

 思わず苦笑して席に着く。


 話しも盛り上がり、あっという間に時間が経った。

「いくら?」

「サービスするって言ったでしょう。だからまた来て」

 そう言ってウインクする彼女。

 なるほど。これからいくら貢がされるのか…。

 タダより高いものはない。



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― 新着の感想 ―
[一言] タダより高い物はない・・と言いながら、主人公は、通っちゃうんでしょうね。店はスナックか何かなんでしょう。 今は、オンラインスナックなるものが、あるそうで。ジリナのせいで、激変しましたね。
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